弊社では、2019年9月11日に設立20周年を記念し「産学官連携の更なる発展に向けて!」をテーマにシンポジウムを開催いたしました。
シンポジウムURL:https://www.campuscreate.com/twenty_memorial_symposium/
開催にあたり、設立20周年までの歩みおよびTLO法施行30周年に向けた長期ビジョンを以下の通りまとめております。「日本の産学官連携を推進する自律型イノベーションエンジンとして発展」すべく、ポリシーである「お客様の課題解決をオープンイノベーションで実践する広域TLO」を重視しながら、さらなる産学官連携活動を邁進してまいります。
前記TLO法施行30周年に向けた長期ビジョンのうち、重点的な取組としてTLOI2.0を構想し実現を目指してまいります。日本の技術移転(日本版バイドール法の施行)は海外のOTL(Office of Technology Licens)を代表とした約20年の産学官連携の成功実績をもとに導入されたと言われておりますが、日本の産学官連携実績との格差は大きく、知財予算・産学連携人材の縮小が懸念される中で、技術移転マーケティングモデルは一層の進化を必要と考えております。
TLOI2.0はオープンイノベーション2.0のあり方を技術移転モデルへ適用させる概念として構想したものであり、「真に優れた研究シーズ」に集中して、目利きや活用プランの策定、マーケティング活動・社会実装活動に対してTLO以外も含めた多様な連携体によるコンソーシアム体の形成および各々の信頼関係に基づくネットワークや強みを融合して取り組むことを主旨としています。その実現に当たっては、今後、コンソーシアム体形成のための仕組み・体制づくりおよび国際産学官連携推進エコシステムの形成に向けて取り組んでまいります。