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最新情報

【第3回 サイエンス・サロン】光やマルチメディア技術における最先端研究のご案内

2022.10.18

【第3回 サイエンス・サロン】

~光やマルチメディア技術における最先端研究~を2022年10月28日(金)に開催いたします。

 

【開催趣旨】

今日のデジタル化とネットワーク化の進展に伴い、通信ネットワークを経由したサービスの増大が進み、シリコンフォトニクスの通信やセンサ機器への活用、さらにはIoTや5Gの発展と普及に向けた応用が期待されています。本セミナーでは、量子ドットレーザ、光センサーLiDAR、光デバイス、裸眼立体ディスプレイなどの最新研究成果をご紹介します。

 

本セミナーは国際産学連携オープンイノベーションの推進の一環として、英語で実施いたします。

 

【日時】
2022年10月28日(金曜日) 10:15~18:00

 

【事前登録】
Zoomによるオンラインセミナー
事前登録を以下の通りお願いいたします。
↓↓↓

https://forms.gle/VbfDRCU8vVnrGnu67

 

【参加費】
無料

 

【全体プログラム】

午前の部

10:15~10:25 オープニング 主催者挨拶

 

10:25~11:15

講演1「次世代裸眼立体ディスプレイの要素技術:時分割と入り合いレンズ」
筑波大学 システム情報系 掛谷 英紀 准教授

 

11:15~11:20 休憩 (5分)

 

11:20~12:10

講演2「スローライト回折格子ビームスキャナを搭載したFMCW LiDAR」
横浜国立大学 工学研究院 馬場 俊彦 教授

 

午後の部

14:25~14:30 午後の部 主催者挨拶

 

14:30~15:20

講演3「面発光レーザフォトニクスの進展」

東京工業大学 科学技術創成研究院 小山 二三夫 教授

 

15:20~16:10

講演4「シリコンフォトニクスハイブリッド波長可変レーザ」

早稲田大学 理工学術院 北 智洋 教授

 

16:10~16:15 休憩 (5分)

 

16:15~17:05

講演5「異種材料集積技術を利用した広帯域光トランシーバ開発」

東京工業大学 工学院 西山 伸彦 教授

 

17:05~17:55

講演6「量子ドットレーザの進展~シリコンフォトニクスを中心にして~」

東京大学 荒川 泰彦 特任教授

 

17:55~18:00 閉会の挨拶

 

 

【講演内容】

 

午前の部

■講演1「次世代裸眼立体ディスプレイの要素技術:時分割と入り合いレンズ」

講演者

筑波大学 システム情報系 掛谷 英紀 准教授

 

講演概要

現在主流の裸眼立体ディスプレイは、レンチキュラレンズなどを使った空間分割型の技術を用いている。そのため提示画像の空間解像度が低下するという問題があった。一方、時分割で複数視点画像の提示を行うと高精細な立体像の提示が可能となる。本講演では、時分割立体表示技術として時分割パララックスバリアと時分割指向性バックライト技術を紹介する。さらに、後者を実現する入り合いフレネルレンズの詳細と、それを応用した三次元空中像提示についても述べる。

 

■講演2「スローライト回折格子ビームスキャナを搭載したFMCW LiDAR」

講演者
横浜国立大学 工学研究院 馬場 俊彦 教授

 

講演概要
自動運転と共に注目を集める3DイメージセンサのLiDARは、機械式光ビーム走査器を用いるが,最近,小型化,高速化等のためにSi フォトニクスで製作されたOPAやFPAの非機械式走査器が開発されている.一方,我々は,フォトニック結晶導波路スローライト回折格子を搭載した非機械式LiDARを開発した。本講演では,154×32=4928点の点群画像,リアルタイム動作,速度イメージングを実証する.損失低減やノイズ抑制により,100 m級の測距が期待される.

 

午後の部

■講演3「面発光レーザフォトニクスの進展」

 

講演者

東京工業大学 科学技術創成研究院 小山 二三夫 教授

 

講演概要

日本発の技術である面発光レーザの発明から45年が経過した.短距離光通信,プリンタ,マウスの光源として実用化が進められ,現在の短距離光LANやデータセンター内の光インターコネクト用光源として中心的な役割を果たしている。さらに,携帯電話に搭載の顔認証システムや自動運転に向けた3Dセンサ用光源としても広く応用が進んでいる。本講演では,面発光レーザを中心とした集積フォトニクスの研究開発と応用展開について紹介する。

 

■講演4「シリコンフォトニクスハイブリッド波長可変レーザ」

 

講演者

早稲田大学 理工学術院 北 智洋 教授

 

講演概要

シリコンフォトニクスハイブリッド波長可変レーザは、発光特性に優れた化合物半導体光増幅チップと、微小な光回路内での光波の制御性に優れたシリコンフォトニクスチップとを効果的に融合することで高機能なレーザを小型・低製造コストに実現する技術である。本講演ではデジタルコヒーレント光通信、Radio over Fiber通信といった大容量光通信への応用を目的としたレーザ光源と自動運転への応用を目的としたLiDARを紹介する。

 

■講演5「異種材料集積技術を利用した広帯域光トランシーバ開発」

 

講演者

東京工業大学 工学院 西山 伸彦 教授

 

講演概要

将来的な低消費電力かつマルチテラビットを超える超広帯域光トランシーバの実現に向けて、異なる材料を適した場面で利用することが可能となる異種材料集積技術を利用した光回路と、その作製技術の現状について述べる。また、それを動作させる電子回路やアプリケーションについても概説する。

 

■講演6「量子ドットレーザの進展~シリコンフォトニクスを中心にして~」

 

講演者

東京大学 荒川 泰彦 特任教授

 

講演概要

量子ドットレーザは、しきい値電流の温度無依存性、線幅拡大係数ゼロなどの特徴を持つ究極の半導体レーザである。本講演では、量子ドットレーザのこれまでの進展を述べるとともに、シリコンフォトニクスへの展開を中心にして、革新的光源としての今後の展開を論じる。さらに、単一光子源などの量子技術に向けた量子ドットの応用についても言及する。

 

 

【主催】

株式会社キャンパスクリエイト(電気通信大学TLO)

 

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