イベント名 | 【第8回オンラインセミナー】 産学連携オープンイノベーション~大学研究で実現!省人化&安心安全な食の製造現場の未来~ |
---|---|
開催日 | 2021年6月9日(水曜日) 13:00~16:30 |
カテゴリー | その他 |
主催/共催/後援/ 協力/企画運営 等 |
株式会社キャンパスクリエイト(電気通信大学TLO) |
開催内容 |
私たちの日々の生活になくてはならない「食」。その食品製造現場において、安全性の確保と生産性向上は最重要課題といっても過言ではありません。第8回オンラインセミナーでは、ロボットシステムやセンサー技術、衛生管理技術に至るまで、食の製造現場に貢献する最新の大学研究をご紹介いたします。
【参加費】
【全体プログラム】
13:10~13:40 講演1「食品ハンドリング用ソフトハンド」
13:40~14:10 講演2「触覚画像センサと検査への応用」
14:10~14:20 休憩 (10分)
14:20~14:50 講演3「焼成切身缶詰製造工程を事例とするAIベースドロボットシステム」
14:50~15:20 講演4「食品製造機器の洗浄に関わる研究紹介」
15:20~15:50 講演5「最新微生物利用技術」
15:50~16:20 講演6「混ぜながら優しく運ぶ! 腸を規範とした蠕動ポンプロボットの社会実装」
16:20~16:25 閉会の挨拶
各講演後に、個別面談を実施いたします。 研究者ごとに、15分/社、最大3社まで、お申し込みいただけますので、具体的なご相談やご質問がございましたら、ぜひご利用ください。
【主催】
【講演内容】 ■講演1 食品ハンドリング用ソフトハンド
講演者 立命館大学 理工学部 平井 慎一 教授
講演概要 本講演では,食品ハンドリング用のソフトハンドを紹介します。 現在の食品製造においては,食材のハンドリングの多くを人手に頼っている状況ですが近年の人手不足や昨年来のCOVID-19への対応のために,ハンドリングの自動化が望まれています。 当研究室では、柔らかく変形しやすい,バラツキが大きいという特徴を有する食材のハンドリングのために柔らかい材料を接触面に用いたソフトハンドを開発しています。 ここでは,開発しているソフトハンド及び開発環境を紹介します。
■講演2 触覚画像センサと検査への応用
講演者 立命館大学 理工学部 下ノ村 和弘 教授
講演概要 カメラを用いて触覚情報を画像として捉えることができる触覚画像センサは接触表面の微細な凹凸や、硬さの違いを可視化することができます。 これを食品などの検査に応用する試みについて紹介します。
■講演3 焼成切身缶詰製造工程を事例とするAIベースドロボットシステム
講演者 岩手大学 理工学部 三好 扶 教授
講演概要 本講演では、焼成切身缶詰製造工程における定量充填作業を事例としてAIベースドロボットシステムによる省力化・省人化に向けた取り組みを紹介します。 定量充填作業は作業者の経験や勘によって精度が左右されるためAI化することで歩留まり向上も期待されています。 また柔軟、濡れのある焼成切身を安定にハンドリングする必要があり、これらを統合したシステムを中心に今後の展望について紹介します。
■講演4 食品製造機器の洗浄に関わる研究紹介
講演者 東京海洋大学 海洋科学技術研究科 萩原 知明 教授
講演概要 食品製造装置に付着残存した汚れは、微生物の格好の生育の場となることから、食中毒汚染のリスク軽減および製品の品質保全のため、洗浄は不可欠な操作です。 一方で、洗浄は多量の水とエネルギーを必要とすることから、経済的並びに効率的のみならずSDGsの観点からもその削減が望まれています。これに対処するためには、汚れの付着およびその洗浄に関わる諸現象を科学的に理解することが不可欠です。 本講演では以上の観点から我々が行ってきた汚れの付着と洗浄に関する研究を紹介します。
■講演5 最新微生物利用技術
講演者 名古屋大学大学院 工学研究科 堀 克敏 教授
講演概要 名古屋大学工学研究科生命分子工学専攻の堀研究室では、革新的な微生物利用技術を次々と開発し、知財化してきました。新技術を社会実装するため、2017年には、講演者自らが大学発ベンチャーを起業しました。 本講演では、動植物油脂の微生物分解による廃水・廃棄物処理、新奇微生物固定化技術と新型バイオリアクター、微生物パワーを利用した次世代養殖システム、微生物接着タンパク質とその応用等、代表的な創生技術を紹介します。
■講演6 混ぜながら優しく運ぶ! 腸を規範とした蠕動ポンプロボットの社会実装
講演者 中央大学 理工学部 中村 太郎 教授
講演概要 蠕動ポンプロボットは人間の腸管のように配管自身がムニュムニュ動くことによって、固液混合流体や高粘度流体を「混ぜながら運ぶ」という全く新しい機能を有しており、今まで混合や搬送が難しかった材料を「やさしく」「効率的に」混合搬送することができます。 応用事例として食品のほか化学プラントや土砂搬送等について紹介します。
|