発明の名称 | 通信装置及び通信タイミング同期方法 |
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技術分野 | IT |
出願日 | 平成21年4月14日 |
出願番号 | 特願2009-98353 |
公開番号 | 特開2010-251989 |
登録番号 | 特許第5382576号 |
出願人 | 国立大学法人電気通信大学 |
発明者 |
田中 久陽
篠原 健太 |
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概要 | 【特許請求の範囲】 【請求項1】 近隣の他の通信装置との間で双方向に第1の無線信号の送信及び受信を行う通信装置において、 通信タイミングを管理しているタイミング管理部と、 前記第1の無線信号の受信処理を行う無線信号受信部と、 前記無線信号受信部で受信した第1の無線信号に含まれる時刻又はタイミングの情報を平均して得た情報により、前記タイミング管理部が管理する通信タイミングを補正するタイミング補正部と、 外部から送信される時刻情報又はタイミング情報が含まれる第2の無線信号を受信する時刻情報又はタイミング情報受信部と、 第1の無線信号の送信を行う送信部と、 前記送信部から送信される第1の無線信号として、前記時刻情報又はタイミング情報受信部で前記第2の無線信号が受信できた場合に、その受信した第2の無線信号より取得した時刻情報又はタイミング情報を含ませ、前記第2の無線信号が受信できない場合に、前記タイミング管理部で管理された通信タイミングの情報を含ませる制御部とを備えたことを特徴とする通信装置。 【請求項2】 請求項1記載の通信装置において、 前記送信部から送信させる第1の無線信号に含ませる、前記タイミング管理部で管理されたタイミングの情報は、前記タイミング管理部が管理するタイミングと前記無線信号受信部が受信した第1の無線信号の受信タイミングとのずらし量に、受信した第1の無線信号に含まれるずらし量情報で示されるずらし量を加算した時間の情報であることを特徴とする通信装置。 【請求項3】 請求項1又は2記載の通信装置において、 前記時刻情報又はタイミング情報受信部が受信する第2の無線信号は、測位用の時刻情報が含まれる無線信号であることを特徴とする通信装置。 【請求項4】 請求項3記載の通信装置において、 前記制御部は、前記第2の無線信号に含まれる測位用の時刻情報より正確な時刻情報が受信できてから、予め決められた一定期間だけ、前記送信部が送信させる第1の無線信号に受信した時刻情報を含ませ、前記一定期間経過後に、前記タイミング管理部で管理されたタイミングについての情報を第1の無線信号に含ませるように切替えることを特徴とする通信装置。 【請求項5】 請求項1~4のいずれか1項に記載の通信装置において、 当該通信装置は車両に搭載された通信装置であり、 複数の車両間で自律分散型TDMA方式で通信を行うことを特徴とする通信装置。 【請求項6】 近隣の複数台の通信装置で双方向に第1の無線信号の送信及び受信を行う場合に適用される通信タイミング同期方法において、 自らの通信装置内での通信タイミングを管理し、 他の通信装置から送信された第1の無線信号を受信して取得した時刻又はタイミングの情報を平均して得た情報により、前記管理している通信タイミングを補正し、 前記第1の無線信号とは別の、外部から送信される時刻情報又はタイミング情報が含まれる第2の無線信号を受信し、 前記第2の無線信号を受信できた場合に、その受信した第2の無線信号より取得した時刻情報又はタイミング情報を、他の通信装置に送信する第1の無線信号に含ませ、前記第2の無線信号が受信できない場合に、前記管理している通信タイミングの情報を、他の通信装置に送信する第1の無線信号に含ませることを特徴とする通信タイミング同期方法。 |
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