発明の名称 | ミキシング装置、ミキシング信号処理装置、ミキシングプログラム及びミキシング |
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技術分野 | IT, その他 |
出願日 | 平成23年8月31日 |
出願番号 | 特願2011-189187 |
公開番号 | 特開2013-51589 |
登録番号 | 特許第5057535号 |
出願人 | 国立大学法人電気通信大学 |
発明者 |
高橋 弘太
大脇 渉 |
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概要 | 【要約】 【課題】従来のミキシング装置は、特定の音源の音量を低下させる等することで、際立たせたい音源の調整を行うため、聴感上不自然である。そこで、他の音源の音量等下げずに際立たせたい音源の明りょう度を上げるミキシング装置を提供することを目的とする。 【解決手段】ミキシング装置10は、入力信号を周波数領域の信号に変換して、時間周波数平面上の信号データを生成する時間周波数変換部11a,11bと、入力信号の時間周波数平面上でのミキシングを行う信号処理部15と、時間領域の信号に変換して出力信号を出力する周波数時間変換部25とを備えている。入力信号のうちの少なくとも1つを、明りょう度を上げるために他の入力信号よりも優先する優先信号に設定する。信号処理部15が行う優先演算は、優先信号及び/又は非優先信号の振幅及び/又は位相を操作する演算を含む。 【特許請求の範囲】 【請求項1】 時間領域の2つ以上の入力信号が入力され、該入力信号を周波数領域の信号に変換して、時間軸と周波数軸とからなる時間周波数平面上の信号データをそれぞれ生成する時間周波数変換部と、 上記時間周波数平面上の信号データに基づいて演算をすることにより、上記2つ以上の入力信号の該時間周波数平面上でのミキシングを行う信号処理部と、 上記信号処理部の演算結果を入力し、時間領域の信号に変換して出力信号を出力する周波数時間変換部とを備え、 上記2つ以上の入力信号のうちの少なくとも1つは、明りょう度を上げるために他の入力信号よりも優先する優先信号であり、残りの入力信号は、非優先信号であり、 上記信号処理部が行う上記演算は、上記時間周波数平面上の信号データの振幅、位相、遅延量又はこれらの組み合わせのうちのいずれかについて行う、上記優先信号が上記非優先信号よりも優先されて、該優先信号の明りょう度を上げる優先演算であり、 上記優先演算は、上記優先信号の振幅を増大させ、上記非優先信号の振幅を減少させ、該非優先信号の位相と該優先信号の位相とがそろうように、該非優先信号の位相を該優先信号の位相に対して遅延させ若しくは進め、又は該優先信号の位相を該非優先信号の位相に対して遅延させ若しくは進め、又は、これらを組み合わせる演算を含むことを特徴とするミキシング装置。 【請求項2】 上記信号データは、上記時間周波数平面上の離散データであり、 上記信号処理部は、 上記優先信号の信号データの振幅及びその近傍の信号データの振幅に基づいて生成される、該優先信号の信号データのエネルギである優先信号エネルギと、第1のしきい値とを比較し、及び/又は、 上記非優先信号の信号データの振幅及びその近傍の信号データの振幅に基づいて生成される、該非優先信号の信号データのエネルギである非優先信号エネルギと、第2のしきい値とを比較し、 上記比較した結果、上記優先信号エネルギが上記第1のしきい値より大きいとき、上記非優先信号エネルギが上記第2のしきい値より大きいとき、又は該優先信号エネルギが該第1のしきい値より大きくかつ該非優先信号エネルギが該第2のしきい値より大きいときに、上記優先演算を行うことを特徴とする請求項1記載のミキシング装置。 【請求項3】 上記信号データは、上記時間周波数平面上の離散データであり、 上記信号処理部は、 上記優先信号の信号データの振幅と、該優先信号の信号データに隣接する信号データの振幅とを比較し、及び/又は、 上記優先信号の信号データの位相と、該優先信号の信号データに隣接する信号データの位相とを比較して、 上記比較した結果、上記優先信号の信号データの振幅がすべての上記隣接する信号データの振幅よりも大きいとき、上記優先信号の信号データの位相と上記隣接する信号データの位相の関係から該優先信号の信号データのエネルギがピークであると検出されたとき、又は、該優先信号の信号データの振幅がすべての該隣接する信号データの振幅よりも大きくかつ該優先信号の信号データの位相と該隣接する信号データの位相の関係から該優先信号の信号データのエネルギがピークであると検出されたときに、上記優先演算を行うことを特徴とする請求項1又は2記載のミキシング装置。 (以下、詳細は特許公報をご参照ください) |
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