発明の名称 | プロジェクタ装置、映像信号補正装置、映像信号補正方法及びプログラム |
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技術分野 | IT, その他 |
出願日 | 平成22年7月20日 |
出願番号 | 特願2010-163336 |
公開番号 | 特開2012-28877 |
登録番号 | 特許第5590668号 |
出願人 | 国立大学法人電気通信大学 |
発明者 |
橋本 直己
渡邉 暁 |
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概要 | 【要約】 【課題】 プロジェクタ装置で映像を投影する場合における映像補正が、投影面の反射特性を考慮し、かつ動的な変化に対処できるようにする。 【解決手段】 投影された映像を撮像して得られた撮像映像の画素ごとの各色成分の輝度値を計測する投影面輝度計測部130と、投影面輝度計測部で計測された画素ごとの各色成分の輝度値に基づいて、映像中の基準点の輝度に対する輝度の変化率を示す配光マップを算出する配光特性算出部140と、投影面輝度計測部で計測された画素ごとの各色成分の輝度値を、配光マップを用いて正規化して、応答関数を算出する応答関数算出部150とを備える。そして、入力映像信号の画素ごとの各色成分の輝度値を、応答関数及び配光マップを利用して補正し、補正された映像信号を得、その補正された映像信号による映像を投影させる。 【特許請求の範囲】 【請求項1】 入力又は生成した映像信号による映像を投影するプロジェクタ装置であって、 投影された映像を撮像して得られた撮像映像の画素ごとの各色成分の輝度値を計測する投影面輝度計測部と、 前記投影面輝度計測部で計測された画素ごとの各色成分の輝度値に基づいて、映像中の基準点の輝度に対する輝度の変化率を示す配光マップを算出する配光特性算出部と、 前記投影面輝度計測部で計測された画素ごとの各色成分の輝度値を、前記配光マップを用いて正規化して、応答関数を算出する応答関数算出部と、 前記入力又は生成した映像信号の画素ごとの各色成分の輝度値を、前記応答関数及び前記配光マップを利用して補正し、補正された映像信号を得る補正処理部と、 前記補正処理部で補正された映像信号による映像を投影する投影部とを備えたプロジェクタ装置。 【請求項2】 基準となる全面が白色の映像を投影させた際の前記投影面輝度計測部で計測された画素ごとの各色成分の輝度値に基づいて、前記応答関数算出部で基準応答関数を算出し、算出された基準応答関数を初期値として前記補正処理部での補正を実行させ、 前記投影面輝度計測部で計測されたリアルタイムの輝度値と、設定された応答関数によって前記補正処理部で補正された映像の輝度値との差から誤差を検出し、その検出された誤差が最小となるように応答関数を補正する 請求項1記載のプロジェクタ装置。 【請求項3】 前記投影部で投影される映像のぶれを検出する投影ぶれ検出部を設け、 前記投影ぶれ検出部で検出した投影ぶれにより、前記補正処理部で補正する画素位置を補正する 請求項1又は2記載のプロジェクタ装置。 【請求項4】 入力又は生成した映像信号を投影状態に応じて補正してプロジェクタ装置に供給する映像信号補正装置であって、 投影された映像を撮像して得られた撮像映像の画素ごとの各色成分の輝度値を計測する投影面輝度計測部と、 前記投影面輝度計測部で計測された画素ごとの各色成分の輝度値に基づいて、映像中の基準点の輝度に対する輝度の変化率を示す配光マップを算出する配光特性算出部と、 前記投影面輝度計測部で計測された画素ごとの各色成分の輝度値を、前記配光マップを用いて正規化して、応答関数を算出する応答関数算出部と、 前記入力又は生成した映像信号の画素ごとの各色成分の輝度値を、前記応答関数及び前記配光マップを利用して補正し、補正された映像信号を得る補正処理部と、 前記補正処理部で補正された映像信号を出力して前記プロジェクタ装置に供給する出力部とを備えた映像信号補正装置。 【請求項5】 入力又は生成した映像信号による映像をプロジェクタ装置から投影する際の投影状態に応じて補正する映像信号補正方法であって、 投影された映像を撮像して得られた撮像映像の画素ごとの各色成分の輝度値を計測する投影面輝度計測処理と、 前記投影面輝度計測処理で計測された画素ごとの各色成分の輝度値に基づいて、映像中の基準点の輝度に対する輝度の変化率を示す配光マップを算出する配光特性算出処理と、 前記投影面輝度計測処理で計測された画素ごとの各色成分の輝度値を、前記配光マップを用いて正規化して、応答関数を算出する応答関数算出処理と、 前記入力した映像信号の画素ごとの各色成分の輝度値を、前記応答関数及び前記配光マップを利用して補正し、補正された映像信号を得、補正された映像信号を投影用の映像信号とする補正処理とを実行する映像信号補正方法。 (以下、詳細は特許公報をご参照ください) |
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