発明の名称 | 無線通信装置、及び無線通信システム並びに送信タイミング制御方法 |
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技術分野 | IT |
出願日 | 平成22年4月8日 |
出願番号 | 特願2010-89238 |
公開番号 | 特開2011-223227 |
登録番号 | 特許第5435427号 |
出願人 | 国立大学法人電気通信大学 |
発明者 |
田中 久陽
手塚 清豪 |
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概要 | 【要約】 【課題】 通信タイミングを管理する基準局を必要とせず、自律分散的に通信タイミングを制御すること。 【解決手段】 複数の無線通信装置を含む無線通信システムにおける1の無線通信装置は、のこぎり波により示される位相に従って、該位相が最大値となるタイミングで、パルスを送信するように制御する送信タイミング制御部と、該送信タイミング制御部により制御されるタイミングに従って、パルスを送信する送信部とを有する。送信タイミング制御部は、他の無線通信装置からパルスを受信したときの位相が所定の閾値未満である場合には位相を零にし、該他の無線通信装置からパルスを受信したときの位相が所定の閾値以上である場合には前記位相が最大値となった後、該最大値から前記位相を減算した値に設定する。 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数の無線通信装置を含む無線通信システムにおける1の無線通信装置であって、 のこぎり波により示される位相に従って、該位相が最大値となるタイミングで、パルスを送信するように制御する送信タイミング制御部と、 該送信タイミング制御部により制御されるタイミングに従って、パルスを送信する送信部と を有し、 前記送信タイミング制御部は、他の無線通信装置からパルスを受信したときの位相が所定の閾値未満である場合には位相を零にし、該他の無線通信装置からパルスを受信したときの位相が所定の閾値以上である場合には前記位相が最大値となった後、該最大値から前記位相を減算した値に設定する無線通信装置。 【請求項2】 請求項1に記載の無線通信装置において、 前記送信タイミング制御部は、データを収集すべき他の無線通信装置へデータを送信する場合、該他の無線通信装置が従うべきのこぎり波の周期よりも短い周期に、当該無線通信装置が従うべきのこぎり波の周期を設定し、 さらに、前記閾値をθ、前記他の無線通信装置が従うべきのこぎり波の周期をT0、前記無線通信装置が従うべきのこぎり波の周期をTとした場合に、 2((T0/T)-1)<θ≦2-(T0/T) により示される閾値に従って、前記位相を制御する無線通信装置。 【請求項3】 請求項2に記載の無線通信装置において、 前記送信部によりパルスが送信された後に、一定時間アクティブモードに遷移させるモード制御部 を有し、 前記モード制御部は、アクティブモードの時間>前記他の無線通信装置が従うべきのこぎり波の周期-前記無線通信装置が従うべきのこぎり波の周期となるように、前記アクティブモードの時間を設定する無線通信装置。 【請求項4】 請求項1に記載の無線通信装置において、 前記送信タイミング制御部は、データを拡散すべき他の無線通信装置からのデータを送信する場合、前記他の無線通信装置が従うべきのこぎり波の周期をT0、前記無線通信装置が従うべきのこぎり波の周期をTとした場合に、 2T/3<T0 となるように、当該無線通信装置が従うべきのこぎり波の周期を設定し、 さらに、前記閾値をθとした場合に、 θ≦2(1-(T0/T)) により示される閾値に従って、前記位相を制御する無線通信装置。 【請求項5】 請求項4に記載の無線通信装置において、 前記送信部によりパルスが送信されるべき前に、一定時間アクティブモードに遷移させるモード制御部 を有し、 前記モード制御部は、アクティブモードの時間<前記無線通信装置が従うべきのこぎり波の周期-前記他の無線通信装置が従うべきのこぎり波の周期となるように、前記アクティブモードの時間を設定する無線通信装置。 (以下、詳細は特許公報をご参照ください) |
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