発明の名称 | 遷移元素触媒およびその製造方法、並びに選択的水素添加方法 |
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技術分野 | 環境/有機化学/無機化学 |
出願日 | 平成22年6月16日 |
出願番号 | 特願2010-137031 |
公開番号 | 特開2011-20116 |
登録番号 | 特許第5605619号 |
出願人 | 国立大学法人電気通信大学 |
発明者 |
牧 昌次郎
丹羽 治樹 |
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概要 | 【特許請求の範囲】 【請求項1】 白金、ロジウム、イリジウム、ルテニウムまたはレニウムから選択される金属イオンおよびパラジウムイオンを含む溶液を水素ガスと反応させて、前記金属イオンおよび前記パラジウムイオンを還元することによって得られ、 複数の不飽和結合を有する反応対象物の特定の二重結合部を選択的に水素添加することを特徴とする合金触媒。 【請求項2】 白金、ロジウム、イリジウム、ルテニウムまたはレニウムから選択される金属イオンおよびパラジウムイオンを含む溶液に含浸させた担体を水素ガス中に保持することによって得られる、請求項1に記載の合金触媒。 【請求項3】 前記金属イオンが白金イオンである、請求項1に記載の合金触媒。 【請求項4】 パラジウムイオンを含む溶液を水素ガスと反応させて前記パラジウムイオンを還元すること、および、 白金、ロジウム、イリジウム、ルテニウムまたはレニウムから選択される金属イオンを含む溶液を、水素ガス中で前記還元されたパラジウムを含む溶液と接触させることによって得られ、 複数の不飽和結合を有する反応対象物の1置換二重結合部または2置換二重結合部を選択的に水素添加することを特徴とする金属触媒。 【請求項5】 前記パラジウムイオンを含む溶液に含浸させた担体を水素ガス中に保持すること、および、 前記金属イオンを含む溶液を含浸させた担体を、水素ガス中で前記還元されたパラジウムを含む溶液に含浸させた担体と接触させることによって得られる、請求項4に記載の金属触媒。 【請求項6】 前記金属イオンが白金イオンである、請求項4に記載の金属触媒。 【請求項7】 パラジウムイオンおよび遷移元素イオンを含む溶液を水素ガスと反応させて前記パラジウムイオンおよび前記遷移元素イオンを還元する工程を含む、複数の不飽和結合を有する反応対象物の特定の二重結合部を選択的に水素添加することを特徴とする遷移元素触媒の製造方法。 【請求項8】 パラジウムイオンおよび遷移元素イオンを含む溶液に含浸させた担体を水素ガス中に保持する工程を含む、請求項7に記載の遷移元素触媒の製造方法。 【請求項9】 パラジウムイオンを含む溶液を水素ガスと反応させて前記パラジウムイオンを還元する工程と、 白金、ロジウム、イリジウム、ルテニウムまたはレニウムから選択される金属イオンを含む溶液を、水素ガス中で前記還元されたパラジウムを含む溶液と接触させる工程と、 を含む、複数の不飽和結合を有する反応対象物の1置換二重結合部または2置換二重結合部を選択的に水素添加することを特徴とする遷移元素触媒の製造方法。 【請求項10】 前記パラジウムイオンを含む溶液に含浸させた担体を水素ガス中に保持する工程と、 前記金属イオンを含む溶液を含浸させた担体を、水素ガス中で前記還元されたパラジウムを含む溶液に含浸させた担体と接触させる工程と、 を含む、請求項9に記載の遷移元素触媒の製造方法。 【請求項11】 請求項1~3のいずれか1項に記載の遷移元素触媒を、複数の不飽和結合を有する反応対象物を含む溶液中に、水素ガスの存在下で反応させることにより、前記反応対象物の1置換二重結合部または2置換二重結合部を選択的に水素添加するための方法。 【請求項12】 請求項4~6のいずれか1項に記載の遷移元素触媒を、複数の不飽和結合を有する反応対象物を含む溶液中に、水素ガスの存在下で反応させることにより、前記反応対象物の1置換二重結合部または2置換二重結合部を選択的に水素添加するための方法。 |
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