イベント名 | 産学連携オープンイノベーション ~睡眠、ストレスフリー、清潔、QOL~ 第3回オンラインセミナー |
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開催日 | 2020年6月17日(水) 13:30~17:30 |
カテゴリー | その他 |
主催/共催/後援/ 協力/企画運営 等 |
【主催】 株式会社キャンパスクリエイト(電気通信大学TLO) |
開催内容 |
【第3回オンラインセミナー】~睡眠、ストレスフリー、清潔、QOL~
【事前登録】 Zoomによるオンラインセミナー
【参加費】 無料
【開催概要】 4月からシリーズ化して配信しております、(オンラインセミナー)産学連携オープンイノベーションは大変多くの方にご参加いただき、第3回目をむかえることになりました。今回は、新しい生活様式を模索する今、社会で求められる「睡眠、ストレスフリー、清潔、QOL」にフォーカスをあて、この分野で企業様との連携に熱心に取り組んでいる研究者の講演を企画しました。 産学連携に取り組まれる多くの皆様のご参加をお待ちしております。また、今回のセミナーでは、研究者の発表後に、個別相談の時間を設けております。大学研究者との連携を模索する機会としてご活用ください。
【全体プログラム】 13:30~13:40 オープニング 主催者挨拶
13:40~14:10 講演1「顔の皮膚血流から心理ストレスを評価する試み」 東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院 林 直亨 教授
14:10~14:40 講演2「ソフト・マテリアルに知覚化する光ファイバセンサ技術」 創価大学 理工学部 情報システム工学科 山崎 大志 助教
14:40~15:10 講演3「RGB動画を用いた毛細血管の収縮拡張の評価」 立命館大学 理工学部 ロボティクス学科 岡田 志麻 准教授
15:10~15:15 休憩(5分)
15:15~15:45 講演4「放電とミストで清潔に安全に元気に(殺菌・制菌・生体活性化)」 京都工芸繊維大学 電子物性工学研究室 高橋 和生 准教授
15:45~16:15 講演5「機械学習による睡眠個性の可視化と良否判別」 大阪大学 産業科学研究所 第1研究部門(情報・量子系) 福井 健一 准教授
16:15~16:20 休憩(5分)
16:20~16:50 講演6「スマートヘルスケア」 慶應義塾大学 理工学部 情報工学科 大槻 知明 教授
16:50~17:20 講演7「いつでもどこでも体のにおいで健康診断」 東海大学 理学部化学科 関根 嘉香 教授
17:20~17:30 閉会の挨拶
各講演後に、個別面談を実施いたします。研究者ごとに、15分/社、最大6社まで、お申し込みいただけますので、具体的なご相談やご質問がございましたら、ぜひご利用ください。個別面談の申し込みは事前申し込み時のご案内をご確認ください。
【講演内容】 ■講演1 顔の皮膚血流から心理ストレスを評価する試み
講演者 東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院 林 直亨 教授
講演概要 顔の皮膚血流が、味覚などに由来する情動に伴って応答する。この応答は自律神経を介する可能性も示唆されている。これらのことから、顔の皮膚血流応答や、その代用となる計測から、心理ストレスを評価する可能性を考える。
■講演2 ソフト・マテリアルに知覚化する光ファイバセンサ技術
講演者 創価大学 理工学部 情報システム工学科 山崎 大志 助教
講演概要 光ファイバセンサは、電磁ノイズフリー・耐腐食性・耐熱性に優れたセンシング技術として注目を集める。本研究では、ヘテロコア構造により、高いコスト効率でファイバ曲げを計測する新型光ファイバセンサを開発し、医療・介護現場や生活空間にある柔軟物、次世代型ロボットの柔軟皮膚に組み込めるセンサを提案。本発表では、提案センサの概要とその応用事例を紹介する。
■講演3 RGB動画を用いた毛細血管の収縮拡張の評価
講演者 立命館大学 理工学部 ロボティクス学科 岡田 志麻 准教授
講演概要 自宅における健康管理として、血圧計や体温計測が挙げられる。毎日健康評価を行う上で、接触式は煩わしく計り忘れが多くなること、また計測時の安静状態の維持は使用者に負担がかかる。そこで使用者に負担の少ない完全に非接触に循環器系指標を計測する方法を提案する。本研究では、頬画像中のGreenとBlue値の比から、自律神経系活動に伴う毛細血管の収縮、拡張を計測する。これにより、完全に非接触にかつ簡便に循環器系の評価および自律神経系の評価を行うことができる。
■講演4 放電とミストで清潔に安全に元気に(殺菌・制菌・生体活性化)
講演者 京都工芸繊維大学 電子物性工学研究室 高橋 和生 准教授
講演概要 放電により生じるラジカルを生体表面へ照射することにより、細菌に対しては死滅させる効果を発揮できる一方で、種子の発芽や初期生長を促進させることができる。ミスト(水)の導入により、それらの効果を増大させ、放電に伴って発生する人体に有害なオゾンの抑制も可能である。
■講演5 機械学習による睡眠個性の可視化と良否判別
講演者 大阪大学 産業科学研究所 第1研究部門(情報・量子系)福井 健一 准教授
講演概要 睡眠障害に至らなくとも、睡眠は日常の健康や精神面に影響を及ぼす重要なファクターである。睡眠を簡便に計測し、日常の睡眠を管理、そして行動変容や環境制御により良い睡眠に導くことが注目されている。本講演では、日常の簡便な睡眠評価技術として、睡眠中の生体活動(いびき、歯ぎしり、体動)を音によって捉え、それらに基づく機械学習による睡眠個性の可視化手法ならびに睡眠の良否判別手法を紹介する。
■講演6 スマートヘルスケア
講演者 慶應義塾大学 理工学部 情報工学科 大槻 知明 教授
講演概要 本講演では、スマートヘルスケアを実現する技術として、当研究室で開発している非接触生体信号検出技術を紹介する。また、テキストマイニングを用いた感情解析技術を紹介する。まず、レーダを用いた心拍検出や呼吸、瞬きの非接触出技術を紹介する。これら技術により、例えば、住宅での体調不良などの早期発見や、車を運転中のドライバのモニタリングが可能になる。また、テキストマイニングを用いた多クラスの感情分類技術などを紹介する。
■講演7 いつでもどこでも体のにおいで健康診断 講演者 東海大学 理学部化学科 関根 嘉香 教授
講演概要 体表面から放散される微量な生体ガスは「皮膚ガス」と呼ばれ、体のにおいの原因となる。近年の研究により、皮膚ガスの種類・量は、ヒトの身体的・生理的・精神的状態、疾病の有無、生活環境や行為によって複雑に変化することがわかってきた。 この皮膚ガスの変化を検知して、情報として活用することにより新たなイノベーションが生まれる可能性がある。皮膚ガスに関するこれまでの臨床研究例や活用事例を紹介する。 |