ABALが、ビジネス連携をイメージできる「リアルメタバース体験会」を開催

2024年9月18日に、株式会社キャンパスクリエイトと株式会社ABALは「リアルメタバースサービス XR体験およびビジネス連携促進イベント」を、東京・京橋エドグランにて開催しました。

イベントサイト: https://realmetaverse20240918.peatix.com

本イベントは、不動産会社などの施設保有者や、アニメ制作、Vtuber事務所などのコンテンツホルダー、イベント/観光企画会社などの協力会社の方々に、ABAL社ならではのリアルメタバースを用いたXR体験を実際に行ってもらうことを目的に実施しました。

当日は1時間の予約枠が4回設定され、各回10名定員で、まずXRゴーグルを装着しての体験が行われました。コンテンツは3つあり、たとえば「オズの魔法使い」をモチーフにしたXR作品では、360度の舞台空間が構築されており、演者と近しい目線でいろいろな角度からお芝居の成り行きを見守ることができます。また、空間を移動中には、体験者も手を動かすことでビームエフェクトなどを発することができ、参加している楽しさをも味わえます。

また、リアルメタバース空間での物産展も体験。名勝の海を眺めるシチュエーションから、菓子などの物産が並ぶ売場に行き、興味あるものの説明を見たり、気に入ればカートに入れて決済し、実際に購入ができる仕組みです。

3つ目は、Vtuberを目の前にしてコミュニケーションができるというもの。画面を通して見るよりもはるかに臨場感や没入感が持てるものとなっています。

これらのXRは、数m四方のスペースで提供ができるものながら、中身の空間はさまざまに構築可能です。体験者も自社のビジネスやスペース、コンテンツなどがどのように活用できそうかをふまえ、興味深く体験している様子でした。

その後の説明会では、「バーチャル空間デベロッパー」としてバーチャル空間の場所とその中での体験を提供しているABALによる、提供サービスの特徴と連携イメージが伝えられました。

・ABALの強みは、リアルメタバースを用いたビジネス展開を可能にするプラットフォーム「Scape」の提供。「リアルメタバース」とは現実空間で人が集まり、XRゴーグルを装着して、バーチャル空間で互いがアバターのようになってさまざまな体験ができるもの。この領域で15件以上の特許を取得しており、エレベータに乗った感覚で移動するような体験も、そうした技術による。

・「リアルメタバース」の活用例は特定のIPと組んだ展示会や、新車をリアルなCGで展示するショールームなど、さまざま。さきほど体験したような物産展は6自治体で実績がある。リアルなイベントと並行してバーチャル空間でもイベントを実施するのも多数実績があり、ABALではこうしたコンテンツ制作も行えるのが強み。

・なかでもABALが得意とする「リアルメタバース」では、巨大スクリーンのような表現や3D空間/キャラクターによる展示、インタラクティブに操作や買い物ができる仕組みなどが提供可能。最大500平米までのスペースで行うことができ、その場合は同時に100人が体験できる。運営スタッフは1~3名と軽微であり、収益面ではバーチャル空間内の特別なスペースや、キャラクターによるガイド、バーチャルカメラでの撮影などへの課金も可能。

・ABALでは同社主催によるXR施設事業にも注力しており、同社がプラットフォームとコンテンツを提供し、IPホルダーからライセンスを、デベロッパーなどから場所を提供してもらい、チケットやグッズ販売による収益を分配するようなモデルを検討中。

・商業施設やアミューズメント施設などの場所を持つ企業や自治体であれば、必要なタイミングで展開もできるので、たとえば週3日だけ空いているスペースなども活用できる。コンテンツホルダーであれば、ゲームやアニメ、観光地の文化財なども相性がよい。イベント事業者にとっても、バーチャル展開が可能になる。

説明会の後も体験者から質問がなされ、各社の持つサービスやアセットとの連携可能性などについて、活発なやり取りが交わされていました。

XR体験は、事前に連絡を入れれば、中目黒のABAL本社でも体験可能です。ビジネス連携への関心やXR技術の活用を相談されたい方は、ぜひお問合せください。

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