2021.08.16
令和3年8月25日(水)、Zoomウェビナーにてナノテクノロジーセミナー『量子コンピューティング技術の最前線』を開催します。ぜひご参加くださいませ。
【開催日】
令和3年8月25日(水) 15:00~17:00
【開催趣旨】
量子コンピューティング技術は、世界各国で重要技術として位置付けられ、最も活発な研究開発の一つとされています。本セミナーでは、東京大学の武田俊太郎准教授および日本アイ・ビー・エムの山道氏をお呼びし、量子コンピューティングの最新技術やナノ・マイクロ分野への応用についてご講演いただきます。是非ご参加ください。
【会場】
Zoomウェビナーでの実施
【参加費】
無料
【プログラム】
1)15:00~15:10
開会挨拶/NANOBIC施設紹介
2)15:10~16:05 基調講演1
「光量子コンピュータの基礎から最前線まで」
講演者:東京大学大学院工学系研究科 武田 俊太郎 准教授
次世代のコンピュータとして期待が高まる量子コンピュータ。現在、世界各国で様々な方式で開発が進められています。その中で、光を用いた量子コンピュータは、特有の強みを活かして近年目覚ましく研究が進展しています。2020年には中国の研究チームが「スパコンで何億年もかかる計算を光量子コンピュータで200秒で実行した」と発表して話題になりました。本講演では、光量子コンピュータの基礎からはじめて、近年の研究動向や現状の課題を解説します。また、その課題を克服し大規模な光量子コンピュータを目指す我々の研究を紹介します。
3)16:05~17:00 基調講演2
「日本初のゲート型商用量子コンピュータの始動」
講演者:日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 サイエンス&テクノロジー 部長/新川崎事業所長 山道 新太郎 氏
東京大学とIBMは、日本初のゲート型商用量子コンピュータIBM Quantum System Oneの新川崎・創造のもりにおける稼働開始を7/27に発表しました。量子コンピュータはハードウェアそのものがまだ開発競争の最中ですが、平行して量子コンピュータの利活用に向けた応用研究と、量子アルゴリズムを自在に駆使できる人材育成も重要であり、安定稼働中で日本企業や大学の利用がすでに始まっている本システムの意義はそこにあると言えます。さらに東京大学とIBMは次世代量子コンピュータの素材や基幹部品の研究開発を行うHardware Test Centerを6月に開設し、活動を強化しています。本セミナーでは2台のシステムの導入・立ち上げの様子と活動全般について紹介します。
※それぞれの講演終了後に、15分程度の質疑応答を予定しております。
――――――――――――――――――――――――――――――――
主催:川崎市
企画運営:株式会社キャンパスクリエイト(電気通信大学TLO)
【問い合わせ先】
株式会社キャンパスクリエイト オープンイノベーション推進部 042-490-5728