【第1回 グローバル産学連携オンラインセミナー】~韓国・台湾発の半導体技術における最新研究動向と新たな価値~を2022年2月22日(火)に開催いたします。
低炭素社会、超スマート社会を実現に向けて、韓国、台湾の海外の大学が取り組むパワー半導体技術や、ナノセンシング技術についてご紹介します。
【日時】
2022年2月22日(火曜日) 14:00~16:30
【事前登録】
Zoomによるオンラインセミナー
事前登録を以下の通りお願いいたします。
↓↓↓
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_6F7hvv8xRNySpH6_UgAinQ
【参加費】
無料
【全体プログラム】
14:00~14:10 オープニング 主催者挨拶
14:10~14:15 共催者挨拶 株式会社国際融合ビジネス
Korea Science and Technology Innovation Center
14:15~14:45 講演1「パワーデバイス用ワイドバンドギャップ半導体材料の結晶成長法」
韓国 東義大学 先端材料工学科、融合材料コア・ファシリテーター
Won-Jae Lee 李元在 教授
14:45~15:15 講演2「Siナノテクノロジーによる電子式ウィルスセンサーの開発」
台湾 国立陽明交通大学 電気・情報工学科
Hiroshi Watanabe 渡辺浩志 教授
15:15~15:20 休憩 (5分)
15:20~15:50 講演3「モノのファイアウォール」
台湾 国立陽明交通大学 電気・情報工学科
Hiroshi Watanabe 渡辺浩志 教授
15:50~16:20 講演4「Baum: 革新的なSoC電力解析シミュレーション方法」
韓国科学技術院(KAIST) 電気工学科 Youngsoo Shin辛英洙 教授
16:20~16:30 閉会の挨拶
【講演内容】
■講演1
パワーデバイス用ワイドバンドギャップ半導体材料の結晶成長法
講演者
韓国 東義大学 先端材料工学科、融合材料コア・ファシリテーター
Won-Jae Lee 李元在 教授
講演概要
この数十年、SiCを用いたパワーデバイスや、応用システムの開発ニーズが継続的に増加・拡大している。 本講演では、私の研究グループにおけるSiCとGa2O3の研究開発の内容と現状を紹介する。
■講演2
Siナノテクノロジーによる電子式ウィルスセンサーの開発
講演者
台湾 国立陽明交通大学 電気・情報工学科 Hiroshi Watanabe 渡辺浩志 教授
講演概要
新型コロナ禍以前ほとんど注目されなかった電子式ウィルスセンシングが今後技術的トピックとなる可能性が出てきている。IoTセンサーでもあり、市中や人々の生活環境に近いところで利用可能な状態で分配すればウィルスの伝染状況をいち早くキャッチし、自動的にAIに転送して利用できる可能性がある。従来の検査より早く手軽なIoTセンサーでなければならない。電子式ウィルスセンサーの性能はLimit-of-Detection (LoD)の低減と検査時間の短縮によって向上する。本講演では、両者を同時に実現するための半導体ナノセンシングシステムに関して紹介する。
■講演3
モノのファイアウォール
講演者
台湾 国立陽明交通大学 電気・情報工学科 Hiroshi Watanabe 渡辺浩志 教授
講演概要
近年業種によらず製造業がサイバーアタックの標的となっている。サプライチェーンに影響し、経済システムに多大な損害を与え得ることが認知されてきている。これは製造業でAIの導入や装置の遠隔操作が普及してきた証でもある。すなわち、工場の製造装置もAIで制御されるIoT機器なのである。論理アカウントの閉じたグループを形成するファイアウォールは有効なサイバーセキュリティ対策の一つであり、これを製造業に導入することはメリットがある。しかしながらIoT機器は論理アカウントと異なるハードウェア(モノ)である。そこでモノのファイアウォールを実現する方法が必要となる。本講演ではそのコンセプトを簡単に紹介する。
■講演4
Baum: 革新的なSoC電力解析シミュレーション方法
講演者
韓国科学技術院(KAIST) 電気工学科 Youngsoo Shin 辛英洙 教授
講演概要
シミュレーションモデルベースのSoC電力解析ソリューションに様々な課題がある。本講演では、モデルベース設計を用いた新たなSoC電力解析のアプローチ方法―Baumを紹介する。また、Baumを利用したパワーモデルの再利用や、パワーモデルとエミュレータの統合、パワーデバッグなどの使用事例も紹介する。
【主催】
株式会社キャンパスクリエイト(電気通信大学TLO)