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経営企画部 永良 慶太
SEQSENSE株式会社
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自律移動警備ロボットで「世界を変えない」
SEQSENSE株式会社は日本企業として初の自律移動型警備ロボット「SQ-2」の開発を行っております。
「SQ-2」は独自のセンサー技術や画像認識技術など高度なテクノロジ―を駆使することで生まれました。
人手不足が深刻な警備業務を人に代わって、もしくは人と分担して行うことを可能とします。
今後は警備以外の領域においても、ロボットの自律移動技術の改良や安定化を模索されている企業との連携も希望します。
【背景】
警備業界における人手不足は非常に深刻な状況にあります。
実際に2018年度の東京都の警備業の有効求人倍率は18倍に達しており、現場はぎりぎりの運営体制が求められています。
実際に警備員の現場から「月の残業時間が80時間を超えることが多い。」「ぎりぎりの人員で回しているため、トラブルが起きると現場が回らなくなる。」「夜勤明けは体力的に疲弊しており、立哨業務の立ちっぱなしは非常に辛い。」といった悲痛な声を聞いています。
一方で、オリンピックをはじめとした大規模イベントや、再開発に伴う新築ビルの増加など警備業の需要は非常に大きな高まりを見せています。
実際にロボット導入余地のある東京23区の大規模ビルの棟数は2020年の時点で234棟に達しており、その後も増加すると予想されています。
また警備業全体の売上は3.5兆円と非常に大きく、ロボット警備が活躍できる余地は非常に大きいです。
そこで我々のロボット「SQ-2」は、警備業において負担の大きい立哨・巡回業務の一部を代替することで、人手不足の解消と警備業のイメージアップに貢献します。
【技術内容】
・自律移動ロボット:周囲の環境情報をセンサーを用いて計測し、その情報から地図上のロボット位置を高精度に推定し自律的に移動する技術を持っています。
これらの機能を、人が多い環境下でも安定して実現できるソフトウェアを開発しました。
・クラウドシステム:カメラの映像をリアルタイムに配信しクラウドシステム上で見ることができます。
また何か問題が発生した際は、遠隔で任意の場所に移動することができ、防災センターから声掛けすることもできるシステムを開発しました。
上記、二つの技術が組み合わさってロボットによる警備サービスを提供することが可能になっています。
【技術・ノウハウの強み(新規性、優位性、有用性)】
・独自の3次元LiDARにより、比類のない広視野角を低コストで実現している点
(足元の障害物にぶつからない。移動制御にカメラを使わないため、暗所でも動ける。)
・独自開発の高効率かつ高速な処理が可能な経路算出ソフトウェアを利用し、変化する環境の中でのリアルタイム応答性の高い移動を実現することで、安全な巡回運用が可能な点
・多用なバックグラウンドを持ったエンジニアが在籍しているため、ホテル・工場・商業施設・オフィスなど将来的に多様な環境への対応が可能な点
(小惑星探査機「はやぶさ」、Google傘下SCHAFT社二足歩行ロボット、福島第一原発探査ロボット、大規模石油プラント自動巡回点検ロボット等の開発者が在籍)
・国内で前例のない、エレベーターと連携して自律的にフロア移動できる点
・日本初で商用化を達成し、その後もハード・ソフト・クラウド・AIを含め地道な改善を続けてきているため、ロバスト性が高く安定的なサービスを提供できている点
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