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統計エキスパート人材育成プロジェクト 動向

文部科学省では令和3年度の予算案として、統計エキスパート人材育成プロジェクトを新規事業として計画しています。

予算規模は約3億13百万円と大きく、後述の資料中の副題では「ポストコロナ社会における研究のDXの実現のための基礎となる⼈材の育成」とされ、期待が大きい事業です。以下にご紹介します。

 

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(背景・課題)
✔ ポストコロナ社会における研究のDXの鍵となるデータの利活⽤のためには、⼤量のデータを分析・解析するための統計人材が必要不可欠であり、データ駆動型研究の推進に伴って、統計的素養を十分に有していないと対処できない課題(リアルタイムビッグデータ解析等)への対応の需要も増している。

✔ しかしながら、他国における統計学部を有する大学数(米国では177⼤学)に比べて、我が国では5大学(滋賀大、横浜市立大、武蔵野大、広島大、長崎大)しかなく、⾼度な統計学の専⾨知識を⾝に付ける場が⾮常に少ない。

✔ そのため、米国等に比べて、我が国の統計研究の人材は少なく、高度な統計学のスキルを有する人材の育成及び統計⼈材育成エコシステムの構築は急務。

 

(事業概要)

⼤学共同利用機関・⼤学等がコンソーシアムを形成し、大学等における統計学の教育研究の若⼿中核人材の育成を⾏う取組を公募により国が支援

 

○ 中核機関は人材育成プログラムを開発
○ 中核機関は、参画⼤学等の若手研究者(経済、心理、公衆衛生等、統計学を活⽤する専⾨分野の研究者)を、⼈材育成プログラム+共同研究により、統計学のエキスパートに育成
○ 育成された若⼿研究者は、各参画大学等において、統計学の教育・研究の中核となり、参画大学等において統計研究を振興するとともに、統計学のエキスパートを育成。米国等諸外国に伍する体制を⽬指す。

 

※出典: 文部科学省のこれまでの取組 第2回医薬品開発協議会 スライド18ページ

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/iyakuhin/dai2/siryou2-1.pdf

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目新しさとしては、公衆衛生や心理学など人文社会系のキーワードが用いられていることです。また、若手研究者を対象にしていることも目を引きます。

 

本事業については、毎日新聞が記事を掲載しています。

※出典: ビッグデータ活用できる統計専門家、10年で500人育成へ 文科省が予算要求

https://mainichi.jp/articles/20200924/k00/00m/040/207000c

 

本事業の行政事業レビューシートは、下記のホームページで公開されています。

※出典: 令和3年度予算概算要求において新規に要求する事業に係る行政事業レビューシート及びロジックモデル

https://www.mext.go.jp/a_menu/kouritsu/detail/block30_00007.htm