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発明の名称 最適波形の演算方法、プログラム及び最適波形演算装置
技術分野 IT
出願番号 特願2014-18907
概要

【要約】現実的な制約の下で、注入同期系における最適な入力信号を算出する具体的なアルゴリズムを提供する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 発振器を有する注入同期系に注入する入力信号f(θ)の最適波形を演算する方法であって、前記発振器の位相感受関数Z(θ)(ここで、θは入力信号の位相)を取得する処理と
、前記入力信号f(θ)のpノルムのpの値を取得する処理と、前記入力信号f(θ)の1周期の平均値が一定である第1の制約条件(1/(2π)*〈f(θ)〉=0)(〈 〉は、θについての1周期にわたる積分)と、前記入力信号f(θ)のpノルムが一定である第2の制約条件(||f||p=M)(Mは正の定数)の下で、前記位相感受関数Z(θ)及び前記pの値に基づいて、前記入力信号f(θ)の最適波形fopt,pを、次式を用いて計算する処理と、を含む最適波形の演算方法。
   fopt,p=Msig[g(θ)](|g(θ)|/||g||q)1/p´
 ただし、g(θ)=Z(θ+Δφ)-Z(θ)+λ、Δφ=φ+-φ-、φ+は前記発振器の位相結合関数が極小となるときの発振波形と入力波形の位相差、φ-は前記発振器の位相結合関数が極小となるときの発振波形と入力波形の位相差、p-1+q-1=1、p´=p-1、λはラグランジュの未定乗数。
【請求項2】
 前記pの値が1<p<∞である場合には、関数Sp(Δφ,λ)=〈sig[g(θ)]|g(θ)|βZ´(θ+Δφ)〉(ただしβ=1/p´)と、関数Tp(Δφ,λ)=〈sig[g(θ)]|g(θ)|βZ´(θ+Δφ)〉の各々の交点の座標をすべて求め、複数の前記交点の座標(Δφ*,λ*)に対しヘッセ行列のへシアン|H(H)|を算出し、|H(H)|>0を満たす前記座標(Δφ*,λ*)を、最適値(Δφopt,λopt)であると判断して前記g(θ)の(Δφ,λ)に代入し、前記最適波形fopt,pを計算し、また、前記pの値がp=∞である場合には、関数Sp(Δφ,λ)=〈sig[g(θ)]Z´(θ+Δφ)〉と、関数Tp(Δφ,λ)=〈sig[g(θ)]〉の各々の交点の座標をすべて求め、複数の前記交点の座標(Δφ*,λ*)に対しヘッセ行列のへシアン|H(H)|を算出し、|H(H)|>0を満たす前記座標(Δφ*,λ*)を、最適値(Δφopt,λopt)であると判断して前記g(θ)の(Δφ,λ)に代入し、前記最適波形fopt,pを計算する請求項1に記載の最適波形の演算方法。
【請求項3】
 前記pの値がp=1である場合には、前記入力信号f(θ)の最適波形f*,1として、次式を用い、
   f*,1=-M[Δ(θ+Δφmax)-Δ(θ)]
 まず、位相結合関数Γ0(φ)=M[Z(φ+Δφ)-Z(φ)]の最大値と最小値の差が最大となるΔφを求め、求めたΔφを前記Δφmaxに代入し、前記最適波形f*,1を計算する 請求項1に記載の最適波形の演算方法。
(以下省略)

発明の名称 認証システム
技術分野 IT
出願番号 特願2015-560958
概要

【要約】
RFIDがRFIDリーダライタの直近に存在することを確認するために、RFIDが発するサイドチャネルを受信して、相関係数を算出する。相関係数が所定の閾値以上であれば、当該RFIDはRFIDリーダライタの直近に実在する真正のRFIDであることが判るので、リレー攻撃によるクラッキングを未然に防ぐことが可能になる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 秘密鍵を保持し、外部から受信するチャレンジ値と前記秘密鍵を用いて応答値を算出する応答値演算部を有する被認証装置と、前記被認証装置に対し、前記チャレンジ値の送信及び前記応答値の受信を行うメインチャネル送受信回路と、前記応答値演算部が演算処理にて発する物理的変化をアナログのサイドチャネル信号として受信するサイドチャネル信号受信回路と、前記メインチャネル送受信回路から受信する前記応答値の真贋を検証すると共に、前記サイドチャネル信号受信回路から受信する前記サイドチャネル信号の真贋を検証する照合
処理部とを具備する、認証システム。
【請求項2】
 前記照合処理部は、前記サイドチャネル信号受信回路から受信した前記サイドチャネル信号をデジタルデータに変換した受信サイドチャネルデータと、前記秘密鍵と前記チャレンジ値を用いて演算処理にて生成したサイドチャネルモデルデータとの類似性を算出し、所定の閾値と比較する、請求項1に記載の認証システム。
【請求項3】
 前記照合処理部は、前記受信サイドチャネルデータと前記サイドチャネルモデルデータとの相関係数を算出する、請求項2に記載の認証システム。
【請求項4】
 更に、前記チャレンジ値を生成するチャレンジ値生成部と、前記秘密鍵と前記チャレンジ値を用いて演算処理にて前記サイドチャネルモデルデータを生成するサイドチャネルデータ生成部とを具備する、請求項3に記載の認証システム。
【請求項5】
 更に、
 前記被認証装置を一意に識別するID情報が格納されるID情報フィールドと、前記秘密鍵が格納される秘密鍵フィールドと、前記チャレンジ値が格納されるチャレンジ値フィールドと、前記秘密鍵と前記チャレンジ値を用いて演算処理にて生成される前記サイドチャネルモデルデータが格納されるサイドチャネルモデルデータフィールドと、該当レコードが使用済みであるか否かを示すフラグ情報が格納される使用済みフラグフィールドとを有する被認証装置テーブルとを具備し、前記照合処理部が認証処理において使用した前記被認証装置テーブルにおけるレコードの、前記使用済みフラグフィールドは、認証処理が遂行された際に使用済みである旨が記録される、請求項3に記載の認証システム。
【請求項6】
 秘密鍵を保持し、外部から受信するチャレンジ値と前記秘密鍵を用いて応答値を算出する応答値演算部を有する被認証装置と、前記被認証装置に対し、前記チャレンジ値の送信を行うメインチャネル送信回路と、前記応答値演算部が演算処理にて発する物理的変化をアナログのサイドチャネル信号として受信するサイドチャネル信号受信回路と、前記被認証装置を一意に識別するID情報が格納されるID情報フィールドと、前記秘密鍵が格納される秘密鍵フィールドとを有する被認証装置テーブルと、前記サイドチャネル信号受信回路から受信した前記サイドチャネル信号をデジタルデータに変換した受信サイドチャネルデータに対し、前記被認証装置テーブルの全レコードの前記秘密鍵フィールドに格納される秘密鍵と前記チャレンジ値を用いて演算処理にて生成したサイドチャネルモデルデータが最も類似するレコードを特定することで、前記被認証装置のID情報の特定と真贋を判定する照合処理部とを具備する、認証システム。
【請求項7】
 前記照合処理部は、前記受信サイドチャネルデータと前記サイドチャネルモデルデータとの相関係数を算出する、請求項6に記載の認証システム。

発明の名称 ゲームシステム、ゲームサーバ及びゲーム遂行方法
技術分野 IT
出願番号 特願2013-231305
概要

【要約】
【課題】不確実性を有するゲームについて、複数のクライアントに対して共通にゲームを遂行するための基盤となる環境を実現する、ゲームシステム、ゲームサーバ及びゲーム遂行方法を提供する。
【解決手段】本実施形態のカーリングゲームシステム101は、"BESTSHOT"コマンドと"RUNSHOT"コマンドを規定し、物理シミュレータ305でリンクを計算機上で再現する環境を提供する。カーリングゲームシステム101と共通の物理シミュレータ305を用いて、コマンド体系に沿うゲームクライアント103を開発することで、開発者はカーリングのゲームアルゴリズムの開発にのみ集中することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 ゲームエリア内の移動体に所定の力を与えて移動させるショットの、ゲームの進行上好適と判断するベストショット情報に対し、所定の乱数を与えて現実のショットを模擬した
かく乱済ショット情報を生成する乱数付与演算部と、前記乱数付与演算部が生成した前記かく乱済ショット情報に基づいて、前記ゲームエリア内に存在する前記移動体の座標情報を物理シミュレーション演算にて求める物理シミュレータと、前記物理シミュレータが算出した前記ゲームエリア内における前記移動体の座標情報に基づいてゲームのスコアを算出するゲーム処理部とを具備するゲームシステム。
【請求項2】
 更に、前記ベストショット情報を生成するショット演算部とを具備する、請求項1に記載のゲームシステム。
【請求項3】
 ゲームクライアントから送信される、ゲームエリア内の移動体に所定の力を与えて移動させるショットのうち、ゲームの進行上好適と判断するベストショット情報に対し、所定
の乱数を与えて現実のショットを模擬したかく乱済ショット情報を生成する乱数付与演算部と、前記乱数付与演算部が生成した前記かく乱済ショット情報に基づいて、前記ゲームエリ
ア内に存在する前記移動体の座標情報を物理シミュレーション演算にて求める物理シミュレータと、前記ベストショット情報を前記ゲームクライアントから受信して前記乱数付与演算部に与えると共に、前記物理シミュレータが算出した前記ゲームエリア内における前記移動体の座標情報を前記ゲームクライアントに送信するサーバ入出力制御部とを具備するゲームサーバ。
【請求項4】
 更に、前記物理シミュレータが算出した前記ゲームエリア内における前記移動体の座標情報に基づいてゲームのスコアを算出するゲーム処理部とを具備し、前記サーバ入出力制御部は前記ゲーム処理部が算出した前記スコアを前記ゲームクライアントに送信する、請求項3記載のゲームサーバ。
【請求項5】
 ゲームクライアントが、ゲームエリア内の移動体に所定の力を与えて移動させるショットのうち、ゲームの進行上好適と判断するベストショット情報をゲームサーバに送信する
ベストショット情報送信ステップと、前記ゲームサーバが、前記ベストショット情報に対し、所定の乱数を与えて現実のショットを模擬したかく乱済ショット情報を前記ゲームクライアントに送信するかく乱済ショット情報送信ステップと、前記ゲームサーバが、前記ベストショット情報に対し、所定の乱数を与えて現実のショットを模擬した前記かく乱済ショット情報に基づいて、前記ゲームエリア内に存在する前記移動体の座標情報を物理シミュレーション演算にて求め、前記移動体の座標情報を前記ゲームクライアントに送信する座標情報送信ステップと、前記ゲームサーバが、前記移動体の座標情報に基づいてゲームのスコアを算出して前記ゲームクライアントに送信するスコア情報送信ステップとを有するゲーム遂行方法。

発明の名称 無線通信装置、無線通信方法、および無線通信ネットワーク
技術分野 IT
出願番号 特願2013-215671
概要

【要約】
【課題】周波数センシングの検出性能を向上する。
【解決手段】マスターノードは、プライマリ信号のセンシングを協調して行う所定数の協調ノードから、協調ノードの現在位置、および協調ノードで観測されたプライマリ信号の受信信号電力を含む観測データを取得し、過去の平均受信電力を蓄積するデータベースから、所定数の協調ノードの現在位置に対応する平均受信電力を取得する。そして、マスターノードは、所定数の平均受信電力を用いて協調ノードごとの重み係数を算出し、受信信号電力を重み係数に基づいて重み付けして検定統計量を算出して、その検定統計量に基づいてプライマリ信号の有無を判定する。本技術は、例えば、コグニティブ無線を利用して通信を行う無線通信ネットワークに適用できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 プライマリユーザから出力されるプライマリ信号のセンシングを協調して行う所定数の協調ノードから、前記協調ノードの現在位置、および前記協調ノードで検出された前記プライマリ信号の検出結果を少なくとも含む観測データを取得する観測データ取得部と、所定の領域における観測位置ごとの過去の前記検出結果を用いて求められた統計情報を蓄積するデータベースから、所定数の前記協調ノードの現在位置に応じた前記観測位置に対応付けられている前記統計情報を取得する統計情報取得部と、所定数の前記統計情報を用いて、前記協調ノードごとの重み係数を算出する重み係数演算部と、前記観測データに含まれる前記検出結果を、前記重み係数に基づいて重み付けすることにより判定値を算出する判定値算出部と、前記判定値に基づいて前記プライマリ信号の有無を判定し、その判定結果を取得する判定部とを備える無線通信装置。
【請求項2】
 前記データベースに蓄積されている前記統計情報は、過去の前記検出結果の平均値を含む請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項3】
 前記データベースに蓄積されている前記統計情報は、前記観測データの時間軸に対する分布情報を含む請求項1または2に記載の無線通信装置。
【請求項4】
 前記協調ノードから取得される前記プライマリ信号の検出結果は、前記協調ノードが受信した前記プライマリ信号の受信信号電力である請求項1乃至3のいずれかに記載の無線通信装置。
【請求項5】
 前記協調ノードから取得される前記プライマリ信号の検出結果は、前記協調ノードが受信した前記プライマリ信号の特徴量である請求項1乃至3のいずれかに記載の無線通信装置。
【請求項6】
 プライマリユーザから出力されるプライマリ信号のセンシングを協調して行う所定数の協調ノードから、前記協調ノードの現在位置、および前記協調ノードで検出された前記プライマリ信号の検出結果を少なくとも含む観測データを取得し、所定の領域における観測位置ごとの過去の前記検出結果を用いて求められた統計情報を蓄積するデータベースから、所定数の前記協調ノードの現在位置に応じた前記観測位置に対応付けられている前記統計情報を取得し、所定数の前記統計情報を用いて、前記協調ノードごとの重み係数を算出し、前記観測データに含まれる前記検出結果を、前記重み係数に基づいて重み付けすることにより判定値を算出し、前記判定値に基づいて前記プライマリ信号の有無を判定し、その判定結果を取得するステップを含む無線通信方法。
【請求項7】
 プライマリユーザから出力されるプライマリ信号を検出した検出結果を提供し、前記プライマリ信号のセンシングを協調して行う所定数の協調ノードと、所定の領域における観測位置ごとの過去の検出結果を用いて求められた統計情報を蓄積するデータベースと、所定数の前記協調ノードから提供される前記検出結果に基づいて前記プライマリユーザの通信状態を把握するマスターノードと を備え、前記マスターノードは、所定数の前記協調ノードから、前記協調ノードの現在位置、および前記協調ノードで検出された前記プライマリ信号の検出結果を少なくとも含む観測データを取得する観測データ取得部と、前記データベースから、所定数の前記協調ノードの現在位置に応じた前記観測位置に対応付けられている前記統計情報を取得する統計情報取得部と、所定数の前記統計情報を用いて、前記協調ノードごとの重み係数を算出する重み係数演算部と、前記観測データに含まれる前記検出結果を、前記重み係数に基づいて重み付けすることにより判定値を算出する判定値算出部と、前記判定値に基づいて前記プライマリ信号の有無を判定し、その判定結果を取得する判定部とを有する無線通信ネットワーク。

発明の名称 撮像画像処理装置および方法、撮像画像処理プログラム並びに撮像画像処理システム
技術分野 IT
出願番号 特願2013-162727
概要

【課題】高速に回転しているボールに内蔵されたカメラによって撮影された撮像画像に基づいて、あたかもボールが回転していないかのような擬似直進映像を合成して表示させる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 被写体を結像する光学系および撮像素子を有する撮像部が設けられた回転体であって、空中を回転しながら移動する前記回転体によって前記移動とともに時系列に撮影された複数枚の撮像画像を取得する撮像画像取得部と、前記複数枚の撮像画像の中から、前記回転体の撮像部が回転方向について同じ方向を向いている間に撮影された複数枚の単一方向画像を抽出する画像抽出部と、前記複数枚の単一方向画像に基づいて疑似直進映像を生成して表示させる表示制御部とを備えたことを特徴とする撮像画像処理装置。
【請求項2】
 前記複数枚の単一方向画像に対して歪み除去処理を施す歪み除去処理部を備えたことを特徴とする請求項1記載の撮像画像処理装置。
【請求項3】
 前記歪み除去処理部が、前記光学系による歪みと前記撮像素子のローリングシャッタ動作による歪みとの両方を除去するものであることを特徴とする請求項2記載の撮像画像処
置装置。
【請求項4】
 所定のフレームの前記単一方向画像と、該所定のフレームの前または後の少なくとも一方のフレームの撮像画像とを合成して視野拡張画像を生成する画像合成部を備え、前記表示制御部が、前記視野拡張画像に基づいて前記疑似直進映像を生成して表示させるものであることを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の撮像画像処理装置。
【請求項5】
 前記画像合成部が、さらに時間的に連続する前記視野拡張画像同士を合成して合成視野拡張画像を生成するものであり、前記表示制御部が、前記合成視野拡張画像に基づいて前記疑似直進映像を生成して表示させるものであることを特徴とする請求項4記載の撮像画像処理装置。
【請求項6】
 前記画像合成部が、前記合成を行う際、グラフカットアルゴリズムを用いて合成対象の重なり領域内のカットラインを求めるものであることを特徴とする請求項4または5記載の撮像画像処理装置。
【請求項7】
 前記画像合成部が、前記重なり領域における色差と前記重なり領域となっている境界からの距離とを前記グラフカットアルゴリズムにおけるコストとして用いるものであることを特徴とする請求項6記載の撮像画像処理装置。
【請求項8】
 時間的に連続する前記合成視野拡張画像に基づいて、前記合成視野拡張画像間のフレームを補間する補間画像を生成する画像補間部を備え、前記表示制御部が、前記合成視野拡張画像と前記補間画像とに基づいて前記疑似直進映像を生成して表示させるものであることを特徴とする請求項5記載の撮像画像処理装置。
【請求項9】
 前記画像補間部が、時間的に連続する2つの前記合成視野拡張画像に基づいて中間画像を生成し、時間的に連続する前記中間画像に基づいて、前記中間画像間のフレームを補間する前記補間画像を生成するものであり、前記表示制御部が、前記中間画像と前記補間画像とに基づいて前記疑似直進映像を生成して表示させるものであることを特徴とする請求項8記載の撮像画像処理装置。
【請求項10】
 被写体を結像する光学系および撮像素子を有する撮像部が設けられた回転体であって、空中を回転しながら移動し、該移動とともに時系列に複数枚の撮像画像を撮影する回転体と、請求項1から9いずれか1項記載の撮像画像処理装置とを備えたことを特徴とする撮像画像処理システム。
【請求項11】
 前記回転体が、楕円体形状であることを特徴とする請求項10項記載の撮像画像処理システム。
【請求項12】
 前記回転体の本体が、アメリカンフットボールであることを特徴とする請求項11記載の撮像画像処理システム。
【請求項13】
 被写体を結像する光学系および撮像素子を有する撮像部が設けられた回転体であって、空中を回転しながら移動する前記回転体によって前記移動とともに時系列に撮影された複数枚の撮像画像を取得し、前記複数枚の撮像画像の中から、前記回転体の撮像部が回転方向について同じ方向を向いている間に撮影された複数枚の単一方向画像を抽出し前記複数枚の単一方向画像に基づいて疑似直進映像を生成して表示させることを特徴とする撮像画像処理方法。
(以下省略)

発明の名称 3次元計測装置及び方法並びにプログラム
技術分野 IT, ものづくり
出願番号 特願2013-161278
概要

【課題】計測誤差を増大させず、且つ、1台のカメラで撮像した入力画像を用いて物体等の3次元位置計測を行う。
【解決手段】入力画像からの計測物体の3次元位置計測において、カメラと計測物体の相対位置関係を変えず、鏡とカメラの位置関係を変えて、カメラで鏡越しに撮像した複数の画像を入力画像として取得し、入力画像中に映る特徴パターンの位置とカメラの焦点距離に基づいて鏡平面座標を計算し、鏡平面を中心にカメラ座標を鏡映変換した鏡空間のカメラ座標系を計算して、入力画像中の計測物体の位置を用いてカメラ座標から計測物体の方向を示す光線を計算し、仮想カメラ座標原点を始点とし光線を鏡映変換したベクトルを仮想光線として計算して、複数の仮想光線の交点を計測物体の位置として算出する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力画像から計測物体の位置を計測する装置であって、前記入力画像はカメラで鏡越しに撮像された画像であり、前記計測物体と、前記カメラからの位置姿勢関係が所定の関係である所定の特徴パターンが映っており、前記カメラと前記計測物体の相対位置関係を固定し、鏡とカメラの位置関係を可変可能として撮像された複数の画像が前記入力画像として入力され、前記入力画像中に映る特徴パターンの位置とカメラの焦点距離に基づいて算出された鏡空間中の特徴パターンの中心位置と、カメラから既知である実空間の特徴パターンの中心位置について、鏡映変換によって、実空間の特徴パターンと鏡空間の特徴パターンの中心点を結ぶ線分の中点を鏡平面座標の原点とし、前記線分と平行なベクトルを鏡平面座標の一つの座標軸とし、前記鏡平面座標原点を通り前記座標軸に垂直な平面を鏡平面として計算し、前記座標軸と前記鏡平面に任意に設定した2つの座標軸によって表される鏡平面座標を算出する鏡平面座標計算手段と、前記鏡平面を中心にカメラ座標を鏡映変換した鏡空間のカメラ座標系を算出する仮想カメラ座標計算手段と、入力画像中の計測物体の位置を用いてカメラ座標から計測物体の方向を示す光線を算出する光線計算手段と、前記仮想カメラ座標原点を始点とし、前記鏡平面を中心に前記光線を鏡映変換したベクトルを仮想光線として算出する仮想光線計算手段を備え、複数の入力画像各々に基づいて算出された複数の仮想光線の交点を計測物体の位置として算出する仮想光線交点計算手段とを備えたことを特徴とする3次元計測装置。
【請求項2】
前記仮想光線の交点は、光線同士が交わらない場合、2光線の方向ベクトルからなる法線を計算し、前記法線と平行な2光線を結ぶ線分を計算し、前記線分の中点を交点とすることを特徴とする請求項1記載の3次元計測装置。
【請求項3】
前記仮想光線が2本線以上ある場合は、各2光線の組み合わせの複数交点の重心位置を計測物体の位置として計算することを特徴とする請求項1及び2に記載の3次元計測装置。
【請求項4】
 入力画像から計測物体の位置を計測する方法であって、前記入力画像はカメラで鏡越しに撮像された画像であり、前記計測物体と、前記カメラからの位置姿勢関係が所定の関係である所定の特徴パターンが映っており、前記カメラと前記計測物体の相対位置関係を固定し、鏡とカメラの位置関係を可変可能として撮像された複数の画像が前記入力画像として入力され、
前記入力画像中に映る特徴パターンの位置とカメラの焦点距離に基づいて算出された鏡空間中の特徴パターンの中心位置と、カメラから既知である実空間の特徴パターンの中心位置について、鏡映変換により、実空間の特徴パターンと鏡空間の特徴パターンの中心点を結ぶ線分の中点を鏡平面座標の原点とし、前記線分と平行なベクトルを鏡平面座標の一つの座標軸とし
、前記鏡平面座標原点を通り前記座標軸に垂直な平面を鏡平面として算出し、前記座標軸と前記鏡平面に任意に設定した2つの座標軸によって表される鏡平面座標を算出するステ
ップと、前記鏡平面を中心にカメラ座標を鏡映変換した鏡空間のカメラ座標系を算出するステップと、入力画像中の計測物体の位置を用いてカメラ座標から計測物体の方向を示す光線を算出するステップと、前記仮想カメラ座標原点を始点とし、前記鏡平面を中心に前記光線を鏡映変換したベクトルを仮想光線として算出するステップを備え、
複数の入力画像各々に基づいて計算された複数の仮想光線の交点を計測物体の位置として算出するステップと、を含むことを特徴とする3次元計測方法。
【請求項5】
前記仮想光線の交点は、光線同士が交わらない場合、2光線の方向ベクトルからなる法線を計算し、前記法線と平行な2光線を結ぶ線分を計算し、前記線分の中点を交点とするこ
とを特徴とする請求項4記載の3次元計測方法。
(以下省略)

発明の名称 データ処理装置、データ処理方法、プログラム、記録媒体及びデータ処理システム
技術分野 IT
出願番号 特願2015-530912
概要

【要約】
 第1のビデオストリーム内の第1のフレームと、第2のビデオストリーム内の第2のフレームとを結合したと想定した場合に生成される結合フレームのデータサイズを算出するデータサイズ算出部と、結合フレームのデータサイズの情報を用いて、結合ビデオストリームを含む多重化ストリームのヘッダを生成するヘッダ生成部と、結合ビデオストリームを生成する結合ビデオストリーム生成部と、多重化ストリームのヘッダの出力処理、又は、結合ビデオストリームを含む多重化ストリームを出力する処理を行う多重化ストリーム出力部とを備える。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 第1の映像信号が所定の符号化方式で符号化されてなる第1のビデオストリーム内の結合対象のフレームである第1のフレームと、前記第1のビデオストリームとは異なる第2のビデオストリーム内の結合対象のフレームである第2のフレームと、を結合したと想定した場合に生成される結合フレームのデータサイズを算出するデータサイズ算出部と、前記結合フレームのデータサイズの情報を用いて、前記結合フレームからなる結合ビデオストリームを含むストリームである、多重化ストリームのヘッダを生成するヘッダ生成部と、前記結合ビデオストリームを生成する結合ビデオストリーム生成部と、前記多重化ストリームのヘッダの出力処理、又は、前記結合ビデオストリームを含む前記多重化ストリームを出力する処理を行う多重化ストリーム出力部とを備えたデータ処理装置。
【請求項2】
 前記多重化ストリーム出力部は、前記多重化ストリームのヘッダが前記多重化ストリームのメディアデータ部分より前に配置されるファイルフォーマットを用いて、前記多重化を行う請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項3】
 前記ヘッダ生成部は、前記結合フレームのデータサイズの情報を用いて前記多重化ストリームのヘッダを構造体として生成することで、前記多重化ストリームのヘッダのサイズを算出する請求項2に記載のデータ処理装置。
【請求項4】
 前記多重化ストリーム出力部は、前記複数の結合フレームを1つのデータ単位として多重化して前記多重化ストリームを生成し、前記データサイズ算出部は、前記多重化される各データ単位の先頭位置の、前記多重化ストリームの前記メディアデータ部分内での位置を表す第1の位置を、前記結合フレームのデータサイズの情報より算出し、前記ヘッダ生成部は、前記データサイズ算出部で算出された前記第1の位置の情報を、前記構造体として生成される前記多重化ストリームのヘッダ内の、所定の構成要素に記述することで、前記ヘッダのサイズを確定させ、前記ヘッダのサイズの確定後に、前記ヘッダ内の所定の構成要素に記述された前記第1の位置を、前記多重化される各データ単位の先頭位置の、前記ヘッダを含む前記多重化ストリーム全体における位置を表す第2の位置に書き換える請求項3に記載のデータ処理装置。
【請求項5】
 前記多重化ストリーム出力部は、前記多重化ストリームの出力に先立って、前記多重化ストリームのヘッダの出力処理を行う請求項4に記載のデータ処理装置。
【請求項6】
 前記多重化ストリーム出力部が前記多重化を行う際に用いる前記ファイルフォーマットとは、MP4ファイルフォーマットであり、前記多重化ストリームのヘッダ内の所定の構成要素とは、stcoボックスである請求項4に記載のデータ処理装置。
【請求項7】
 前記データサイズ算出部で算出された前記結合フレームのデータサイズの情報を、前記第1のビデオストリーム又は前記第2のビデオストリームのメタデータとして記憶する、ビデオストリームメタデータデータベースをさらに備え、前記結合ビデオストリーム生成部及び前記多重化ストリーム出力部は、前記ビデオストリームメタデータデータベースに記憶された前記メタデータの情報を用いて、前記結合ビデオストリームの生成処理、又は前記結合ビデオストリームの多重化処理を行う請求項4に記載のデータ処理装置。
(以下省略)

発明の名称 高周波短絡回路
技術分野 IT, ものづくり
出願番号 特願2013-154525
概要

【要約】
【課題】伝送線路の幅を拡大することなく、広帯域化を図ることができ、回路配置の自由度が高い高周波短絡回路を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
 一端及び他端を有する2つ以上の伝送線路を備え、上記2つ以上の伝送線路は、上記一端及び他端同士がそれぞれ電気的に接続され、該一端からインピーダンスを見ることを特徴とする高周波短絡回路。
【請求項2】
 上記2つ以上の伝送線路のそれぞれは、長さ方向にわたって線路インピーダンスが一様である一様伝送線路、第1の伝送線路と、該第1の伝送線路に接続され、該第1の伝送線路の線路インピーダンスよりも小さい線路インピーダンスを有する第2の伝送線路を有するステップインピーダンス伝送線路、又は長さ方向にわたって線路インピーダンスが連続的に変化するテーパ型伝送線路のうちのいずれか1つであることを特徴とする請求項1記載の高周波短絡回路。
【請求項3】
 上記2つ以上の伝送線路は、一様伝送線路であり、
 少なくとも1つの上記一様伝送線路は、特性インピーダンス又は線路長のうち少なくとも1つが他の一様伝送線路と異なることを特徴とする請求項1又は2記載の高周波短絡回路。
【請求項4】
 上記2つ以上の伝送線路は、ステップインピーダンス伝送線路であり、少なくとも1つの上記ステップインピーダンス伝送線路は、インピーダンス比又は線路長のうち少なくとも1つが他のステップインピーダンス伝送線路と異なることを特徴とする請求項2記載の高周波短絡回路。
【請求項5】
 上記2つ以上の伝送線路は、ステップインピーダンス伝送線路であり、上記第2の伝送線路は、2つ以上の一様伝送線路を平行に配置することによって構成されることを特徴とする請求項2記載の高周波短絡回路。
【請求項6】
 上記ステップインピーダンス伝送線路は、上記第1の伝送線路と上記第2の伝送線路との接続位置同士がそれぞれ電気的に接続されることを特徴とする請求項4又は5記載の高周波短絡回路。
【請求項7】
 上記2つ以上の伝送線路は、テーパ型伝送線路であり、少なくとも1つの上記テーパ型伝送線路は、インピーダンス比、線路長又はテーパ形状のうち少なくとも1つが他のテーパ型伝送線路とは異なることを特徴とする請求項2記載の高周波短絡回路。
【請求項8】
 上記2つ以上の伝送線路は、一様伝送線路、ステップインピーダンス伝送線路又はテーパ型伝送線路のうち少なくとも2つ以上を含むことを特徴とする請求項1記載の高周波短絡回路。
【請求項9】
 上記2つ以上の伝送線路は、一様伝送線路、ステップインピーダンス伝送線路又はテーパ型伝送線路のうち2つを含むことを特徴とする請求項8記載の高周波短絡回路。

発明の名称 ユーザインタフェース装置およびユーザインタフェース制御プログラム
技術分野 IT, その他
出願番号 特願2014-97872
概要

【要約】
【課題】防水構造を有する情報機器を持ち込むことなく、液面への情報表示と、液体を扱うのと同様の自然で直感的なジェスチャ入力とを実現する、液体槽内での情報閲覧とインタラクションに好適なユーザインタフェースを提供する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 液体と不透明状態の気体との組み合わせ、または不透明状態の液体で平面を形成した液体平面形成手段と、前記液体平面形成手段により形成された平面に対して情報を投影表示させる投影表示手段と、前記液体平面形成手段により形成された平面に対する入力操作を検出する入力検出手段と、前記入力検出手段によって検出された入力操作に応じて、前記投影表示手段に投影表示させる情報を制御する表示制御手段とを備えたことを特徴とするユーザインタフェース装置。
【請求項2】
 前記液体平面形成手段は、不透明状態の液体が蓄えられた液体槽であり、前記投影表示手段は、該液体槽の液面に対して情報を投影表示させ、前記入力検出手段は、該液体槽の液面付近において行われる、ユーザによる前記液体への接触を伴うジェスチャの入力を認識するジェスチャ認識手段であり、前記表示制御手段は、該ジェスチャ認識手段によって認識されたジェスチャに応じて、前記投影表示手段に投影表示させる情報を制御することを特徴とする請求項1記載のユーザインタフェース装置。
【請求項3】
 前記ジェスチャ認識手段は、前記ユーザが前記液面下から指を突き出す動作、前記ユーザが前記液面付近において前記液体を流す動作、前記ユーザが前記液体をすくう動作、前記ユーザが前記水面を叩く動作のうちの少なくとも1つの動作を認識するものであることを特徴とする請求項2に記載のユーザインタフェース装置。
【請求項4】
 前記ジェスチャ認識手段は、前記液面からの距離が表された深度画像を取得可能な深度カメラと、該深度カメラで取得された前記液面を表す背景画像と、前記ジェスチャの動作中を表す1以上のジェスチャ画像との差分を求めることによって、前記ジェスチャの動作領域を表す前景画像を取得し、前記ジェスチャの動作領域の面積と経時的変化とに基づいて、前記
ジェスチャの動作内容を特定するジェスチャ解析部とを備えたものであることを特徴とする請求項2または3に記載のユーザインタフェース装置。
【請求項5】
 前記表示制御手段は、流体シミュレーションにより、前記投影表示される情報を前記液面上で移動させるものであることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載のユーザインタフェース装置。
【請求項6】
 前記ジェスチャ認識手段は、前記ユーザが前記液面付近において前記液体を流す動作を認識するものであり、前記表示制御手段は、前記認識された液体を流す動作に応じて、前記液体シミュレーションにより、前記投影表示される情報の移動の向きや速さを決定するものであることを特徴とする請求項5に記載のユーザインタフェース装置。
【請求項7】
 前記液体槽は前記ユーザが内部に入ることができるものであり、前記ユーザは、前記液体に浸かることができるものであることを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載のユーザインタフェース装置。
【請求項8】
 前記液体平面形成手段は、液体を落下させることにより平行な平面を形成するとともに前記平行な平面の間に不透明状態の気体を充満させ、空気を放出する空気放出筒を備え、前記入力検出手段は、前記空気を放出した際の前記空気放出筒の向きを検出し、前記表示制御手段は、前記入力検出手段によって認識された前記空気放出筒の向きに応じて、前記投影表示手段に投影表示させる情報を制御することを特徴とする請求項1記載のユーザインタフェース装置。
【請求項9】
 液体と不透明状態の気体との組み合わせ、または不透明状態の液体で平面を形成した液体平面形成手段と、前記液体平面形成手段により形成された平面に対して情報を投影表示させる投影表示手段と、前記液体平面形成手段により形成された平面に対する入力操作を検出する入力検出手段と、を備えた装置と接続されたコンピュータに、前記入力検出手段によって検出された入力操作に応じて、前記投影表示手段に投影表示させる情報を制御する制御ステップを、実行させるためのユーザインタフェース制御プログラム。

発明の名称 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び撮像装置
技術分野 IT
出願番号 特願2013-90432
概要

【課題】複数枚の撮影画像を用いて、より自然な合成画像を容易に生成する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 連続して撮影された複数枚の撮影画像の中から、画像の置き換えが行われる側の被置換撮影画像と、前記画像を置き換える側の置換側撮影画像とを選択する撮影画像選択部と、前記置換側撮影画像内の置換領域の外周周辺の領域である置換領域外周周辺領域を少なくとも含む第1の領域と、前記被置換撮影画像内の被置換領域の外周周辺の領域である被置換領域外周周辺領域を少なくとも含む第2の領域とを多重解像度に分解する多重解像度分解部と、前記多重解像度分解部で分解して得られた各周波数成分において、前記第2の領域の少なくとも一部の領域を、前記第1の領域の少なくとも一部の領域で置き換える置換処理部と、前記置換処理部で置き換えが行われた前記各周波数成分を再構成する第1の処理、又は前記第1の処理で得られた再構成画像と前記置換領域内の画像とを合成する第2の処理によって、合成画像を生成する合成画像生成部とを備えた画像処理装置。
【請求項2】
 前記被置換領域外周周辺領域、及び前記置換領域外周周辺領域とは、前記被置換領域の外周と前記置換領域の外周を中心としてその内周側及び外周側に形成される領域であり、前記内周側に形成される内周側領域と前記外周側に形成される外周側領域とは、それぞれ、前記多重解像度分解部で用いられるフィルタのフィルタ長の少なくとも1.5倍の長さを幅として有する請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
 前記多重解像度分解部は、離散ウェーブレット変換によって、前記第1の領域と前記第2の領域とを多重解像度に分解する請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
 前記複数枚の撮影画像の中から、人物の顔の部分、及び前記顔の部位の部分を検出する顔検出部と、前記顔検出部が検出した前記顔の部位の画像を解析してその表情を推定する表情推定部とをさらに備え、前記撮影画像選択部は、前記表情推定部によって前記表情が良いと推定された前記顔の部分を少なくとも含む前記撮影画像を前記置換側撮影画像として選択し、前記置換側撮影画像として選択されていない前記撮影画像の中から、前記被置換撮影画像を選択する請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
 前記置換側撮影画像の中から、前記置換領域として抽出する範囲を決定する置換領域範囲決定部をさらに備え、前記置換領域範囲決定部は、前記顔検出部で検出された前記顔部分全体を含み、かつ前記顔部分全体より広い所定の範囲を、前記置換領域として抽出する範囲と決定する請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
 前記置換領域範囲決定部は、前記顔検出部が検出した前記顔の両目の部分の間隔に基づいて算出された顔の横幅と縦幅を、それぞれ少なくとも1.5倍して得られる短径と長径
とを有する楕円で囲われる範囲を、前記置換領域として抽出する範囲に決定する請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
 前記多重解像度分解部は、前記第1の領域としての前記置換領域外周周辺領域と、前記第2の領域としての前記被置換領域外周周辺領域とをそれぞれ多重解像度に分解し、前記置換処理部は、前記多重解像度分解部で分解して得られた各周波数成分において、前記被置換領域外周周辺領域の前記内周側領域を前記置換領域外周周辺領域の前記外周側領域で置き換え、前記合成画像生成部は、前記第2の処理によって前記合成画像を生成する請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項8】
 前記多重解像度分解部は、前記第1の領域としての置換側撮影画像全体と、前記第2の領域としての被置換撮影画像全体とを多重解像度に分解し、前記置換処理部は、前記多重解像度分解部で分解して得られた各周波数成分に対して、前記被置換領域を前記置換領域で置き換え、前記合成画像生成部は、前記第1の処理によって前記合成画像を生成する請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項9】
 前記多重解像度分解部は、非間引きウェーブレット変換によって、前記第1の領域と前記第2の領域とを多重解像度に分解する請求項5に記載の画像処理装置。
(以下省略)

発明の名称 端末装置及び入力補助シート
技術分野 IT
出願番号 特願2013-47852
概要

【要約】
【課題】簡易な構成及び/又は処理でタッチパネルに対する操作入力を行いやすくする。
【解決手段】タッチパネル7は、表示部とタッチセンサとを有する。表示部は、操作入力子を画像で表示する。タッチセンサは、表示部に積層又は表示部と一体に形成され、その操作面に対するユーザの指の接触を検知する。入力補助シート7aは、タッチパネル7の上面に積層又はタッチパネルと一体に形成される透明のシートである。そして、表示部に表示される操作入力子の表示位置と対応する位置に、人間の触覚の閾値近傍の高さを有する段差が設けられている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 操作入力子を画像で表示する表示部と、前記表示部に積層又は前記表示部と一体に形成され、その操作面に対するユーザの指の接触を検知するタッチセンサとを有するタッチパネルと、前記タッチパネルの上面に積層又は前記タッチパネルと一体に形成される透明のシートであり、前記表示部に表示される前記操作入力子の表示位置と対応する位置に、人間の触
覚の閾値近傍の高さを有する段差が設けられた入力補助シートとを備えた端末装置。
【請求項2】
 前記人間の触覚の閾値近傍の高さとは、2μmから100μmの範囲の高さである請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
 前記入力補助シート上の前記段差の形成位置と対応する前記表示部の画面上の位置に、視覚的手掛かりとしての線を表示させる表示制御部をさらに備える請求項2に記載の端末装置。
【請求項4】
 前記表示制御部は、前記視覚的手掛かりとしての線を、前記表示部の画面に前記操作入力子が表示される間のみ表示させる請求項3に記載の端末装置。
【請求項5】
 前記入力補助シートの前記段差は、前記操作入力子としてのキーボードの各キーの境界部分に沿って、線状に形成される請求項4に記載の端末装置。
【請求項6】
 前記入力補助シートの前記段差は、前記操作入力子が表示される複数の表示形態と対応する複数の位置に設けられ、前記表示制御部は、前記操作入力子の前記表示部の画面上での表示位置が変化した場合には、前記視覚的手掛かりとしての線を、前記変化した操作入力子の表示位置と対応する位置に表示させる請求項4に記載の端末装置。
【請求項7】
 前記入力補助シートの前記段差は、前記入力補助シートの全面に渡って形成され、前記表示制御部は、前記操作入力子の前記表示部の画面上での表示位置が変化した場合には、前記視覚的手掛かりとしての線を、前記変化した操作入力子の表示位置と対応する位置に表示させる請求項4に記載の端末装置。
【請求項8】
 操作入力子を画像で表示する表示部と、前記表示部に積層又は前記表示部と一体に形成され、その操作面に対するユーザの指の接触を検知するタッチセンサとを有するタッチパネルの上面に積層又は前記タッチパネルと一体に形成される透明のシートであり、前記表示部に表示される前記操作入力子の表示位置と対応する位置に、人間の触覚の閾値近傍の高さを有する段差が設けられた入力補助シート。
【請求項9】
 前記人間の触覚の閾値近傍の高さとは、2μmから100μmの範囲の高さである 請求項8に記載の入力補助シート。

発明の名称 電気刺激システム及び計測システム
技術分野 IT
出願番号 特願2013-259481
概要

【要約】
【課題】適切な位置と範囲への刺激の付与を可能とする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 刺激信号を複数生成し、生成した各刺激信号をそれぞれ異なる出力部から出力する信号生成装置と、人体の皮膚に貼付されて、入力する刺激信号に応じた刺激を出力する複数の電極部と、前記各電極部側に固定点を設けた電流制御部を有し、利用者に刺激を与えるタイミングで前記各電極部と接続させる前記信号生成装置の出力部を選択し、前記各電極部を選択された出力部と接続させる選択装置と、を備えることを特徴とする電気刺激システム。
【請求項2】
 前記電極部は、人体の皮膚の所定面積内において略等間隔に配置されて貼付され、入力する刺激信号に応じた刺激をそれぞれ出力することを特徴とする請求項1の電気刺激システム。
【請求項3】
 前記選択装置は、人体の動きに関するデータを計測する生体計測センサと接続され、当該生体計測センサの計測結果を利用して出力部を選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の電気刺激システム。
【請求項4】
 前記信号生成装置は、高周波の二相性矩形波を低周波で変調させた波形の刺激信号を生成することを特徴とする請求項1乃至3に記載の電気刺激システム。
【請求項5】
 人体の皮膚に貼付され、人体の関節の動作によって人体で生じる電位を取得する複数の電極部と、複数の入力部を有し、前記電極部で取得した電位を計測する筋電計と、前記各電極部側に固定点を設けた電流制御部を有し、利用者の電位を計測するタイミングで前記筋電計の入力部と接続される電極部を選択し、前記各電極部を選択された入力部と接続させる選択装置と、を備えることを特徴とする計測システム。
【請求項6】
 前記電極部は、人体の皮膚に貼付され、人体の関節の動作によって人体で生じる電位を取得可能であって、複数の入力部を有し、前記電極部で取得した電位を計測する筋電計と、前記筋電計の入力部と接続される電極部を選択し、前記各電極部を選択された入力部と接続させる第2選択装置と、をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電気刺激システム。

発明の名称 情報処理装置および方法、並びにプログラム
技術分野 IT
出願番号 特願2012-282146
概要

【要約】
【課題】伝送遅延の差が大きい複数の経路を利用したマルチパス通信において、より効率的に帯域幅を活用することができるようにする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 複数のTCPコネクションをまとめた単一のコネクションを確立し、API(Application Program Interface)により、アプリケーションプログラムに提供する情報処理装置であって、前記複数のTCPコネクションのそれぞれに対応するサブフローを介して送信されるセグメントを蓄積するキューに対応づけられた到達予想時間に基づいて、送信バッファから取り出したセグメントを挿入するキューを選択するキュー選択部と、前記キューから前記セグメントが送出されるときの輻輳ウィンドウサイズを予測するウィンドウサイズ予測部と、前記サブフローの遅延時間、および、前記輻輳ウィンドウサイズに基づいて、前記キューに挿入されたセグメントが前記キューから送出されるまでに要すると推測される送出予想時間を算出する送出予想時間算出部と、前記送出予想時間に基づいて、前記キューに対応づけられた到達予想時間を更新する更新部と、前記サブフローのいずれかにおいて輻輳またはパケットロスが発生した場合、少なくとも前記輻輳またはパケットロスの発生したサブフローに対応するキューに対応付けられた到達予想時間を再計算するとともに、前記輻輳またはパケットロスの発生したサブフローに対応するキューに蓄積されたセグメントの少なくとも一部を、他のサブフローに対応するキューに分配する輻輳時キュー制御部とを備える情報処理装置。
【請求項2】
 前記輻輳時キュー制御部は、前記輻輳またはパケットロスの発生に伴って縮小された輻輳ウィンドウサイズを初期値として取得し、 前記輻輳またはパケットロスの発生したサブフローのキューに、前記キューに蓄積されていたセグメントを1つずつ仮想的に挿入し、前記キューに対応づけられた到達予想時間を、前記セグメント毎に再計算し、前記再計算により、前記輻輳またはパケットロスの発生したサブフロー以外のサブフローに対応するキューのそれぞれに対応づけられた到達予想時間のうち、最大の到達予想時間を超える到達予想時間が得られた場合、そのセグメントより送信順が後のセグメントを、前記輻輳またはパケットロスの発生したサブフロー以外のサブフローに対応するキューに分配する請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
 前記複数のサブフローは、それぞれ伝送遅延が異なるネットワーク上でのデータの送受信により生成されたTCPコネクションに対応する請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
 前記複数のTCPコネクションのうちの少なくともいずれか1つは、広域無線通信によるネットワークを利用する請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
複数のTCPコネクションをまとめた単一のコネクションを確立し、API(Application Program Interface)により、アプリケーションプログラムに提供する情報処理装置の情報処理方法であって、キュー選択部が、前記複数のTCPコネクションのそれぞれに対応するサブフローを介して送信されるセグメントを蓄積するキューに対応づけられた到達予想時間に基づいて、送信バッファから取り出したセグメントを挿入するキューを選択し、ウィンドウサイズ予測部が、前記キューから前記セグメントが送出されるときの輻輳ウィンドウサイズを予測し、送出予想時間算出部が、前記サブフローの遅延時間、および、前記輻輳ウィンドウサイズに基づいて、前記キューに挿入されたセグメントが前記キューから送出されるまでに要すると推測される送出予想時間を算出し、更新部が、前記送出予想時間に基づいて、前記キューに対応づけられた到達予想時間を更新し、輻輳時キュー制御部が、前記サブフローのいずれかにおいて輻輳またはパケットロスが発生した場合、少なくとも前記輻輳またはパケットロスの発生したサブフローに対応するキューに対応付けられた到達予想時間を再計算するとともに、前記輻輳またはパケットロスの発生したサブフローに対応するキューに蓄積されたセグメントの少なくとも一部を、他のサブフローに対応するキューに分配するステップを含む情報処理方法。
(以下省略)

発明の名称 表示装置および表示方法
技術分野 IT, ものづくり
出願番号 特願2012-255937
概要

【要約】
【課題】 画素単位で表示を行う表示装置において、アドレス期間の短縮と画質維持を両立する。
【解決手段】 マトリクス状に画素が配置される表示画面を有し画素単位の階調表示を行う表示装置において、連続する2フレーム分の画像データを取り込み、前記2フレームのうち、1フレーム目で前記表示画面の第1領域で複数ライン同時走査を行ない、残りの第2領域で線順次走査を行ない、2フレーム目で前記表示画面の前記第1領域で線順次走査を行ない、前記第2領域で複数ライン同時走査を行なう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 マトリクス状に配置される複数の画素を有する表示部と、連続する2フレーム分の画像データを取り込み、前記2フレーム分の画像データの画素値を決定するデータ決定部と、決定された画素値に基づいて前記表示部を駆動する駆動回路と、前記データ決定部で決定された画素値を1フレームごとに受け取り、画素ごとに、前記決定された画素値を階調表示するデータに変換し、前記変換されたデータを前記駆動回路に出力する変換部と、を備え、前記データ決定部は、前記2フレーム分の画像データのうち、1フレーム目で前記表示部の第1領域に含まれる画素と、2フレーム目で前記表示部の残りの第2領域に含まれる画素について、連続する複数の走査ラインにわたって前記走査ラインと直交する同じ列に並ぶ画素が同一の画素値をとるように画素値を決定し、前記1フレーム目の前記第2領域に含まれる画素と、前記2フレーム目の前記第1領域に含まれる画素に対して、各走査ラインの順次走査を許容する画素値を決定することを特徴とする表示装置。
【請求項2】
 前記データ決定部は、前記1フレーム目の前記第2領域に含まれる画素と、前記2フレーム目の前記第1領域に含まれる画素に対し、前記2フレーム目の前記第2領域と、前記1フレーム目の前記第1領域で前記同一の画素値が決定されたことにより生じる誤差を補正する補正値を決定することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
 前記データ決定部は、前記誤差の補正が前記表示装置の階調レベルの範囲内で可能な場合は、前記走査ラインと直交する同じ列に並ぶ画素の画素値の平均または平均近傍の値を前記同一の画素値として決定し、前記誤差の補正が前記階調レベルの範囲を逸脱する場合は前記誤差を最小にする補正値を決定することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
 前記表示装置は複数の走査電極を有し、前記駆動回路は、前記データ決定部で決定された画素値に基づいて、前記1フレーム目で前記表示部の前記第1領域で連続する複数の走査電極に対して同時に走査パルスを印加し、前記第2領域の各走査電極に対して異なるタイミングで走査パルスを印加し、前記2フレーム目で、前記第1領域の各走査電極に異なるタイミングで走査パルスを印加し、前記第2領域で前記連続する複数の走査電極に対して同時に走査パルスを印加することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の表示装置。
【請求項5】
 マトリクス状に画素が配置される表示画面を有し階調表示を行う表示装置において、連続する2フレーム分の画像データを取り込み、前記2フレームのうち、1フレーム目で前記表示画面の第1領域で複数ライン同時走査を行ない、残りの第2領域で線順次走査を行ない、2フレーム目で前記表示画面の前記第1領域で線順次走査を行ない、前記第2領域で複数ライン同時走査を行なう、ことを特徴とする表示方法。

【請求項6】
 前記2フレーム分の画像データのうち、1フレーム目の前記第1領域に含まれる画素と2フレーム目の前記第2領域に含まれる画素について、連続する複数の走査ラインにわたって前記走査ラインと直交する同じ列に並ぶ画素に対して同一の画素値を決定し、 前記1フレーム目の前記第2領域に含まれる画素と、前記2フレーム目の前記第1領域に含まれる画素について、各走査ラインの順次走査を許容する画素値を決定する工程をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の表示方法。

発明の名称 アンテナ
技術分野 IT
出願番号 特願2013-181530
概要

【要約】
【課題】多周波の特性を有するとともに、各帯域が可変であるアンテナ、すなわち多周波リコンフィギュラブルアンテナの構造を提供する。
【解決手段】アンテナを複数のアンテナ導体に分離し、これら複数のアンテナ導体を複数のインピーダンス回路部を介して直列に接続する。これら複数のインピーダンス回路部にバラクタなどの可変容量素子を設ける。複数の可変容量素子の容量値を適宜に変更することで、複数の使用可能周波数帯域ごとに特性を調整出来る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 給電部と、前記給電部の一方の端部に接続された第1導体と、前記第1導体に一方の端部が接続された第1インピーダンス回路部と、前記第1導体から分離され、かつ、前記第1インピーダンス回路部の他方の端部に接続された第2導体と、前記第2導体に一方の端部が接続された第2インピーダンス回路部と、前記第1導体および前記第2導体から分離され、かつ、前記第2インピーダンス回路部の他方の端部に接続された第3導体と、前記第3導体に一方の端部が接続されたビアと、前記第1~前記第3導体から分離され、かつ、前記ビアの他方の端部に接続された接続導体と、前記接続導体に一方の端部が接続された第3インピーダンス回路部と、前記第1~前記第3導体および前記接続導体から分離され、かつ、前記第3インピーダンス回路部に一方の端部が接続され、かつ、他方の端部が前記給電部の他方の端部に接続された線路導体とを具備し、前記第1インピーダンス回路部は、前記一方の端部および前記他方の端部の間に接続された第1インダクタと、前記第1インダクタに接続された第1バラクタとを具備し、 前記第2インピーダンス回路部は、前記一方の端部および前記他方の端部の間に接続された直列容量を具備し、前記第3インピーダンス回路部は、前記一方の端部および前記他方の端部の間に接続された第2インダクタと、前記第2インダクタに接続された第2バラクタとを具備する
 アンテナ。
【請求項2】
 請求項1に記載のアンテナにおいて、前記給電部の前記一方の端部に接続された第1接地導体と、前記線路導体の前記他方の端部に接続された第2接地導体と、前記第1接地導体および前記第2接地導体を接続する給電ビア群と、 前記ビアおよび前記給電ビアに貫通された基板とをさらに具備し、 前記基板の一方の表面には、前記第1~前記第3導体および前記第1接地導体が配置されており、前記基板の他方の表面には、前記接続導体、前記線路導体および前記第2接地導体が配置されており、 前記第1バラクタは、前記第1インダクタに並列または直列に接続されており、前記第2バラクタは、前記第2インダクタに並列または直列に接続されている アンテナ。
【請求項3】
 請求項1または2に記載のアンテナにおいて、前記直列容量は、直列バラクタを具備するアンテナ。
【請求項4】
 請求項3に記載のアンテナにおいて、前記給電部と並列に接続された並列バラクタをさらに具備するアンテナ。
【請求項5】
 請求項2に記載のアンテナにおいて、前記基板の前記一方の表面に配置され、前記給電部の他方の端部に接続された第4導体と、前記第4導体に一方の端部が接続された第4インピーダンス回路部と、前記基板の前記一方の表面に配置され、前記第1~前記第4導体および前記接続導体から分離され、かつ、前記第4インピーダンス回路部の他方の端部に接続された第5導体と、前記第5導体に一方の端部が接続された第5インピーダンス回路部と、前記基板の前記一方の表面に配置され、前記第1~前記第5導体および前記接続導体から分離され、かつ、前記第5インピーダンス回路部の他方の端部に接続された第6導体と前記基板を貫通し、前記第6導体に一方の端部が接続された他のビアと、前記基板の前記他方の表面に配置され、前記第1~前記第6導体および前記接続導体から分離され、かつ、前記他のビアの他方の端部に接続された他の接続導体と、 前記他の接続導体に一方の端部が接続され、かつ、他方の端部が前記線路導体の他方の端部に接続された第6インピーダンス回路部とをさらに具備し、前記第4インピーダンス回路部は、前記一方の端部および前記他方の端部の間に並列または直列に接続された第3バラクタおよび第3インダクタを具備し、前記第5インピーダンス回路部は、前記一方の端部および前記他方の端部の間に接続された他の直列容量を具備し、前記第6インピーダンス回路部は、前記一方の端部および前記他方の端部の間に並列または直列に接続された第4バラクタおよび第4インダクタを具備するアンテナ。
(以下省略)

発明の名称 通信端末装置、通信ネットワークシステム、通信方法及び通信プログラム
技術分野 IT
出願番号 特願2012-242584
概要

【要約】
【課題】直観的に連携対象の機器を指定し、煩雑な通信確立手順を経ることなく、連携機器間の接続を確立することができる通信端末装置を提供することを目的とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
 通信ネットワークに接続することによって、他の端末装置と通信する通信端末装置において、レーザ光を受信するための受光部を有する他の端末装置に向けて、該レーザ光を送信す
る発光部と、上記送信されたレーザ光を受信した上記他の端末装置からのコールバックを上記通信ネットワークを介して受信し、該他の端末装置と通信する通信部とを備え、上記レーザ光は、自己の識別情報に基づいて生成された識別信号を含んでおり、上記通信部で、上記他の端末装置からのコールバックを上記通信ネットワークを介して受信することによって、上記識別情報を該他の端末装置が受信したことを認識し、該他の端末装置を識別して、該他の端末装置との該通信ネットワークを介する通信を確立することを特徴とする通信端末装置。
【請求項2】
 上記通信ネットワークは、インタネットを含み、上記識別情報は、当該通信端末装置のIPアドレスであることを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
【請求項3】
 上記識別信号は、ランダムシードを含み、上記ランダムシードは、上記他の端末装置が有する秘密鍵によって暗号化されることを特徴とする請求項2記載の通信端末装置。
【請求項4】
 上記ランダムシードを生成する擬似乱数発生器を更に備えることを特徴とする請求項3記載の通信端末装置。
【請求項5】
 上記識別信号は、複数回反復して上記発光部から送信されることを特徴とする請求項1~4いずれか1項記載の通信端末装置。
【請求項6】
 上記他の端末装置からのコールバックには、該他の端末装置の機能を示す情報を含められることを特徴とする請求項1~5いずれか1項記載の通信端末装置。
【請求項7】
 通信ネットワークに接続することによって、他の通信端末装置と通信するレーザ受信通信端末装置において、レーザ光を送信する通信端末装置から送信されたレーザ光を受信する受光部と、上記受信したレーザ光に含まれる上記通信端末装置の識別信号に基づいて、該通信端末装置にコールバックを上記通信ネットワークを介して送信し、該通信端末装置と通信する
通信部とを備え、上記コールバックは、自己の識別情報及び自己の機能情報を含むことを特徴とするレーザ受信通信端末装置。
【請求項8】
 レーザ光を送信する発光部と、通信ネットワークと接続して、ネットワーク通信を行う通信部とを有する第1の通信端末装置と、上記送信されたレーザ光を受信する受光部と、上記通信ネットワークと接続して、ネットワーク通信を行う通信部とを有する第2の通信端末装置とを備え、上記レーザ光は、上記第1の通信端末装置の識別情報に基づいて生成された識別信号を含んでおり、上記第1の通信端末装置は、上記第2の通信端末装置からのコールバックを上記通信ネットワークを介して受信することによって、上記識別情報を該第2の通信端末装置が受信したことを認識し、該第2の通信端末装置を識別して、該第2の通信端末装置との該通信ネットワークを介する通信を確立することを特徴とする通信ネットワークシステム。
【請求項9】
上記ネットワークに接続され、公開鍵を有する認証サーバを更に備えることを特徴とする請求項8記載の通信ネットワークシステム。
【請求項10】
 通信ネットワークを用いた通信方法において、第1の通信端末装置によって、該第1の通信端末装置の識別情報に基づいて生成された識別信号を含むレーザ光を送信するステップと、
 第2の通信端末装置によって、上記送信されたレーザ光を受信し、上記識別信号によって上記第1の通信端末装置を認識し、該第1の通信端末装置にコールバックを上記通信ネ
ットワークを介して送信するステップと、 上記第1の通信端末装置によって、上記コールバックを上記通信ネットワークを介して受信することによって、該第2の通信端末装置を識別して、該第2の通信端末装置との該通信ネットワークを介する通信を確立するステップとを有する通信方法。
(以下省略)

発明の名称 ワイヤレスセンサネットワークシステム
技術分野 IT
出願番号 特願2012-48447
概要

【要約】
【課題】
複数の情報源から送信される情報を効率よく収集することを重視したワイヤレスセンサネットワークシステムおよびその通信方法を提供する。
【解決手段】
本発明のワイヤレスセンサネットワークシステムおよびワイヤレスセンサネットワーク通信方法によれば、複数の送信端末のそれぞれが、第1情報群と、
第2情報群とを、送信周波数群と、送信時刻群との組み合わせに変換した上で送信する複数の送信信号群を、無線ネットワークを介して受信サーバが受信する。こうす
ることで、多数の情報をリアルタイムに通信することが可能となる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 複数の送信信号群を送信する複数の送信端末と、無線ネットワークを介して前記複数の送信信号群を受信する受信サーバとを具備し、前記複数の送信信号群は、 前記複数の送信端末のそれぞれが送信する送信信号群を具備し、前記それぞれの送信端末は、第1情報群を生成する第1回路部と、第2情報群を生成する第2回路部と、
 前記第1情報群および前記第2情報群の組み合わせを、送信周波数群および送信時刻群の組み合わせに変換する変換部と、前記送信周波数群を有する前記送信信号群を前記送信時刻群に含まれるそれぞれの時刻に送信する送信部とを具備し、前記受信サーバは、前記複数の送信信号群を受信する受信部と、前記複数の送信信号群が示す前記送信周波数群および前記送信時刻群から前記第1情報群および前記第2情報群を復元する復元部とを具備するワイヤレスセンサネットワークシステム。
【請求項2】
 請求項1に記載のワイヤレスセンサネットワークシステムにおいて、前記第1情報群および前記第2情報群の少なくとも一方は、2次元の情報を具備するワイヤレスセンサネットワークシステム。
【請求項3】
 請求項2に記載のワイヤレスセンサネットワークシステムにおいて、前記第1回路は、前記第1情報群を取得するセンサを具備し、前記第2情報群は、2次元座標上の位置情報を具備し、前記第2回路は、前記それぞれの送信端末の前記位置情報を取得する位置情報取得部を具備するワイヤレスセンサネットワークシステム。
【請求項4】
 請求項2に記載のワイヤレスセンサネットワークシステムにおいて、前記第1回路は、前記第1情報群を取得するセンサを具備し、前記第2情報群は、2次元座標上の位置情報を具備し、前記第2回路は、前記送信端末の前記位置情報を予め記憶している記憶部を具備するワイヤレスセンサネットワークシステム。
【請求項5】
 請求項3または4に記載のワイヤレスセンサネットワークシステムにおいて、前記受信サーバは、前記複数の送信端末に向けて要求信号を送信する送信部をさらに具備し、前記それぞれの送信端末は、前記要求信号を受信する受信部をさらに具備し、前記第1回路は、前記要求信号に応じて前記第1情報群を取得するワイヤレスセンサネットワークシステム。
【請求項6】
 請求項1~5のいずれかに記載のワイヤレスセンサネットワークシステムにおいて、前記変換部は、前記第1情報群を前記送信周波数群に変換する第1変換部と、 前記第2情報群を前記送信時刻群に変換する第2変換部とを具備するワイヤレスセンサネットワークシステム。
【請求項7】
 請求項6に記載のワイヤレスセンサネットワークシステムにおいて、前記第2情報群は2次元の情報を含み、前記第2変換部は、前記第2情報群を、第1送信時刻および第2送信時刻の組み合わせに変換し、前記それぞれの送信時刻群は、前記第1送信時刻と、前記第2送信時刻とを具備し、前記推定部は、複数の送信信号群から、前記複数の送信時刻群に共通する前記送信周波数群を検索して、前記第1情報群および前記第2情報群を推定するワイヤレスセンサネットワークシステム。
【請求項8】
 請求項7に記載のワイヤレスセンサネットワークシステムにおいて、前記受信サーバは、前記複数の送信端末の位置情報を予め記憶しているメモリをさらに具備し、
 前記復元部は、前記メモリに記憶された前記位置情報を参照して前記復元を行うワイヤレスセンサネットワークシステム。
【請求項9】
 請求項1~8のいずれかに記載のワイヤレスセンサネットワークシステムにおいて、前記第1情報群は、
 1次元の情報を具備し、前記第1回路は、前記第1情報群のそれぞれを前記送信周波数群のいずれかに割り当て、前記復元部は、前記割り当ての逆変換式を演算して前記第1情報群を推定するワイヤレスセンサネットワークシステム。
(以下省略)
 

発明の名称 ユーザインタフェース装置
技術分野 IT
出願番号 特願2014-512294
概要

【要約】
ユーザが、接触面の軟らかさを感じ取りながら、接触面に対する多様な3次元的加工をできるようにする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 軟らかい膜材でなりかつユーザによってその表面に対して3次元的加工がなされる接触面部材を含む筐体と、上記筐体によって閉塞された領域内に封止された、多数の軟らかさ調整用粒子を含む軟らかさ調整部材と、封止状態にある上記軟らかさ調整用粒子の相互間の接触圧の強弱に従って当該接触圧が変化することにより上記軟らかさ調整部材の軟らかさが変化することを利用して、上記軟らかさ調整用粒子相互間の上記接触圧を制御することにより、上記接触面部材の軟らかさを調整する軟らかさ制御手段とを具えることを特徴とするユーザインタフェース装置。
【請求項2】
 上記軟らかさ制御部は、ユーザによる上記軟らかさ調整部材の軟らかさの指定に応じて、上記閉塞された上記筐体内の圧力を制御することにより上記接触面部材の表面に軟らかさの触感を与えることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース装置。
【請求項3】
 上記接触面部材の表面に対する接触による入力操作を受け付ける触覚入力受付部をさらに具えることを特徴とする請求項1または2に記載のユーザインタフェース装置。
【請求項4】
 上記接触面部材に画像を表示させる表示制御部をさらに具えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のユーザインタフェース装置。
【請求項5】
 上記接触面部材の表面の凹凸形状を表すデータを取得する表面凹凸取得手段をさらに具えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のユーザインタフェース装置。
【請求項6】
 上記軟らかさ制御部は、ユーザによる上記軟らかさ調整部材の軟らかさの変化の指定に応じて、当該指定された軟らかさの変化態様に従って上記筐体内の圧力の変化を制御することにより、上記接触面部材の表面に軟らかさの変化の触感を与えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のユーザインタフェース装置。
【請求項7】
 上記軟らかさ制御部は、上記軟らかさ調整用粒子相互間の上記接触圧を制御することにより、上記軟らかさ調整部材の上記接触面部材の軟らかさを、「粉状」の成形不可状態、又は「粘土状」の変形可能状態、又は硬化した変形不可状態に調整する ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のユーザインタフェース装置。
【請求項8】
 ユーザが上記接触面部材の表面上に描画ペンを用いて行った入力内容を検出するペン描画状態検出部材を、上記軟らかさ調整部材を挟んで上記接触面部材と対向する側に 具えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のユーザインタフェース装置。

発明の名称 携帯端末セット、携帯端末用ジャケット、携帯端末、情報処理システム、およびプログラム
技術分野 IT
出願番号 特願2012-130326
概要

【課題】
錯触覚現象を利用して、対象物の柔らかさを認識可能にする新たなユーザインタフェースを実現することができるようにする。

【解決手段】
圧力センサは、ユーザが携帯端末を把持したときの圧力を検知する。携帯端末は、柔らかさの程度を表す柔らかさ情報と、圧力センサが示す圧力値とに応じて、ユーザに柔らかさを認識させる錯触覚画像の形態的属性を決定して錯触覚画像の表示制御を行う。本発明は、例えば、携帯端末のユーザインタフェースに適用できる。

【特許請求の範囲】

【請求項1】
 ユーザが把持可能な携帯端末と前記携帯端末に装着されるジャケットとからなる携帯端末セットであって、前記ジャケットは、
 前記ユーザが前記携帯端末を把持したときの圧力を検知し、その結果である圧力値を出力する圧力センサを備え、
 前記携帯端末は、柔らかさの程度を表す柔らかさ情報と、前記圧力センサが示す圧力値とに応じて、前記ユーザに柔らかさを認識させる錯触覚画像の形態的属性を決定して前記錯触覚画像の表示制御を行う画像表示制御部と、
 前記柔らかさ情報を変更して、複数の前記柔らかさ情報を、前記画像表示制御部に設定する柔らかさ情報制御部と、
 前記画像表示制御部により表示制御された前記錯触覚画像を表示する表示部とを備える携帯端末セット。
【請求項2】
 請求項1に記載の携帯端末セットで用いられる携帯端末用ジャケット。
【請求項3】
 ユーザが把持可能な携帯端末であって、前記ユーザが前記携帯端末を把持したときの圧力を検知する圧力センサと、柔らかさの程度を表す柔らかさ情報と、前記圧力センサが示す圧力値とに応じて、前記ユーザに柔らかさを認識させる錯触覚画像の形態的属性を決定して前記錯触覚画像の表示制御を行う画像表示制御部と、前記柔らかさ情報を変更して、複数の前記柔らかさ情報を、前記画像表示制御部に設定する柔らかさ情報制御部と、前記画像表示制御部により表示制御された前記錯触覚画像を表示する表示部とを備える携帯端末。
【請求項4】
 前記錯触覚画像の形態的属性は、前記錯触覚画像の圧縮率であり、前記画像表示制御部は、前記圧力値が大きいほど、前記錯触覚画像の圧縮率が大きくなるように、前記錯触覚画像の圧縮率を決定する請求項3に記載の携帯端末。
【請求項5】
 前記画像表示制御部は、前記圧力値に応じた前記圧縮率で前記錯触覚画像を表示させた後、前記錯触覚画像を減衰振動させる表示制御を行う請求項4に記載の携帯端末。
【請求項6】
 前記柔らかさ情報制御部は、前記柔らかさ情報を、前記錯触覚画像の前記表示部への表示時間に応じて変化させる請求項3に記載の携帯端末。
【請求項7】
 前記柔らかさ情報は、複数のパラメータに基づいて決定される請求項3に記載の携帯端末。
【請求項8】
 所望の前記柔らかさ情報を登録する登録部をさらに備える請求項3に記載の携帯端末。
【請求項9】
 携帯端末に、柔らかさの程度を表す柔らかさ情報を変更して、複数の前記柔らかさ情報を設定し、設定された前記柔らかさ情報と、ユーザが前記携帯端末を把持したとき圧力センサが示す圧力値とに応じて、前記ユーザに柔らかさを認識させる錯触覚画像の形態的属性を決定して前記錯触覚画像の表示制御を行う処理を実行させるプログラム。
【請求項10】
 ユーザが把持可能な携帯端末と、サーバとからなる情報処理システムであって、前記携帯端末は、前記ユーザが前記携帯端末を把持したときの圧力を検知する圧力センサが示す圧力値と、柔らかさの程度を表す柔らかさ情報とに応じて、前記ユーザに柔らかさを認識させる錯触覚画像の形態的属性を決定して前記錯触覚画像の表示制御を行う画像表示制御部と、前記柔らかさ情報を変更して、複数の前記柔らかさ情報を、前記画像表示制御部に設定する柔らかさ情報制御部と、前記画像表示制御部により表示制御された前記錯触覚画像を表示する表示部とを備え、前記サーバは、複数の前記柔らかさ情報を記憶する記憶部と、前記柔らかさ情報を前記携帯端末に送信する送信部とを備える 情報処理システム。

発明の名称 信号中に含まれる正弦成分抽出装置、正弦成分抽出方法及びプログラム
技術分野 IT
出願番号 特願2014-20582
概要

【要約】

【課題】
入力信号に含まれる正弦成分の周波数,その振幅及び位相を正確に検出する。

【解決手段】
入力信号に窓関数を乗算してフーリエ変換する。そして、そのフーリエ変換して得た特定の周波数ビンの出力と、その周波数ビンの近傍の周波数ビンの出力との振幅の比を算出する。その比算出結果から、入力信号に含まれる正弦成分の周波数を検出する。得られた入力信号に含まれる正弦成分の周波数から、正弦成分の振幅及び位相を検出する。

【特許請求の範囲】

【請求項1】
入力信号に窓関数を乗算してフーリエ変換するフーリエ変換部と、
前記フーリエ変換部が変換して得た特定の周波数ビンの出力の振幅と位相と、その周波数ビンの近傍の周波数ビンの出力の振幅と位相から入力信号に含まれる正弦成分を検出する正弦成分検出部と、
前記正弦成分検出部が検出した特定の周波数ビンの出力の位相と、その周波数ビンの近傍の周波数ビンの出力の位相がほぼ同じである周波数ビンについて、それらの出力の振幅の比を算出する比算出部と、
前記比算出部が算出した比から前記入力信号に含まれる正弦成分の周波数を検出する周波数検出部とを備える
信号中に含まれる正弦成分抽出装置。

【請求項2】
前記比算出部が算出して抽出した周波数を、正弦成分を定義する式に代入して、正弦成分の振幅又は位相を算出する正弦成分算出部を備えた
請求項1に記載の信号中に含まれる正弦成分抽出装置。

【請求項3】
前記窓関数は、窓長の時間軸中点を時刻0とする実数値偶関数で窓の両端で値が小さくなる特性を持つ関数であり、前記窓長を有限に設定することで、前記フーリエ変換部が短時間フーリエ変換を行う
請求項1または2に記載の信号中に含まれる正弦成分抽出装置。

【請求項4】
前記フーリエ変換部が変換して得た周波数ビンの出力の位相として、第1の正弦成分の位相と第2の正弦成分の位相が含まれ、それぞれの正弦成分の位相が別の複数の周波数ビンの出力から検出されたとき、前記比算出部は、それぞれの位相の2つの周波数ビンの出力の比を算出して、入力信号に含まれる複数の正弦成分を検出する
請求項1~3に記載の信号中に含まれる正弦成分抽出装置。

【請求項5】
前記比算出部が比を算出する周波数ビンは、前記フーリエ変換部が変換して得た周波数ビンの出力の内の極大を検出した周波数ビンと、その極大を検出した周波数ビンの近傍の周波数ビンで位相が等しいあるいはほぼ等しいビンである
請求項1~3のいずれかに記載の信号中に含まれる正弦成分抽出装置。

【請求項6】
前記入力信号は音声信号であり、前記比算出部が算出する周波数は、音声信号に含まれる基本周波数である
請求項1~5のいずれかに記載の信号中に含まれる正弦成分抽出装置。

【請求項7】
入力信号に窓関数を乗算してフーリエ変換するフーリエ変換工程と、
前記フーリエ変換工程で変換して得た特定の周波数ビンの出力の振幅と位相と、その周波数ビンの近傍の周波数ビンの出力の振幅と位相から入力信号に含まれる正弦成分を検出する正弦成分検出工程と、
前記正弦成分検出工程により検出した特定の周波数ビンの出力の位相と、その周波数ビンの近傍の周波数ビンの出力の位相がほぼ同じである周波数ビンについて、それらの出力の振幅の比を算出する比算出工程と、
前記比算出工程で算出した比から前記入力信号に含まれる正弦成分の周波数を検出する周波数検出工程とを含む
信号中に含まれる正弦成分抽出方法。

【請求項8】
入力信号に窓関数を乗算してフーリエ変換するフーリエ変換手順と、
前記フーリエ変換手順で変換して得た特定の周波数ビンの出力の振幅と位相と、その周波数ビンの近傍の周波数ビンの出力の振幅と位相から入力信号に含まれる正弦成分を検出する正弦成分検出手順と、
前記正弦成分検出手順により検出した特定の周波数ビンの出力の位相と、その周波数ビンの近傍の周波数ビンの出力の位相がほぼ同じである周波数ビンについて、それらの出力の振幅の比を算出する比算出手順と、
前記比算出手順で算出した比から前記入力信号に含まれる正弦成分の周波数を検出する周波数検出手順とを、
コンピュータに実装して実行させる
プログラム。