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発明の名称 高周波短絡回路
技術分野 IT, ものづくり
出願番号 特願2013-154525
概要

【要約】
【課題】伝送線路の幅を拡大することなく、広帯域化を図ることができ、回路配置の自由度が高い高周波短絡回路を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
 一端及び他端を有する2つ以上の伝送線路を備え、上記2つ以上の伝送線路は、上記一端及び他端同士がそれぞれ電気的に接続され、該一端からインピーダンスを見ることを特徴とする高周波短絡回路。
【請求項2】
 上記2つ以上の伝送線路のそれぞれは、長さ方向にわたって線路インピーダンスが一様である一様伝送線路、第1の伝送線路と、該第1の伝送線路に接続され、該第1の伝送線路の線路インピーダンスよりも小さい線路インピーダンスを有する第2の伝送線路を有するステップインピーダンス伝送線路、又は長さ方向にわたって線路インピーダンスが連続的に変化するテーパ型伝送線路のうちのいずれか1つであることを特徴とする請求項1記載の高周波短絡回路。
【請求項3】
 上記2つ以上の伝送線路は、一様伝送線路であり、
 少なくとも1つの上記一様伝送線路は、特性インピーダンス又は線路長のうち少なくとも1つが他の一様伝送線路と異なることを特徴とする請求項1又は2記載の高周波短絡回路。
【請求項4】
 上記2つ以上の伝送線路は、ステップインピーダンス伝送線路であり、少なくとも1つの上記ステップインピーダンス伝送線路は、インピーダンス比又は線路長のうち少なくとも1つが他のステップインピーダンス伝送線路と異なることを特徴とする請求項2記載の高周波短絡回路。
【請求項5】
 上記2つ以上の伝送線路は、ステップインピーダンス伝送線路であり、上記第2の伝送線路は、2つ以上の一様伝送線路を平行に配置することによって構成されることを特徴とする請求項2記載の高周波短絡回路。
【請求項6】
 上記ステップインピーダンス伝送線路は、上記第1の伝送線路と上記第2の伝送線路との接続位置同士がそれぞれ電気的に接続されることを特徴とする請求項4又は5記載の高周波短絡回路。
【請求項7】
 上記2つ以上の伝送線路は、テーパ型伝送線路であり、少なくとも1つの上記テーパ型伝送線路は、インピーダンス比、線路長又はテーパ形状のうち少なくとも1つが他のテーパ型伝送線路とは異なることを特徴とする請求項2記載の高周波短絡回路。
【請求項8】
 上記2つ以上の伝送線路は、一様伝送線路、ステップインピーダンス伝送線路又はテーパ型伝送線路のうち少なくとも2つ以上を含むことを特徴とする請求項1記載の高周波短絡回路。
【請求項9】
 上記2つ以上の伝送線路は、一様伝送線路、ステップインピーダンス伝送線路又はテーパ型伝送線路のうち2つを含むことを特徴とする請求項8記載の高周波短絡回路。

発明の名称 光学測定装置及び光学測定方法
技術分野 ものづくり, ナノテクノロジー
出願番号 特願2015-523971
概要

【課題】 効果的にノイズを除去して強度が微小な信号を感度よく検出する。
【解決手段】 光学測定装置は、光源と、前記光源からの光をプローブ光と参照光に分割する第1光学素子と、前記プローブ光を試料に導く第1パスと、時間軸上で前記参照光と前記プローブ光間に相対的な遅延を与えるように光路長が調整された前記参照光の第2パスと、前記試料を照射した前記プローブ光と、前記光路長が調整された前記参照光をひとつの共通の検出素子で検出して検出信号を出力する検出器と、前記検出信号のうち、前記プローブ光に由来する信号と前記参照光に由来する信号にそれぞれ逆の符号を適用して平衡化を行い、前記プローブ光に由来する信号と前記参照光に由来する信号の差分を前記試料の測定結果として出力する平衡器と、を有する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 光源と、
 前記光源からの光をプローブ光と参照光に分割する第1光学素子と、前記プローブ光を試料に導く第1パスと、時間軸上で前記参照光と前記プローブ光の間に相対的な遅延を与えるように光路長が調整された前記参照光の第2パスと、前記試料を照射した前記プローブ光と、前記光路長が調整された前記参照光をひとつの共通の検出素子で検出して検出信号を出力する検出器と、前記検出信号のうち、前記プローブ光に由来する信号と前記参照光に由来する信号にそれぞれ逆の符号を適用して平衡化を行い、前記プローブ光に由来する信号と前記参照光に由来する信号の差分を前記試料の測定結果として出力する平衡器と、を有することを特徴とする光学測定装置。
【請求項2】
 前記平衡器は、
 前記検出信号に、前記光源からの光に同期する±1の振幅の方形波を乗算する乗算器、を有し、前記乗算結果により前記差分を得ることを特徴とする請求項1に記載の光学測定装置。
【請求項3】
 前記平衡器は、前記方形波にバイアスを印加するバイアス源、をさらに有し、前記バイアスにより前記プローブ光と前記参照光の検出強度比を調整することを特徴とする請求項2に記載の光学測定装置。
【請求項4】
 前記平衡器は、 前記光源からの光の角周波数に同期する正弦波信号の位相を調整する位相シフタと、前記検出信号に、前記位相が調整された前記正弦波信号を乗算する乗算器と、を有し、前記乗算結果により前記差分を得ることを特徴とする請求項1に記載の光学測定装置。
【請求項5】
 前記平衡器は、前記乗算器の出力の直流成分を前記位相シフタにフィードバックさせるフィードバック系を有し、前記フィードバックを用いて、前記プローブ光と前記参照光の検出強度比を平衡させることを特徴とする請求項4に記載の光学測定装置。
【請求項6】
 前記検出器と前記平衡器の間に挿入される共振器をさらに有し、前記検出信号のうち特定の帯域の周波数成分が前記平衡器に入力されることを特徴とする請求項4に記載の光学測定装置。
【請求項7】
 前記プローブ光に同期して刺激を生成する刺激源、をさらに有し、前記試料は前記プローブ光に同期して前記刺激を受け、前記平衡器は前記刺激に誘起された前記試料の状態変化を前記測定結果として出力することを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の光学測定装置。
【請求項8】
 参照信号を生成する参照信号源と、
 前記参照信号の周波数で前記平衡器の出力をロックイン検出するロックイン検出部と、をさらに有し、前記刺激の強度は、前記参照信号の周波数で変調されることを特徴とする請求項7に記載の光学測定装置。
【請求項9】
 前記試料と前記検出器の間に配置される分光器、をさらに有し、前記光源は白色光源であり、前記第1光学素子は、前記光源からの光を白色プローブ光と白色参照光に分割し、前記第2光学素子は、前記白色プローブ光と前記白色参照光を重ね合わせて前記試料に導き、前記試料を透過した前記白色プローブ光と前記白色参照光は、前記分光器で複数の波長成分に分光され、前記検出器は、前記分光された波長の各々に対応して配置され、対応する波長成分の前記プローブ光と前記参照光を共通して検出することを特徴とする請求項1に記載の光学測
定装置。
(以下省略)

発明の名称 ユーザインタフェース装置およびユーザインタフェース制御プログラム
技術分野 IT, その他
出願番号 特願2014-97872
概要

【要約】
【課題】防水構造を有する情報機器を持ち込むことなく、液面への情報表示と、液体を扱うのと同様の自然で直感的なジェスチャ入力とを実現する、液体槽内での情報閲覧とインタラクションに好適なユーザインタフェースを提供する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 液体と不透明状態の気体との組み合わせ、または不透明状態の液体で平面を形成した液体平面形成手段と、前記液体平面形成手段により形成された平面に対して情報を投影表示させる投影表示手段と、前記液体平面形成手段により形成された平面に対する入力操作を検出する入力検出手段と、前記入力検出手段によって検出された入力操作に応じて、前記投影表示手段に投影表示させる情報を制御する表示制御手段とを備えたことを特徴とするユーザインタフェース装置。
【請求項2】
 前記液体平面形成手段は、不透明状態の液体が蓄えられた液体槽であり、前記投影表示手段は、該液体槽の液面に対して情報を投影表示させ、前記入力検出手段は、該液体槽の液面付近において行われる、ユーザによる前記液体への接触を伴うジェスチャの入力を認識するジェスチャ認識手段であり、前記表示制御手段は、該ジェスチャ認識手段によって認識されたジェスチャに応じて、前記投影表示手段に投影表示させる情報を制御することを特徴とする請求項1記載のユーザインタフェース装置。
【請求項3】
 前記ジェスチャ認識手段は、前記ユーザが前記液面下から指を突き出す動作、前記ユーザが前記液面付近において前記液体を流す動作、前記ユーザが前記液体をすくう動作、前記ユーザが前記水面を叩く動作のうちの少なくとも1つの動作を認識するものであることを特徴とする請求項2に記載のユーザインタフェース装置。
【請求項4】
 前記ジェスチャ認識手段は、前記液面からの距離が表された深度画像を取得可能な深度カメラと、該深度カメラで取得された前記液面を表す背景画像と、前記ジェスチャの動作中を表す1以上のジェスチャ画像との差分を求めることによって、前記ジェスチャの動作領域を表す前景画像を取得し、前記ジェスチャの動作領域の面積と経時的変化とに基づいて、前記
ジェスチャの動作内容を特定するジェスチャ解析部とを備えたものであることを特徴とする請求項2または3に記載のユーザインタフェース装置。
【請求項5】
 前記表示制御手段は、流体シミュレーションにより、前記投影表示される情報を前記液面上で移動させるものであることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載のユーザインタフェース装置。
【請求項6】
 前記ジェスチャ認識手段は、前記ユーザが前記液面付近において前記液体を流す動作を認識するものであり、前記表示制御手段は、前記認識された液体を流す動作に応じて、前記液体シミュレーションにより、前記投影表示される情報の移動の向きや速さを決定するものであることを特徴とする請求項5に記載のユーザインタフェース装置。
【請求項7】
 前記液体槽は前記ユーザが内部に入ることができるものであり、前記ユーザは、前記液体に浸かることができるものであることを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載のユーザインタフェース装置。
【請求項8】
 前記液体平面形成手段は、液体を落下させることにより平行な平面を形成するとともに前記平行な平面の間に不透明状態の気体を充満させ、空気を放出する空気放出筒を備え、前記入力検出手段は、前記空気を放出した際の前記空気放出筒の向きを検出し、前記表示制御手段は、前記入力検出手段によって認識された前記空気放出筒の向きに応じて、前記投影表示手段に投影表示させる情報を制御することを特徴とする請求項1記載のユーザインタフェース装置。
【請求項9】
 液体と不透明状態の気体との組み合わせ、または不透明状態の液体で平面を形成した液体平面形成手段と、前記液体平面形成手段により形成された平面に対して情報を投影表示させる投影表示手段と、前記液体平面形成手段により形成された平面に対する入力操作を検出する入力検出手段と、を備えた装置と接続されたコンピュータに、前記入力検出手段によって検出された入力操作に応じて、前記投影表示手段に投影表示させる情報を制御する制御ステップを、実行させるためのユーザインタフェース制御プログラム。

発明の名称 ダイヤモンドライクカーボン膜の成膜装置および形成方法
技術分野 ものづくり
出願番号 特願2014-98357
概要

【要約】
【課題】成膜に要する時間を短縮することができ、且つ膜品質を向上させることが可能なダイヤモンドライクカーボン膜の成膜装置およびその形成方法を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
 ダイヤモンドライクカーボン膜を成膜する成膜対象物を配置し、成膜用ガスおよび前記成膜用ガス以外のガスを流動させる流動経路と、水素ガス、窒素ガスまたはアルゴンガスの何れかを含むキャリアガスを所定流量で前記流動経路に供給するキャリアガス供給源と、ケトン体、アルコール類またはカルボン酸の何れかのガスから成る炭素源を所定流量で前記流動経路に供給する炭素源ガス供給源と、前記キャリアガス供給源および前記炭素源ガス供給源から前記流量経路へのガス流量を制御するガス制御部と、前記流動経路の温度を上昇させる加温部と、前記流動経路内の温度が所定温度となるように前記加温部を制御する温度制御部と、を備え、前記ガス制御部は、前記流動経路が成膜温度に達するまで、前記キャリアガスを前記キ
ャリアガス供給源から前記流動経路に供給するように制御すると共に、前記流動経路が成膜温度に達した際に、炭素源が所定濃度で含まれるように、前記成膜用ガスを前記キャリアガス供給源および前記炭化水素ガス供給源から前記流動経路に所定流量で供給するように制御することを特徴とするダイヤモンドライクカーボン膜の成膜装置。
【請求項2】
 前記ガス制御部は、成膜完了後において、前記キャリアガス供給源から供給されるキャリアガスを前記流動経路に供給するように制御することを特徴とする請求項1に記載のダイヤモンドライクカーボン膜の成膜装置。
【請求項3】
 前記ガス制御部は、成膜前と成膜後とで、前記キャリアガスの種類を変更するように制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のダイヤモンドライクカーボン膜の成膜装置。
【請求項4】
 前記成膜温度は、1000~1400℃であることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のダイヤモンドライクカーボン膜の成膜装置。
【請求項5】
 前記成膜用ガスの前記炭素源と前記成膜用ガス以外のモル比が0.18~0.30:1.0であることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載のダイヤモンドライクカーボン膜の成膜装置。
【請求項6】
 前記ケトン体は、アセトンであることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載のダイヤモンドライクカーボン膜の成膜装置。
【請求項7】
 前記キャリアガス供給源およびガス制御部によるガスの供給は、バブリングを経由して行われることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載のダイヤモンドライクカーボン膜の成膜装置。
【請求項8】
 前記成膜対象物は、所定のセラミックまたは所定の金属で構成されることを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項に記載のダイヤモンドライクカーボン膜の成膜装置。
【請求項9】
 水素ガスを流動させる流動経路に、ダイヤモンドライクカーボン膜を成膜する成膜対象物を配置する工程と、前記水素ガスを所定流量で前記流動経路に流すと共に前記成膜対象物を室温から所定温度まで上昇させる工程と、前記所定温度に達した際に、前記水素ガスをキャリアガスとして炭素源であるケトン体、アルコール類またはカルボン酸の何れかを所定の濃度で含む成膜用ガスを前記流動経路に所定時間にわたって流動させる工程と、前記所定温度の状態を所定時間にわたって保持する工程とを有することを特徴とするダイヤモンドライクカーボン膜の形成方法。
【請求項10】
 前記炭素源としてのケトン体は、アセトンであることを特徴とする請求項9に記載のダイヤモンドライクカーボン膜の形成方法。
【請求項11】
 前記成膜対象物は、セラミックまたは金属で構成されることを特徴とする請求項9または請求項10に記載のダイヤモンドライクカーボン膜の形成方法。
【請求項12】
 前記成膜用ガスを流す前に、前記水素ガスを流動させることにより、前記成膜対象物の表面について前記水素ガスの還元作用により不純物除去を行うことを特徴とする請求項9から請求項11の何れか1項に記載のダイヤモンドライクカーボン膜の形成方法。
【請求項13】
 前記成膜対象物の表面には、金属からなる触媒が塗布されていることを特徴とする請求項9から請求項12の何れか1項に記載のダイヤモンドライクカーボン膜の形成方法。
【請求項14】
 前記金属からなる触媒は、セラミックで構成されることを特徴とする請求項13に記載のダイヤモンドライクカーボン膜の形成方法。
(以下省略)

発明の名称 新規ハロゲン化水素塩
技術分野 環境/有機化学/無機化学, 医工連携/ライフサイエンス
出願番号 特願2013-97755
概要

【課題】水溶性に優れ、ホタル生物発光系における発光基質として利用可能な新規物質の提供。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
 本発明は、ハロゲン化水素塩、特には、水溶性に優れ、ホタル生物発光系における発光基質として利用可能なハロゲン化水素塩に関するものである。
【背景技術】
 生物発光系の中でも、ホタルの発光系は、発光効率に優れた系として知られている。該ホタルの発光系においては、発光基質であるホタルルシフェリンが、発光酵素のホタルル
シフェラーゼと、アデノシン三リン酸(ATP)及びマグネシウムイオン(Mg2+)の存在下、励起状態のオキシルシフェリンに変換され、該オキシルシフェリンが基底状態へと失活する際に波長が約560nmの黄緑色の蛍光が発せられる。
【0003】
 また、昨今、かかるホタルの発光系の発光基質の類似体として、多彩な発光波長を実現する化合物が合成されている。例えば、下記特許文献1には、ホタルルシフェリンのフェノール性水酸基を2級又は3級アミノ基で置換したルシフェリン誘導体が開示されている。また、下記特許文献2及び3には、ホタルルシフェリンと類似の分子構造を有するルシフェラーゼの発光基質が開示されている。
【0004】
 これらのホタルルシフェリン類似体の中でも、長波長の光、特には、波長が650nm以上の赤色の光を発する発光基質は、長波長光は生体内での透過率が高いため、生体内深部の病巣を可視化するための標識材料として有望であり、例えば、和光純薬工業株式会社から商品名「アカルミネ」として、長波長光を発するホタルルシフェリン類似体が市販されている。
 また、本発明者らは、更に検討を進め、ホタルルシフェリンと類似の分子構造を有しつつ、分子構造内に2つの芳香環を有する化合物がホタル生物発光系における発光基質とし
て機能し、更に、長波長の光を発することを見出している。
 しかしながら、上記ホタル発光系の発光基質類似体は、多彩な発光波長を実現できるものの、水溶性が低く、特に、生体内深部の可視化に有用な650nm以上の波長の光を発する発光基質で顕著である。一般に、マウスやラット等の実験動物の生体内への投与においては、発光基質は10~15mg/ml程度の溶解度を有することが必要であるが、上記の長波長光を発する発光基質は、水への溶解度が約0.1mg/mlであり、実用性に問題が有った。
 そこで、本発明の目的は、上記従来技術の問題を解決し、水溶性に優れ、ホタル生物発光系における発光基質として利用可能な新規物質を提供することにある。