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発明の名称 最適波形の演算方法、プログラム及び最適波形演算装置
技術分野 IT
出願番号 特願2014-18907
概要

【要約】現実的な制約の下で、注入同期系における最適な入力信号を算出する具体的なアルゴリズムを提供する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 発振器を有する注入同期系に注入する入力信号f(θ)の最適波形を演算する方法であって、前記発振器の位相感受関数Z(θ)(ここで、θは入力信号の位相)を取得する処理と
、前記入力信号f(θ)のpノルムのpの値を取得する処理と、前記入力信号f(θ)の1周期の平均値が一定である第1の制約条件(1/(2π)*〈f(θ)〉=0)(〈 〉は、θについての1周期にわたる積分)と、前記入力信号f(θ)のpノルムが一定である第2の制約条件(||f||p=M)(Mは正の定数)の下で、前記位相感受関数Z(θ)及び前記pの値に基づいて、前記入力信号f(θ)の最適波形fopt,pを、次式を用いて計算する処理と、を含む最適波形の演算方法。
   fopt,p=Msig[g(θ)](|g(θ)|/||g||q)1/p´
 ただし、g(θ)=Z(θ+Δφ)-Z(θ)+λ、Δφ=φ+-φ-、φ+は前記発振器の位相結合関数が極小となるときの発振波形と入力波形の位相差、φ-は前記発振器の位相結合関数が極小となるときの発振波形と入力波形の位相差、p-1+q-1=1、p´=p-1、λはラグランジュの未定乗数。
【請求項2】
 前記pの値が1<p<∞である場合には、関数Sp(Δφ,λ)=〈sig[g(θ)]|g(θ)|βZ´(θ+Δφ)〉(ただしβ=1/p´)と、関数Tp(Δφ,λ)=〈sig[g(θ)]|g(θ)|βZ´(θ+Δφ)〉の各々の交点の座標をすべて求め、複数の前記交点の座標(Δφ*,λ*)に対しヘッセ行列のへシアン|H(H)|を算出し、|H(H)|>0を満たす前記座標(Δφ*,λ*)を、最適値(Δφopt,λopt)であると判断して前記g(θ)の(Δφ,λ)に代入し、前記最適波形fopt,pを計算し、また、前記pの値がp=∞である場合には、関数Sp(Δφ,λ)=〈sig[g(θ)]Z´(θ+Δφ)〉と、関数Tp(Δφ,λ)=〈sig[g(θ)]〉の各々の交点の座標をすべて求め、複数の前記交点の座標(Δφ*,λ*)に対しヘッセ行列のへシアン|H(H)|を算出し、|H(H)|>0を満たす前記座標(Δφ*,λ*)を、最適値(Δφopt,λopt)であると判断して前記g(θ)の(Δφ,λ)に代入し、前記最適波形fopt,pを計算する請求項1に記載の最適波形の演算方法。
【請求項3】
 前記pの値がp=1である場合には、前記入力信号f(θ)の最適波形f*,1として、次式を用い、
   f*,1=-M[Δ(θ+Δφmax)-Δ(θ)]
 まず、位相結合関数Γ0(φ)=M[Z(φ+Δφ)-Z(φ)]の最大値と最小値の差が最大となるΔφを求め、求めたΔφを前記Δφmaxに代入し、前記最適波形f*,1を計算する 請求項1に記載の最適波形の演算方法。
(以下省略)

発明の名称 認証システム
技術分野 IT
出願番号 特願2015-560958
概要

【要約】
RFIDがRFIDリーダライタの直近に存在することを確認するために、RFIDが発するサイドチャネルを受信して、相関係数を算出する。相関係数が所定の閾値以上であれば、当該RFIDはRFIDリーダライタの直近に実在する真正のRFIDであることが判るので、リレー攻撃によるクラッキングを未然に防ぐことが可能になる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 秘密鍵を保持し、外部から受信するチャレンジ値と前記秘密鍵を用いて応答値を算出する応答値演算部を有する被認証装置と、前記被認証装置に対し、前記チャレンジ値の送信及び前記応答値の受信を行うメインチャネル送受信回路と、前記応答値演算部が演算処理にて発する物理的変化をアナログのサイドチャネル信号として受信するサイドチャネル信号受信回路と、前記メインチャネル送受信回路から受信する前記応答値の真贋を検証すると共に、前記サイドチャネル信号受信回路から受信する前記サイドチャネル信号の真贋を検証する照合
処理部とを具備する、認証システム。
【請求項2】
 前記照合処理部は、前記サイドチャネル信号受信回路から受信した前記サイドチャネル信号をデジタルデータに変換した受信サイドチャネルデータと、前記秘密鍵と前記チャレンジ値を用いて演算処理にて生成したサイドチャネルモデルデータとの類似性を算出し、所定の閾値と比較する、請求項1に記載の認証システム。
【請求項3】
 前記照合処理部は、前記受信サイドチャネルデータと前記サイドチャネルモデルデータとの相関係数を算出する、請求項2に記載の認証システム。
【請求項4】
 更に、前記チャレンジ値を生成するチャレンジ値生成部と、前記秘密鍵と前記チャレンジ値を用いて演算処理にて前記サイドチャネルモデルデータを生成するサイドチャネルデータ生成部とを具備する、請求項3に記載の認証システム。
【請求項5】
 更に、
 前記被認証装置を一意に識別するID情報が格納されるID情報フィールドと、前記秘密鍵が格納される秘密鍵フィールドと、前記チャレンジ値が格納されるチャレンジ値フィールドと、前記秘密鍵と前記チャレンジ値を用いて演算処理にて生成される前記サイドチャネルモデルデータが格納されるサイドチャネルモデルデータフィールドと、該当レコードが使用済みであるか否かを示すフラグ情報が格納される使用済みフラグフィールドとを有する被認証装置テーブルとを具備し、前記照合処理部が認証処理において使用した前記被認証装置テーブルにおけるレコードの、前記使用済みフラグフィールドは、認証処理が遂行された際に使用済みである旨が記録される、請求項3に記載の認証システム。
【請求項6】
 秘密鍵を保持し、外部から受信するチャレンジ値と前記秘密鍵を用いて応答値を算出する応答値演算部を有する被認証装置と、前記被認証装置に対し、前記チャレンジ値の送信を行うメインチャネル送信回路と、前記応答値演算部が演算処理にて発する物理的変化をアナログのサイドチャネル信号として受信するサイドチャネル信号受信回路と、前記被認証装置を一意に識別するID情報が格納されるID情報フィールドと、前記秘密鍵が格納される秘密鍵フィールドとを有する被認証装置テーブルと、前記サイドチャネル信号受信回路から受信した前記サイドチャネル信号をデジタルデータに変換した受信サイドチャネルデータに対し、前記被認証装置テーブルの全レコードの前記秘密鍵フィールドに格納される秘密鍵と前記チャレンジ値を用いて演算処理にて生成したサイドチャネルモデルデータが最も類似するレコードを特定することで、前記被認証装置のID情報の特定と真贋を判定する照合処理部とを具備する、認証システム。
【請求項7】
 前記照合処理部は、前記受信サイドチャネルデータと前記サイドチャネルモデルデータとの相関係数を算出する、請求項6に記載の認証システム。

発明の名称 キャピラリーナノファイバー、検出システム及び検出方法
技術分野 ものづくり, ナノテクノロジー
出願番号 特願2013-262060
概要

【要約】
【課題】 キャピラリーを用いた極微量物質の検出技術において、より一層微量のサンプルで極微量物質を検出する。
【解決手段】 本発明のキャピラリーナノファイバー1は、ナノキャピラリー2と、第1ナノ光ファイバー4とを備える。ナノキャピラリー2は、内部に光透過性液体を流通させる貫通孔2aが形成された光透過性を有する第1管部11を含み、第1管部11の外径が、第1管部11を伝搬する光の波長以下のサイズである。また、第1ナノ光ファイバー4は、外径が第1管部11を伝搬する光の波長以下のサイズである第1光導波路を有し、第1光導波路の一部が第1管部11の一方の端部側のナノキャピラリー2内の所定位置に接続され、第1光導波路の一部を介してナノキャピラリー2を伝搬する光の一部を取り込む。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 内部に光透過性液体を流通させる貫通孔が形成された光透過性を有する第1管部を含み、該第1管部の外径が、該第1管部の貫通孔に該光透過性液体が流通した状態で該第1管部を伝搬する光の波長以下のサイズであるナノキャピラリーと、外径が前記第1管部を伝搬する前記光の波長以下のサイズである第1光導波路を有し、該第1光導波路の一部が前記第1管部の一方の端部側の前記ナノキャピラリー内の所定位置に接続され、該第1光導波路の一部を介して前記ナノキャピラリーを伝搬する前記光の一部を取り込む第1ナノ光ファイバーと、を備えるキャピラリーナノファイバー。
【請求項2】
 前記第1管部の貫通孔に該光透過性液体が流通した状態で前記第1管部を伝搬する光に対して所定の共振条件で共振作用を与える共振器を、さらに備える請求項1に記載のキャピラリーナノファイバー。
【請求項3】
 外径が前記第1管部を伝搬する前記光の波長以下のサイズである第2光導波路を有し、該第2光導波路の一部が前記第1管部の他方の端部側の前記ナノキャピラリー内の所定位
置に接続され、該第2光導波路の一部を介して前記ナノキャピラリーに前記光を入射する第2ナノ光ファイバーを、さらに備える請求項2に記載のキャピラリーナノファイバー。
【請求項4】
 前記共振器が、前記第1管部の表面に形成された所定周期の凹凸パターンにより構成される請求項2又は3に記載のキャピラリーナノファイバー。
【請求項5】
 前記共振器が、前記第1管部の表面に所定周期で交互に形成された第1の屈折率を有する第1領域と、該第1の屈折率とは異なる第2の屈折率を有する第2領域とにより構成さ
れる請求項2又は3に記載のキャピラリーナノファイバー。
【請求項6】
 光透過性を有する凹凸構造体で構成された前記共振器が表面に形成された光学的機能部材を、さらに備え、前記光学的機能部材が、前記ナノキャピラリーに対して、前記第1管部に前記光が伝搬した際に生成される近接場と前記凹凸構造体の一部とが重なるような位置に配置されている請求項2又は3に記載のキャピラリーナノファイバー。
【請求項7】
 前記第1管部の他方の端部側の前記第1管部内の所定位置に設けられ、前記第1管部の貫通孔に前記光透過性液体が流通した状態で前記第1管部を伝搬する光のうち、前記第1管部の他方の端部側に向かって伝搬する光成分の一部を反対方向に反射させる反射器を、さらに備え、前記第1管部を伝搬する光が、前記光透過性液体に含まれる、ラベリングされた所定の
極微量物質から発生した蛍光である請求項1に記載のキャピラリーナノファイバー。
【請求項8】
 前記ナノキャピラリーは、さらに、前記第1管部の前記光透過性液体の流出側に配置され、前記第1管部に形成された貫通孔の直径より大きな直径を有する貫通孔が内部に形成された光透過性を有する第2管部と、前記第1管部の前記光透過性液体の流入側に配置され、前記第1管部に形成された貫通孔の直径より大きな直径を有する貫通孔が内部に形成された光透過性を有する第3管部と、前記第1管部の前記光透過性液体の流出側端部と前記第2管部との間を接続し、前記第1管部の貫通孔と前記第2管部の貫通孔とを連通させる貫通孔が内部に形成され、且つ、外径が前記第1管部の前記光透過性液体の流出側端部から前記第2管部に向かって連続的に大きくなる第4管部と、前記第1管部の前記光透過性液体の流入側端部と前記第3管部との間を接続し、前記第1管部の貫通孔と前記第3管部の貫通孔とを連通させる貫通孔が内部に形成され、且つ、外径が前記第1管部の前記光透過性液体の流入側端部から前記第3管部に向かって連続的に大きくなる第5管部と、を有し、前記第1ナノ光ファイバーの前記第1光導波路の一部が、前記第4管部又は前記第5管部に接続されている請求項1~7のいずれか一項に記載のキャピラリーナノファイバ―。
(以下省略)

発明の名称 ゲームシステム、ゲームサーバ及びゲーム遂行方法
技術分野 IT
出願番号 特願2013-231305
概要

【要約】
【課題】不確実性を有するゲームについて、複数のクライアントに対して共通にゲームを遂行するための基盤となる環境を実現する、ゲームシステム、ゲームサーバ及びゲーム遂行方法を提供する。
【解決手段】本実施形態のカーリングゲームシステム101は、"BESTSHOT"コマンドと"RUNSHOT"コマンドを規定し、物理シミュレータ305でリンクを計算機上で再現する環境を提供する。カーリングゲームシステム101と共通の物理シミュレータ305を用いて、コマンド体系に沿うゲームクライアント103を開発することで、開発者はカーリングのゲームアルゴリズムの開発にのみ集中することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 ゲームエリア内の移動体に所定の力を与えて移動させるショットの、ゲームの進行上好適と判断するベストショット情報に対し、所定の乱数を与えて現実のショットを模擬した
かく乱済ショット情報を生成する乱数付与演算部と、前記乱数付与演算部が生成した前記かく乱済ショット情報に基づいて、前記ゲームエリア内に存在する前記移動体の座標情報を物理シミュレーション演算にて求める物理シミュレータと、前記物理シミュレータが算出した前記ゲームエリア内における前記移動体の座標情報に基づいてゲームのスコアを算出するゲーム処理部とを具備するゲームシステム。
【請求項2】
 更に、前記ベストショット情報を生成するショット演算部とを具備する、請求項1に記載のゲームシステム。
【請求項3】
 ゲームクライアントから送信される、ゲームエリア内の移動体に所定の力を与えて移動させるショットのうち、ゲームの進行上好適と判断するベストショット情報に対し、所定
の乱数を与えて現実のショットを模擬したかく乱済ショット情報を生成する乱数付与演算部と、前記乱数付与演算部が生成した前記かく乱済ショット情報に基づいて、前記ゲームエリ
ア内に存在する前記移動体の座標情報を物理シミュレーション演算にて求める物理シミュレータと、前記ベストショット情報を前記ゲームクライアントから受信して前記乱数付与演算部に与えると共に、前記物理シミュレータが算出した前記ゲームエリア内における前記移動体の座標情報を前記ゲームクライアントに送信するサーバ入出力制御部とを具備するゲームサーバ。
【請求項4】
 更に、前記物理シミュレータが算出した前記ゲームエリア内における前記移動体の座標情報に基づいてゲームのスコアを算出するゲーム処理部とを具備し、前記サーバ入出力制御部は前記ゲーム処理部が算出した前記スコアを前記ゲームクライアントに送信する、請求項3記載のゲームサーバ。
【請求項5】
 ゲームクライアントが、ゲームエリア内の移動体に所定の力を与えて移動させるショットのうち、ゲームの進行上好適と判断するベストショット情報をゲームサーバに送信する
ベストショット情報送信ステップと、前記ゲームサーバが、前記ベストショット情報に対し、所定の乱数を与えて現実のショットを模擬したかく乱済ショット情報を前記ゲームクライアントに送信するかく乱済ショット情報送信ステップと、前記ゲームサーバが、前記ベストショット情報に対し、所定の乱数を与えて現実のショットを模擬した前記かく乱済ショット情報に基づいて、前記ゲームエリア内に存在する前記移動体の座標情報を物理シミュレーション演算にて求め、前記移動体の座標情報を前記ゲームクライアントに送信する座標情報送信ステップと、前記ゲームサーバが、前記移動体の座標情報に基づいてゲームのスコアを算出して前記ゲームクライアントに送信するスコア情報送信ステップとを有するゲーム遂行方法。

発明の名称 無線通信装置、無線通信方法、および無線通信ネットワーク
技術分野 IT
出願番号 特願2013-215671
概要

【要約】
【課題】周波数センシングの検出性能を向上する。
【解決手段】マスターノードは、プライマリ信号のセンシングを協調して行う所定数の協調ノードから、協調ノードの現在位置、および協調ノードで観測されたプライマリ信号の受信信号電力を含む観測データを取得し、過去の平均受信電力を蓄積するデータベースから、所定数の協調ノードの現在位置に対応する平均受信電力を取得する。そして、マスターノードは、所定数の平均受信電力を用いて協調ノードごとの重み係数を算出し、受信信号電力を重み係数に基づいて重み付けして検定統計量を算出して、その検定統計量に基づいてプライマリ信号の有無を判定する。本技術は、例えば、コグニティブ無線を利用して通信を行う無線通信ネットワークに適用できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 プライマリユーザから出力されるプライマリ信号のセンシングを協調して行う所定数の協調ノードから、前記協調ノードの現在位置、および前記協調ノードで検出された前記プライマリ信号の検出結果を少なくとも含む観測データを取得する観測データ取得部と、所定の領域における観測位置ごとの過去の前記検出結果を用いて求められた統計情報を蓄積するデータベースから、所定数の前記協調ノードの現在位置に応じた前記観測位置に対応付けられている前記統計情報を取得する統計情報取得部と、所定数の前記統計情報を用いて、前記協調ノードごとの重み係数を算出する重み係数演算部と、前記観測データに含まれる前記検出結果を、前記重み係数に基づいて重み付けすることにより判定値を算出する判定値算出部と、前記判定値に基づいて前記プライマリ信号の有無を判定し、その判定結果を取得する判定部とを備える無線通信装置。
【請求項2】
 前記データベースに蓄積されている前記統計情報は、過去の前記検出結果の平均値を含む請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項3】
 前記データベースに蓄積されている前記統計情報は、前記観測データの時間軸に対する分布情報を含む請求項1または2に記載の無線通信装置。
【請求項4】
 前記協調ノードから取得される前記プライマリ信号の検出結果は、前記協調ノードが受信した前記プライマリ信号の受信信号電力である請求項1乃至3のいずれかに記載の無線通信装置。
【請求項5】
 前記協調ノードから取得される前記プライマリ信号の検出結果は、前記協調ノードが受信した前記プライマリ信号の特徴量である請求項1乃至3のいずれかに記載の無線通信装置。
【請求項6】
 プライマリユーザから出力されるプライマリ信号のセンシングを協調して行う所定数の協調ノードから、前記協調ノードの現在位置、および前記協調ノードで検出された前記プライマリ信号の検出結果を少なくとも含む観測データを取得し、所定の領域における観測位置ごとの過去の前記検出結果を用いて求められた統計情報を蓄積するデータベースから、所定数の前記協調ノードの現在位置に応じた前記観測位置に対応付けられている前記統計情報を取得し、所定数の前記統計情報を用いて、前記協調ノードごとの重み係数を算出し、前記観測データに含まれる前記検出結果を、前記重み係数に基づいて重み付けすることにより判定値を算出し、前記判定値に基づいて前記プライマリ信号の有無を判定し、その判定結果を取得するステップを含む無線通信方法。
【請求項7】
 プライマリユーザから出力されるプライマリ信号を検出した検出結果を提供し、前記プライマリ信号のセンシングを協調して行う所定数の協調ノードと、所定の領域における観測位置ごとの過去の検出結果を用いて求められた統計情報を蓄積するデータベースと、所定数の前記協調ノードから提供される前記検出結果に基づいて前記プライマリユーザの通信状態を把握するマスターノードと を備え、前記マスターノードは、所定数の前記協調ノードから、前記協調ノードの現在位置、および前記協調ノードで検出された前記プライマリ信号の検出結果を少なくとも含む観測データを取得する観測データ取得部と、前記データベースから、所定数の前記協調ノードの現在位置に応じた前記観測位置に対応付けられている前記統計情報を取得する統計情報取得部と、所定数の前記統計情報を用いて、前記協調ノードごとの重み係数を算出する重み係数演算部と、前記観測データに含まれる前記検出結果を、前記重み係数に基づいて重み付けすることにより判定値を算出する判定値算出部と、前記判定値に基づいて前記プライマリ信号の有無を判定し、その判定結果を取得する判定部とを有する無線通信ネットワーク。