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発明の名称 レーザー装置
技術分野 ものづくり, ナノテクノロジー
出願番号 特願2016-518246
概要

【要約】
複雑な構成を用いることなく、レーザー光と媒質の相互作用における線形及び非線形の光学特性を操作できるとともに、高出力且つ高ビーム品質の長波長域、及び、短波長域のレーザー光を長期間照射できる、(線形及び非線形)光学過程の操作方法及びレーザー装置を提供する。
 一又は複数の周波数の入射レーザー光を用いた線形及び非線形の光学過程において、発生レーザー光を含む該光学過程に関与する全てのレーザー光の異なる周波数間の相対位相を所望の値に操作することで、目的とする光学過程を実現することを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
 一つ又は複数の光源から発生した、一つ又は複数の周波数からなる入射レーザー光を、非線形光学媒質を透過させて出射させるレーザー装置であって、前記非線形光学媒質は、該光学媒質の内部に透明な分散媒質を1つ以上有し、該分散媒質は、発生レーザー光を含む該光学過程に関与する複数のレーザー光の異なる周波数間の相対位相関係が所望の値を近似的に満たすように求められる実効的厚みを備えて前記入射レーザー光の伝搬方向に沿った位置に配置されることを特徴とするレーザー装置。
(以下省略)

発明の名称 情報処理装置および情報処理方法、並びにプログラム
技術分野 IT
出願番号 特願2014-99050
概要

【課題】階層的なタイプ別のサービス効果の分析を多層化する。
【解決手段】階層的因子分析部は、処理対象となる全体の母集団を、特定の属性に従って階層的に複数の母集団に分類し、階層的に分類された母集団に対して共通性と異質性を把握できるモデルを仮定して因子分析を行い、タイプ分類部は、階層的に因子分析が行われた分析結果に基づいて、階層的に分類された母集団をタイプごとに分類する。そして、条件付き確率分布算出部は、階層的に分類された母集団についてタイプごとに条件付き確率分布を算出する。本技術は、例えば、タイプ別にサービス効果の分析を行う情報処理装置に適用できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 処理対象となる全体の母集団を、特定の属性に従って階層的に複数の母集団に分類し、3層以上に階層的に分類された前記母集団に対して共通性と異質性を把握できるモデルを仮定して因子分析を行う階層的因子分析部と、前記階層的因子分析部により階層的に因子分析が行われた分析結果に基づいて、階層的に分類された前記母集団をタイプごとに分類するタイプ分類部と、階層的に分類された前記母集団について前記タイプごとに条件付き確率分布を算出する条件付き確率分布算出部とを備える情報処理装置。
【請求項2】
 前記タイプ分類部により分類された前記タイプごとに、階層的に分類された前記母集団の構造方程式モデリングを作成する構造方程式モデリング部をさらに備える請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
 入力されたデータの変数について、3層以上に階層的に分類された前記母集団ごとに、度数分布、平均値および標準偏差、並びに、相関係数を算出する処理を行うデータ検討部をさらに備える請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
 前記階層的因子分析部は、各母集団の因子得点平均が0となるように規準化して因子分析する第1の階層的分析方法による因子分析を行い、各母集団における確認的因子分析を行う第2の階層的分析方法による因子分析を行い、前記第1の階層的分析方法による分析結果および前記第2の階層的分析方法による分析
結果を比較するための適合度指標を算出して提示し、いずれかの分析方法の選択を行わせる分析方法選択部をさらに備える請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
 前記階層的因子分析部による因子分析、前記タイプ分類部による前記タイプの分類、および、前記条件付き確率分布算出部による条件付き確率分布の算出の順番で、それぞれの処理を行わせる指示を入力する入力インタフェースが配置された操作画面が表示される請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
 処理対象となる全体の母集団を、特定の属性に従って階層的に複数の母集団に分類し、3層以上に階層的に分類された前記母集団に対して共通性と異質性を把握できるモデルを仮定して因子分析を行い、 階層的に因子分析が行われた分析結果に基づいて、階層的に分類された前記母集団をタイプごとに分類し、階層的に分類された前記母集団について前記タイプごとに条件付き確率分布を算出するステップを含む情報処理方法。
【請求項7】
 処理対象となる全体の母集団を、特定の属性に従って階層的に複数の母集団に分類し、3層以上に階層的に分類された前記母集団に対して共通性と異質性を把握できるモデルを仮定して因子分析を行い、階層的に因子分析が行われた分析結果に基づいて、階層的に分類された前記母集団をタイプごとに分類し、階層的に分類された前記母集団について前記タイプごとに条件付き確率分布を算出するステップを含む情報処理をコンピュータに実行させるプログラム。

発明の名称 新規複素環式化合物及びその塩、並びに、発光基質組成物
技術分野 環境/有機化学/無機化学
出願番号 特願2014-189314
概要

【要約】pHが中性付近の緩衝液への溶解性に優れ、ホタル生物発光系における発光基質として利用可能な新規化合物の提供。

【発明の詳細な説明】
 本発明は、新規複素環式化合物及びその塩、並びに、発光基質組成物に関し、特には、pHが中性付近の緩衝液への溶解性に優れ、ホタル生物発光系における発光基質として利用可能な複素環式化合物に関するものである。
 生物発光系の中でも、ホタルの発光系は、発光効率に優れた系として知られている。該ホタルの発光系においては、発光基質であるホタルルシフェリンが、発光酵素のホタルルシフェラーゼと、アデノシン三リン酸(ATP)及びマグネシウムイオン(Mg2+)の存在下、励起状態のオキシルシフェリンに変換され、該オキシルシフェリンが基底状態へと失活する際に波長が約560nmの黄緑色の蛍光が発せられる。
 また、昨今、かかるホタルの発光系の発光基質の類似体として、多彩な発光波長を実現する化合物が合成されている。例えば、下記特許文献1には、ホタルルシフェリンのフェノール性水酸基を2級又は3級アミノ基で置換したルシフェリン誘導体が開示されている。また、下記特許文献2及び3には、ホタルルシフェリンと類似の分子構造を有するルシフェラーゼの発光基質が開示されている。
 これらのホタルルシフェリン類似体の中でも、長波長の光を発する発光基質は、長波長光は生体内での透過率が高いため、生体内深部の病巣を可視化するための標識材料として有望であり、例えば、和光純薬工業株式会社から商品名「アカルミネ」として、長波長光を発するホタルルシフェリン類似体が市販されている。
しかしながら、上記ホタル発光系の発光基質類似体は、多彩な発光波長を実現できるものの、水溶性が低く、特に、生体内深部の可視化に有用な長波長光を発する発光基質で顕著である。一般に、マウスやラット等の実験動物の生体内への投与においては、発光基質は1~15mg/ml程度の溶解度を有することが必要であるが、上記の長波長光を発する発光基質は、水への溶解度が約0.1mg/mlであり、実用性に問題が有った。
 これに対して、本発明者らは、特定の分子構造を有し、ホタル生物発光系における発光基質として機能する水に難溶性の発光基質を、ハロゲン化水素で塩化することで、ホタル生物発光系における発光能を保持しつつ、水溶性が大幅に向上することを見出している。
 しかしながら、上記水に難溶性の発光基質のハロゲン化水素塩は、生体内への投与のために、pHが中性付近の緩衝液に添加すると、水に難溶性の発光基質が析出してしまうという問題があった。また、上記水に難溶性の発光基質のハロゲン化水素塩をpHが約2の酸性溶液として、実験動物の生体内へ投与すると、生体内の細胞が適切に活動するためにpHが7.4前後で調節されている血液(細胞外液)のバランスが崩れる等の問題があり、実験動物への投与は可能であるが好ましくない。
 そこで、本発明の目的は、上記従来技術の問題を解決し、pHが中性付近の緩衝液への溶解性に優れ、ホタル生物発光系における発光基質として利用可能な新規化合物を提供することにある。本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、特定の複素環を有する化合物が、ホタル生物発光系における発光基質として機能する上、pHが中性付近の緩衝液への溶解性に優れることを見出し、本発明を完成させるに至った。

発明の名称 収音装置および収音方法、並びにプログラム
技術分野 IT
出願番号 特願2014-39642
概要

【要約】
【課題】所望音源からの音波をより確実に抽出して音声認識装置に出力する収音装置を提供する。
【解決手段】収音装置11は、所望音源から到来する音波を観測する複数個のマイクロホンが直線的に配置された第1のマイクロホンアレー121と、第1のマイクロホンアレーに対して平行に、所望音源から見て第1のマイクロホンアレーよりも手前側に配置され、所望音源から到来する音波を観測する複数個のマイクロホンが直線的に配置された第2のマイクロホンアレーと122を備え、複数の第1の音波信号に含まれる所望音源からの音波と複数の第2の音波信号に含まれる所望音源からの音波との関係性、および、複数の第1の音波信号に含まれる所望音源以外の音源からの音波と複数の第2の音波信号に含まれる所望音源以外の音源からの音波との関係性に基づいて、所望音源から到来する音波を抽出する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 直線的に配置された所定個数のマイクロホンにより、所望音源から到来する音波と前記所望音源以外の音源から到来する音波とを観測して得られる所定数の第1の音波信号を出力する第1のマイクロホンアレーと、前記第1のマイクロホンアレーに対して略平行に、前記所望音源から見て前記第1のマイクロホンアレーよりも手前側に配置され、直線的に配置された所定個数のマイクロホンにより、前記所望音源から到来する音波と前記所望音源以外の音源から到来する音波とを観測して得られる所定数の第2の音波信号を出力する第2のマイクロホンアレーと、所定数の前記第1の音波信号に含まれる前記所望音源からの音波の成分と所定数の前記第2の音波信号に含まれる前記所望音源からの音波の成分との関係性、および、所定数の前記第1の音波信号に含まれる前記所望音源以外の音源からの音波の成分と所定数の前記第2の音波信号に含まれる前記所望音源以外の音源からの音波の成分との関係性に基づいて、前記所望音源から到来する音波を抽出する抽出処理部とを備える収音装置。
【請求項2】
 前記第1および第2のマイクロホンアレーの各マイクロホンでは、前記所望音源からの音波が球面状に広がりながら伝播する球面波として観測されるとともに、前記所望音源以外の音源からの音波が平面的に伝搬する平面波として観測され、前記抽出処理部は、所定数の前記第1の音波信号に含まれる前記球面波の成分と前記第2の音波信号に含まれる前記球面波の成分との関係性、並びに、所定数の前記第1の音波信号に含まれる前記平面波の成分と前記第2の音波信号に含まれる前記平面波の成分との関係性に基づいて、前記球面波を抽出する請求項1に記載の収音装置。
【請求項3】
 前記抽出処理部は、所定数の前記第1の音波信号に対してそれぞれ高速フーリエ変換を施すことにより、所定数の第1の周波数領域信号を算出する所定個数の第1の高速フーリエ変換部と、所定数の前記第2の音波信号に対してそれぞれ高速フーリエ変換を施すことにより、所定数の第2の周波数領域信号を算出する所定個数の第2の高速フーリエ変換部と、所定数の前記第1の周波数領域信号に対して、前記第1のマイクロホンアレーの各マイクロホンの位置に従った空間フーリエ変換を施すことにより、前記第1のマイクロホン
アレーに到来する音波の波数を引数とする関数により表される第1の波数領域信号を求める第1の空間フーリエ変換部と、所定数の前記第2の周波数領域信号に対して、前記第2のマイクロホンアレーの各マイクロホンの位置に従った空間フーリエ変換を施すことにより、前記第2のマイクロホンアレーに到来する音波の波数を引数とする関数により表される第2の波数領域信号を求める第2の空間フーリエ変換部と、前記第1の波数領域信号および前記第2の波数領域信号から、前記第1の音波信号または前記第2の音波信号に含まれる前記球面波の成分が空間フーリエ変換された球面波成分波数領域信号を算出する球面波抽出処理部とを有する請求項2に記載の収音装置。
(以下省略)