2017.02.3
2017年3月2日(木)、みなとパーク芝浦にて「人工知能が拓く新ビジネス創出セミナー2017」を開催いたします。人工知能による様々なビジネスモデル・先端技術に関心がある方は是非ご参加ください。
人工知能は、第4次産業革命の中核とも言っても過言ではないほど重要な位置づけにあり、 人工知能の活用の有無が企業の成長力の差別化要因にもなりつつあります。そして、人工知能のポイントの一つとして「多様性」があり、多種多様なアルゴリズムと その特徴・応用手法を理解しつつ、連携により最先端の人工知能技術を活用することで、従来の延長線上を超えた新しいビジネスモデルを生み出すことが期待できます。 本セミナーでは、人工知能による様々な最先端技術とビジネスモデルをご紹介し、 多様な連携を促進することで新ビジネスの創出を目指します。
【日時】
平成29年3月2日(木) セミナー:13:00~17:00 交流会:17:15~
【会場】
みなとパーク芝浦 1階リーブラホール(港区芝浦1-16-1)
【定員】
200名(先着順)
※港区内・区外の企業・大学・公的機関・NPO・自治体・個人等を含めて幅広くご参加可能です。
【参加費】
セミナー:無料 交流会:1,000円(当日お支払)
【申込方法】
申込期間:平成29年2月2日(木)~2月28日(火)
電話/みなとコール 03(5472)3710
受付時間/9:00~17:00 ※2月2日のみ15:00~17:00
<スケジュール>
1)13:00~13:25
人工知能分野におけるオープンイノベーション・ハブ拠点の形成に向けて
国立研究開発法人産業技術総合研究所 人工知能研究センター 北村 光司
産総研は東京大学柏キャンパスに産学官連携拠点を建設するほか、産総研臨海副都心センターを拡張。国内外から研究者を集め、企業と共同開発する。AIとモノづくりを融合し、社会実装を前提とした初の革新的オープンイノベーション・ハブ拠点で第4次産業革命を後押しする。
2)13:25~13:50
学んで答える、小さなロボット「Kibiro」が生み出す、人間の機微を活かした新しいビジネス
株式会社FRONTEOコミュニケーションズ 代表取締役社長 斎藤 匠
FRONTEOが独自開発した日本発の人工知能エンジン「KIBIT(キビット)」は、テキストデータを対象に、少数の教師データから人間が持つ暗黙知・判断の仕組み・感覚を学習し、その判断軸に沿って様々な規模のデータを評価することができます。KIBITを搭載したロボット「Kibiro(キビロ)」をご紹介しながら、人工知能が生み出すビジネスチャンスについてご説明します。
3)13:50~14:15
ICArUS、MICrONSに基づく人工知能のビックデータ解析サービス
株式会社ショーケース・ティービー 取締役CTO 弓削田 公司
独自の人工知能(AI)技術でビックデータ解析サービスを提供する米国シリコンバレーのAdatos Pte Ltd.、および、米国の知能高等研究計画局(IARPA)によって開発されたプロジェクトに基づく独自の人工知能(AI)技術「ICArUS」を用いて、金融業界ならびにEC業界を中心とした日本企業に対して、ビックデータ解析・分析サービスを提供する。
4)14:15~14:40
人工知能による対話型アシスタントプラットフォーム「netpeople」
イナゴ株式会社 風見 清司
次世代を見据えたユーザーオリエンテッドな対話型アシスタントプラットフォーム「netpeople」は、独自のゴール共有型会話機能、文脈把握技術、自然言語理解技術等により、ユーザーとの対話を通して、ユーザーのやりたいことの意図をくみ取り、積極的に質問や発話を行いながら、より快適な情報サービスの 利用をアシストする。モバイル、PC, 自動車、家電にも対応し、IoT時代に向けたユーザーとコンピュータとの生きたコミュニケーションの活性化を支援する。
5)14:40~15:05
ビジネスモデルに適したAI開発を可能にする機械学習フレームワーク「ReNom(リノーム)」
株式会社グリッド テクノロジーソリューショングループ 蝦名 拓也
コスト削減や売上拡大、リスク管理などビジネス上の課題解決にDeep Learningを活用するには、それぞれのデータセットに適した学習アルゴリズムやパラメータの選択、学習済みAIのシステム組込みが不可欠。自社開発のAIフレームワーク「ReNom」を核とし、データ前処理や学習済みAIの出力機能、仮説検証から実装までの様々なノウハウ提供も含めてサービス化していく。
15:05~15:20 休憩
6)15:20~15:45
人工知能によるライフログデータ等の統合・解析による新たなウェルネス・ヘルスケアビジネスの創出
株式会社FiNC
ウェルネス・ヘルスケア領域に特化した人工知能研究所「FiNC Wellness AI Lab」を東京大学 松尾 豊 准教授と共同で立ち上げた。蓄積したライフログや健診データ等の膨大かつ複合的なデータを人工知能により統合・解析し、ウェルネス、ヘルスケア領域でのさらなる利活用を図る。また、基礎技術の開拓を進め、食品・保険・医療など幅広い分野で活用するための活動基盤の構築、及び協業体制の強化にも注力していく。
7)15:45~16:10
「生体センシング」×「人工知能」による高精度の健康状態の把握と健康リスク予測
株式会社ソシオネクスト
株式会社ソシオネクストのSoCベースのモバイル生体センサー「viewphii」はケーブルレスのモバイル型端末で、超音波画像や連続血圧、心電などを測定しデータを統合管理できる。これらのデータを東京工業大学発ベンチャーであるSOINNの人工知能エンジンが学習することで、健康状態の把握や将来の健康リスク予測をこれまでになく高い精度で、短期間かつ低コストで実現することを目指す。
8)16:10~16:35
汎用ニューラルネットワーク計算のための超高電力効率な計算環境
国立大学法人電気通信大学 大学院情報理工学研究科 三輪 忍 准教授
ディープラーニングを始めとするニューラルネットワークの計算には膨大な時間とエネルギーを必要とする。近年はニューラルネットワーク計算にGPU 等の汎用アクセラレータを利用するのが一般的となってきているが、既存の計算環境はニューラルネットワーク計算に最適化されているとは言い難い。私の研究室ではGPUの10倍の電力効率向上を目標に汎用ニューラルネットワーク計算のための計算環境の研究を行っており、本講演ではその内容を紹介する。
9)16:35~17:00
マーケティングオートメーションと人工知能による次世代のマーケティングテクノロジー
株式会社フロムスクラッチ 執行役員 三浦 將太
「B→Dash」は、企業が保有するユーザーデータ・広告データ・購買データなど、マーケティングプロセス上に存在する全てのビジネスデータを、一元的に統合・活用・分析できるSaaS型のマーケティングソリューション、“次世代型マーケティングプラットフォーム”です。蓄積されたビッグデータに人工知能技術を掛け合わせることで、全く新しい形のマーケティングソリューションが生まれます。本講演では、従来のマーケティングツールの誤解を解き、これからのマーケティングソリューションの本質についてご紹介します。
※終了後、交流会
主催/港区産業・地域振興支援部 産業振興課 03(3578)2551
企画運営/株式会社キャンパスクリエイト(電気通信大学TLO)
後援/フジサンケイビジネスアイ、イノベーションズアイ
協力/一般財団法人デジタルコンテンツ協会、西武信用金庫