発明の名称 | 高調波処理回路及びこれを用いた増幅回路 |
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技術分野 | IT |
出願日 | 平成19年8月1日 |
出願番号 | PCT/JP2007/065057 |
公開番号 | WO2008/018338 |
登録番号 | 特許第5177675号 |
出願人 | 国立大学法人電気通信大学 |
発明者 |
本城 和彦
石川 亮 |
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概要 | 【特許請求の範囲】 【請求項1】 増幅器の出力端子と負荷抵抗との間に接続されて、前記増幅器の出力端子に現れる高調波を処理するための回路であって、 第1インピーダンス調整部と、第2インピーダンス調整部とを備えており、 前記第1インピーダンス調整部は、結合分布定数線路を備えており、 前記結合分布定数線路は、前記増幅器の出力が入力されるものであり、かつ、前記増幅器の出力における基本波の波長(λ)の1/4の長さを有しており、 かつ、前記結合分布定数線路は、1本の入力側分布定数線路と、1本の出力側分布定数線路とを結合させることにより、この結合分布定数線路において偶数次高調波を処理できる構成となっており、 さらに、前記第1インピーダンス調整部は、偶数次高調波に対する入力インピーダンスを実質的に無限大に調整する構成となっており、 前記第1インピーダンス調整部と前記第2インピーダンス調整部とは、奇数次高調波に対する入力インピーダンスを実質的に零に調整する構成となっており、 さらに、前記第2インピーダンス調整部は、 前記結合分布定数線路の出力端子に接続され、かつ、基本波の波長(λ)の1/4の長さを有する、λ/2形成用の分布定数線路と、 前記λ/2形成用の分布定数線路の出力端子に互いに並列に接続された複数の終端開放分布定数線路とを有しており、 前記複数の終端開放分布定数線路は、 L=λ/(4m) (ただし、λは基本波の波長、mは1を除く正の奇数) で表される線路長Lを各々有している ことを特徴とする高調波処理回路。 【請求項2】 増幅器の出力端子と負荷抵抗との間に接続されて、前記増幅器の出力端子に現れる高調波を処理するための回路であって、 第1インピーダンス調整部と、第2インピーダンス調整部とを備えており、 前記第1インピーダンス調整部は、結合分布定数線路を備えており、 前記結合分布定数線路は、前記増幅器の出力が入力されるものであり、かつ、前記増幅器の出力における基本波の波長(λ)の1/4の長さを有しており、 かつ、前記結合分布定数線路は、1本の入力側分布定数線路と、1本の出力側分布定数線路とを結合させることにより、この結合分布定数線路において偶数次高調波を処理できる構成となっており、 さらに、前記第1インピーダンス調整部は、偶数次高調波に対する入力インピーダンスを実質的に零に調整する構成となっており、 前記第1インピーダンス調整部と前記第2インピーダンス調整部とは、奇数次高調波に対する入力インピーダンスを実質的に無限大に調整する構成となっており、 さらに、前記第2インピーダンス調整部は、 前記結合分布定数線路の出力端子に互いに並列に接続された複数の終端開放分布定数線路を有しており、 前記複数の終端開放分布定数線路は、 L=λ/(4m) (ただし、λは基本波の波長、mは1を除く正の奇数) で表される線路長Lを各々有している ことを特徴とする高調波処理回路。 【請求項3】 さらに、前記λ/2形成用の分布定数線路の出力端子に接続され、前記増幅器の出力端子での基本波のリアクタンス成分を補償する補償用分布定数線路を有することを特徴とする請求項1に記載の高調波処理回路。 【請求項4】 さらに、前記λ/2形成用の分布定数線路の出力端子に接続され、前記増幅器の出力端子での基本波のリアクタンス成分を補償するリアクタンス素子を有することを特徴とする請求項1に記載の高調波処理回路。 【請求項5】 請求項1~4のいずれか1項に記載の高調波処理回路における前記結合分布定数線路の入力端子が、前記増幅器の出力端子に接続されていることを特徴とする増幅回路。 【請求項6】 前記増幅器として増幅用トランジスタが用いられている請求項5に記載の増幅回路。 【請求項7】 前記増幅器として負性抵抗2端子増幅素子が用いられている請求項5に記載の増幅回路。 |
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