発明の名称 | 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び撮像装置 |
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技術分野 | IT |
出願日 | 平成25年4月23日 |
出願番号 | 特願2013-90432 |
公開番号 | 特開2014-215694 |
登録番号 | |
出願人 | 国立大学法人電気通信大学 |
発明者 |
張 煕
小林 達也 |
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概要 | 【課題】複数枚の撮影画像を用いて、より自然な合成画像を容易に生成する。 【特許請求の範囲】 【請求項1】 連続して撮影された複数枚の撮影画像の中から、画像の置き換えが行われる側の被置換撮影画像と、前記画像を置き換える側の置換側撮影画像とを選択する撮影画像選択部と、前記置換側撮影画像内の置換領域の外周周辺の領域である置換領域外周周辺領域を少なくとも含む第1の領域と、前記被置換撮影画像内の被置換領域の外周周辺の領域である被置換領域外周周辺領域を少なくとも含む第2の領域とを多重解像度に分解する多重解像度分解部と、前記多重解像度分解部で分解して得られた各周波数成分において、前記第2の領域の少なくとも一部の領域を、前記第1の領域の少なくとも一部の領域で置き換える置換処理部と、前記置換処理部で置き換えが行われた前記各周波数成分を再構成する第1の処理、又は前記第1の処理で得られた再構成画像と前記置換領域内の画像とを合成する第2の処理によって、合成画像を生成する合成画像生成部とを備えた画像処理装置。 【請求項2】 前記被置換領域外周周辺領域、及び前記置換領域外周周辺領域とは、前記被置換領域の外周と前記置換領域の外周を中心としてその内周側及び外周側に形成される領域であり、前記内周側に形成される内周側領域と前記外周側に形成される外周側領域とは、それぞれ、前記多重解像度分解部で用いられるフィルタのフィルタ長の少なくとも1.5倍の長さを幅として有する請求項1に記載の画像処理装置。 【請求項3】 前記多重解像度分解部は、離散ウェーブレット変換によって、前記第1の領域と前記第2の領域とを多重解像度に分解する請求項2に記載の画像処理装置。 【請求項4】 前記複数枚の撮影画像の中から、人物の顔の部分、及び前記顔の部位の部分を検出する顔検出部と、前記顔検出部が検出した前記顔の部位の画像を解析してその表情を推定する表情推定部とをさらに備え、前記撮影画像選択部は、前記表情推定部によって前記表情が良いと推定された前記顔の部分を少なくとも含む前記撮影画像を前記置換側撮影画像として選択し、前記置換側撮影画像として選択されていない前記撮影画像の中から、前記被置換撮影画像を選択する請求項3に記載の画像処理装置。 【請求項5】 前記置換側撮影画像の中から、前記置換領域として抽出する範囲を決定する置換領域範囲決定部をさらに備え、前記置換領域範囲決定部は、前記顔検出部で検出された前記顔部分全体を含み、かつ前記顔部分全体より広い所定の範囲を、前記置換領域として抽出する範囲と決定する請求項4に記載の画像処理装置。 【請求項6】 前記置換領域範囲決定部は、前記顔検出部が検出した前記顔の両目の部分の間隔に基づいて算出された顔の横幅と縦幅を、それぞれ少なくとも1.5倍して得られる短径と長径 とを有する楕円で囲われる範囲を、前記置換領域として抽出する範囲に決定する請求項5に記載の画像処理装置。 【請求項7】 前記多重解像度分解部は、前記第1の領域としての前記置換領域外周周辺領域と、前記第2の領域としての前記被置換領域外周周辺領域とをそれぞれ多重解像度に分解し、前記置換処理部は、前記多重解像度分解部で分解して得られた各周波数成分において、前記被置換領域外周周辺領域の前記内周側領域を前記置換領域外周周辺領域の前記外周側領域で置き換え、前記合成画像生成部は、前記第2の処理によって前記合成画像を生成する請求項5に記載の画像処理装置。 【請求項8】 前記多重解像度分解部は、前記第1の領域としての置換側撮影画像全体と、前記第2の領域としての被置換撮影画像全体とを多重解像度に分解し、前記置換処理部は、前記多重解像度分解部で分解して得られた各周波数成分に対して、前記被置換領域を前記置換領域で置き換え、前記合成画像生成部は、前記第1の処理によって前記合成画像を生成する請求項5に記載の画像処理装置。 【請求項9】 前記多重解像度分解部は、非間引きウェーブレット変換によって、前記第1の領域と前記第2の領域とを多重解像度に分解する請求項5に記載の画像処理装置。 (以下省略) |
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