発明の名称 | 最適波形の演算方法、プログラム及び最適波形演算装置 |
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技術分野 | IT |
出願日 | 平成26年2月3日 |
出願番号 | 特願2014-18907 |
公開番号 | 特開2015-146534 |
登録番号 | |
出願人 | 国立大学法人電気通信大学 |
発明者 |
田中 久陽
矢部 洋司 |
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概要 | 【要約】現実的な制約の下で、注入同期系における最適な入力信号を算出する具体的なアルゴリズムを提供する。 【特許請求の範囲】 【請求項1】 発振器を有する注入同期系に注入する入力信号f(θ)の最適波形を演算する方法であって、前記発振器の位相感受関数Z(θ)(ここで、θは入力信号の位相)を取得する処理と 、前記入力信号f(θ)のpノルムのpの値を取得する処理と、前記入力信号f(θ)の1周期の平均値が一定である第1の制約条件(1/(2π)*〈f(θ)〉=0)(〈 〉は、θについての1周期にわたる積分)と、前記入力信号f(θ)のpノルムが一定である第2の制約条件(||f||p=M)(Mは正の定数)の下で、前記位相感受関数Z(θ)及び前記pの値に基づいて、前記入力信号f(θ)の最適波形fopt,pを、次式を用いて計算する処理と、を含む最適波形の演算方法。 fopt,p=Msig[g(θ)](|g(θ)|/||g||q)1/p´ ただし、g(θ)=Z(θ+Δφ)-Z(θ)+λ、Δφ=φ+-φ-、φ+は前記発振器の位相結合関数が極小となるときの発振波形と入力波形の位相差、φ-は前記発振器の位相結合関数が極小となるときの発振波形と入力波形の位相差、p-1+q-1=1、p´=p-1、λはラグランジュの未定乗数。 【請求項2】 前記pの値が1<p<∞である場合には、関数Sp(Δφ,λ)=〈sig[g(θ)]|g(θ)|βZ´(θ+Δφ)〉(ただしβ=1/p´)と、関数Tp(Δφ,λ)=〈sig[g(θ)]|g(θ)|βZ´(θ+Δφ)〉の各々の交点の座標をすべて求め、複数の前記交点の座標(Δφ*,λ*)に対しヘッセ行列のへシアン|H(H)|を算出し、|H(H)|>0を満たす前記座標(Δφ*,λ*)を、最適値(Δφopt,λopt)であると判断して前記g(θ)の(Δφ,λ)に代入し、前記最適波形fopt,pを計算し、また、前記pの値がp=∞である場合には、関数Sp(Δφ,λ)=〈sig[g(θ)]Z´(θ+Δφ)〉と、関数Tp(Δφ,λ)=〈sig[g(θ)]〉の各々の交点の座標をすべて求め、複数の前記交点の座標(Δφ*,λ*)に対しヘッセ行列のへシアン|H(H)|を算出し、|H(H)|>0を満たす前記座標(Δφ*,λ*)を、最適値(Δφopt,λopt)であると判断して前記g(θ)の(Δφ,λ)に代入し、前記最適波形fopt,pを計算する請求項1に記載の最適波形の演算方法。 【請求項3】 前記pの値がp=1である場合には、前記入力信号f(θ)の最適波形f*,1として、次式を用い、 f*,1=-M[Δ(θ+Δφmax)-Δ(θ)] まず、位相結合関数Γ0(φ)=M[Z(φ+Δφ)-Z(φ)]の最大値と最小値の差が最大となるΔφを求め、求めたΔφを前記Δφmaxに代入し、前記最適波形f*,1を計算する 請求項1に記載の最適波形の演算方法。 (以下省略) |
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