発明の名称 | 思考支援システムおよび思考支援方法、並びにプログラム |
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技術分野 | IT |
出願日 | 平成28年12月28日 |
出願番号 | 特願2016-255642 |
公開番号 | 特開2018-102838 |
登録番号 | |
出願人 | 国立大学法人電気通信大学 |
発明者 |
伊藤 毅志
小林 筧季 |
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概要 | 【要約】 【課題】プレイヤが思考することに対する弊害となることを回避する。 【解決手段】思考支援システムは、所定のルールに従って、ゲーム進行の単位であるターンが交互に行われ、各ターンにおけるゲーム内容が反映されることによって局面が進んでいくターン制の思考ゲームにおいて、現在の局面から、少なくとも2ターン以上の所定数先の局面である未来局面を生成する処理を行う支援処理部と、支援処理部により生成された未来局面を、思考ゲームをプレイするプレイヤに提示する処理を行う未来局面提示処理部とを備える。本技術は、例えば、将棋などの思考ゲームを行うAIに適用できる。 【特許請求の範囲】 【請求項1】 所定のルールに従って、ゲーム進行の単位であるターンが交互に行われ、各ターンにおけるゲーム内容が反映されることによって局面が進んでいくターン制の思考ゲームにおいて、現在の局面から、少なくとも2ターン以上の所定数先の局面である未来局面を生成する処理を行う支援処理部と、前記支援処理部により生成された前記未来局面を、前記思考ゲームをプレイするプレイヤに提示する処理を行う未来局面提示処理部とを備える思考支援システム。 【請求項2】 前記支援処理部は、第1の所定数先の前記未来局面と、前記第1の所定数よりも先に進んだ第2の所定数先の前記未来局面とを生成し、前記未来局面提示処理部は、第1の所定数先の前記未来局面および第2の所定数先の前記未来局面のうち、少なくとも一方を提示する処理を行う請求項1に記載の思考支援システム。 【請求項3】 前記支援処理部により生成された複数パターンの前記未来局面を列挙して、前記プレイヤに提示する処理を行う未来局面列挙処理部をさらに備える請求項1または2に記載の思考支援システム。 【請求項4】 前記支援処理部は、複数パターンの第1の所定数先の前記未来局面と、複数パターンの前記第1の所定数よりも先に進んだ第2の所定数先の前記未来局面とを生成し、前記未来局面列挙処理部は、複数パターンの前記第1の所定数先の前記未来局面、および、複数パターンの前記第2の所定数先の前記未来局面のうち、少なくとも一方を列挙する処理を行う請求項3に記載の思考支援システム。 【請求項5】 前記未来局面列挙処理部は、前記プレイヤによる1回目の思考支援が要求されたときに、複数パターンの前記第2の所定数先の前記未来局面を列挙し、前記プレイヤによる2回目の思考支援が要求されたときに、複数パターンの前記第1の所定数先の前記未来局面を列挙する処理を行う請求項4に記載の思考支援システム。 【請求項6】 前記未来局面列挙処理部により列挙された前記未来局面の中から、前記プレイヤが何れかの前記未来局面を選択する操作内容を取得する操作内容取得部をさらに備え、前記未来局面提示処理部は、前記プレイヤにより選択された前記未来局面を提示する処理を行う請求項3乃至5のいずれかに記載の思考支援システム。 【請求項7】 前記プレイヤが対局している対局中の局面を表示する対局中局面表示領域、前記未来局面列挙処理部により列挙される複数の前記未来局面を表示する未来局面列挙領域、および、複数の前記未来局面の中から前記プレイヤにより選択された前記未来局面を表示する未来局面表示領域がレイアウトされた表示画面の表示制御を行う表示制御部をさらに備える請求項3乃至6に記載の思考支援システム。 【請求項8】 前記表示制御部は、前記未来局面列挙領域が前記表示画面の上側の略半分に配置され、前記対局中局面表示領域が前記表示画面の下側の略半分における右側に配置され、前記未来局面表示領域が前記表示画面の下側の略半分における左側に配置されるレイアウトとなるように表示制御を行う請求項7に記載の思考支援システム。 |
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