発明の名称 | トランジスタ最適負荷特性測定装置およびトランジスタ最適負荷特性測定方法 |
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技術分野 | ものづくり |
出願日 | 平成24年8月27日 |
出願番号 | 特願2012-187060 |
公開番号 | 特開2014-44130 |
登録番号 | |
出願人 | 国立大学法人電気通信大学 |
発明者 |
石川 亮
高山 洋一郎 |
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概要 | 【要約】 【課題】トランジスタの最適負荷特性を測定するにあたって、本来期待される動作周波数帯域での直接測定は従来の測定機材では難しく、また、コンピュータシミュレーションも困難である。 【解決手段】本発明によるトランジスタ最適負荷特性測定装置およびトランジスタ最適負荷特性測定方法では、トランジスタの特性を、入力信号の周波数に依存する寄生成分特性と、寄生成分特性以外の真性部特性に対する最適負荷特性とに分けてそれぞれに測定し、これらの測定結果に基づいてトランジスタ最適負荷特性を算出する。 【特許請求の範囲】 【請求項1】 任意の周波数帯域における特性を測定する対象となるトランジスタの各端子を接続する接続部と、前記接続部の入力側に入力することで前記トランジスタが大信号非線形動作を行う第1入力信号を生成し、前記特性のうち入力信号の周波数に依存する寄生成分特性を測定する際に前記大信号非線形動作時の前記接続部の出力側に入力する第2入力信号を生成し、か つ、前記特性のうち前記寄生成分特性以外の真性部特性に対する最適負荷特性を測定する際に前記大信号非線形動作時の前記接続部の前記出力側に入力する第3入力信号を生成する入力信号生成部と、前記寄生成分特性を測定し、かつ、前記真性部特性に対する最適負荷特性を測定する測定部と、前記寄生成分特性の測定値と、前記真性部特性に対する最適負荷特性の測定値とに基づいて、前記トランジスタの前記特性を算出する演算部とを具備するトランジスタ最適負荷特性測定装置。 【請求項2】 請求項1に記載のトランジスタ最適負荷特性測定装置において、前記第2入力信号の基本周波数は、前記任意の周波数帯域に含まれており、前記第3入力信号の基本周波数は、前記任意の周波数帯域より低い周波数帯域に含まれており、前記第1入力信号は、前記真性部特性に対する最適負荷特性を測定する際には前記第3入力信号に同期しているトランジスタ最適負荷特性測定装置。 【請求項3】 請求項1または2に記載のトランジスタ最適負荷特性測定装置において、前記接続部は、前記トランジスタのゲート、ドレインおよびソースを接続する第1接続端子、第2接続 端子および第3接続端子と、第1入力部が前記第2接続端子に接続された接続回路部とを具備し、前記接続部の前記入力側は、前記第1接続端子に導通した第1入力端子と、前記接続回路部の第2入力部に接続された第2入力端子とを具備し、前記接続部の前記出力側は、前記接続回路部の第1出力部に接続された第1出力端子と、前記接続回路部の第2出力部に接続された第2出力端子とを具備し、前記接続回路部は、前記第1入力部および前記第2入力部の間に接続された第1インピーダンス部と、前記第1インピーダンスに導通されて、かつ、前記第1出力部および前記第2出力部の間に接続された第2インピーダンス部とを具備するトランジスタ最適負荷特性測定装置。 【請求項4】 請求項1~3のいずれかに記載のトランジスタ最適負荷特性測定装置において、前記測定部は、前記真性部特性に対する最適負荷特性をインピーダンスとして測定する第1測定部と、 前記寄生成分特性をSパラメータ群として測定する第2測定部とを具備し、演算部は、前記Sパラメータ群をYパラメータ群に変換する変換部と、前記Yパラメータ群を前記真性部特性に対する最適負荷特性に加算して前記トランジスタの前記任意の周波数帯域における特性を算出する加算部とを具備するトランジスタ最適負荷特性測定装置。 【請求項5】 請求項4に記載のトランジスタ最適負荷特性測定装置において、前記演算部は、前記特性の算出結果に基づいて、前記トランジスタに適合する負荷回路のパラメータを算出する設計部 をさらに具備するトランジスタ最適負荷特性測定装置。 【請求項6】 任意の周波数帯域における特性を測定する対象となるトランジスタの各端子を接続部に接続することと、前記特性のうち入力信号の周波数に依存する寄生成分特性を測定することと、 前記特性のうち前記寄生成分特性以外の真性部特性に対する最適負荷特性を測定することと、前記寄生成分特性の測定値と、前記真性部特性に対する最適負荷特性の測定値とに基づ いて、前記トランジスタの前記特性を算出することとを具備し、前記寄生成分特性を測定することは、前記トランジスタが入力すると大信号非線形動作を行う第1入力信号を生成することと、前記第1入力信号を前記接続部の入力部に入力することと、前記任意の周波数帯域より低い周波数帯域に含まれる基本周波数を有する第3入力信号を生成することと、前記第3入力信号を前記接続部の出力側に入力することとを具備するトランジスタ最適負荷特性測定方法。 (以下省略) |
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